あの人たちは今
私が子供の頃、どういう訳か近所で学生を寄宿させるのが流行っていました。
私の家でもご多分にもれず、早稲田の男子学生が随時2,3人寄宿していたように記憶しています。
早大は同じ路線にある大学だし近くにグラウンドもあったので、学生にとっても何かと便利だったのかも知れません。
今では小さい女の子のいる家庭で、赤の他人である男子学生を同じ屋根の下に住まわせるなんて、絶対あり得ないでしょうけど、あのころは近所中で普通に学生に部屋を貸してたように思います。
当然というか、昼間は家にはいないのであまり遊んでもらった記憶はないんですが、やっぱり近所の小中学生の兄ちゃんと比べると、明らかに「大人だよなあ」と、やや羨望のまなざしになってしまうのです。
そういえば、すぐ裏のアパートの2階には女子大生が住んでいて、うちにいた学生が駆け落ちしたことがありました。
彼の部屋の北側の窓を開けると、ちょうど向かいのアパートの窓と向き合う形になるので、そこで仲良くなったようです。
私はこれは全く覚えてないので、両親は子供の教育上あまりよろしくないと思われる事件?はひた隠しにしてたのかも知れません。
大人になって聞いたところでは、娘さんの方が親に連絡したそうで(女は現実に戻りやすい?)双方の親が謝りにきて、その後お互い別なとこに住み移ったそうです。
我が家の監督不行届という気もしなくもないんですが、うーん、時代はラブ・アンド・ピースだったのですね。
あのころ家にいた学生たちも50、60のいいオジサンになってることでしょう。
もしかしたらどっかの会社の重役になって孫の1人でもいるか、あるいは政治家になって年金未払いで辞職してるかも知れません。
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