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2004.07.06

昔々、飛行機が落ちたずもな

「ずもな」→岩手の方言で「~という話です」という意味。「あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいたずもな」というように使う。岩手県遠野市には「ZUMONAビール」という発泡酒もある。



今から5年前、1999年のことです。
お正月気分も終わった1月21日、岩手の地方新聞社にお勤めの知り合いの方から突然電話をいただきました。
うわあ、お久しぶりです~!と言おうとして、電話の向こうの張りつめた声に、何事かと耳を傾けたところ
「ダンナさんの実家のそばに戦闘機が墜落したようなので、急いでご実家に連絡しなさい」ということでした。
血の気が引くというのはまさにこのことで、お礼を言うのもそこそこに、電話をかけました。
お義母さんが電話口に出て
「たしかにすごい音はしてたけど、墜落したとは知らなかった」ということで、まずは一安心。

新聞社に第一報が入ってすぐに連絡してくれたようなので、地元の人もまだ何が起きたのか分かっていない、といった状態でした。
後になって、詳しい話が入ってきました。
東北地方には米軍三沢基地があります。
この基地に配属のF16ジェット戦闘機が、北上山地を利用して低空飛行訓練をしていて墜落したという話でした。
幸い、墜落地点は人里から離れた山の中で、パイロットも脱出して無事だったようですが、山ひとつずれていたら大変な惨事になるところでした。

ずっと後になって知ったのですが、墜落の原因は・・・

パイロットがGスーツのジッパーが外れたことに気を取られていたのが墜落の原因。

なにそれ!!!?
この戦闘機っていくら?ジッパーひとつで廃車?
その前に、もしも人里に墜ちたりしたらどうしてくれるのよ!

って、他にもっと怒るべきところがありますね・・・。
とにかく、この訓練飛行、北朝鮮の峻険な山々を想定しての訓練だという噂が立ちました。
テポドン騒ぎまっさかりの時期です。

日本とアメリカの関係、他の国との関係、そしてその影響が自分の身近に降りかかるかも知れない事態に初めて遭遇して、いろいろ調べていたところ、最近になってこんな記事をみつけました。

「平和な空を求める釜石のつどい」は
asahi.com岩手版より

インタビューに答えている地元代表の方の、あきらめにも似た切ない声に、小さな活動ではどうにもならない悔しさが混じっています。
これも朝日系だから載せられた記事なのかも知れません。

私はネット上で政治や時事ものについて語るのは極力避けたいのですが、選挙を控えた今、こんな話もあったよ、ということでこの話は終わりにしたいと思います。

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