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2004.10.09

季節を感じる

ひさしぶりに茶道の話です(しかも真面目モード)。

実際、私も茶道を習うまでは、「たかがお茶をいれるのに、なんで人から習わなきゃいけないの?」って思ってたんです。
でも、これがやってみると季節や道具、あるいはお茶を飲んでもらうお客さんによってもいろーんな作法があって、こりゃあとても数年でなんとかなるもんじゃないなってのを実感しました。

裏千家の宗家のお宅には、4枚の襖に小さ~い文字でビッシリと点前の種類が書いてあるんだそうです。
今のお家元はそれを幼い頃に見せられて「こんなに覚えられない、逃げよう」と思ったとか(笑)。

茶道では茶釜の位置も季節によって変わってきます。
huro1.jpg
ちなみに、これは夏(5~9月)の位置で「風炉(ふろ)」と言います。
お茶を点てる人は釜と陶器の水差の正面に座り、お客は写真の右側に座るわけですね。
冬(11~4月)には写真の右手前の畳を切ってあるところに小さい囲炉裏のような「炉(ろ)」が入って、ここに茶釜をかけるんです。
夏は暑いからお客から少しでも火を遠ざけ、冬は寒いので火を近くに置こう、という配慮ですね。

さて、10月は寒い日もあれば、暖かい日もある中途半端な時期です。
ですので、今度は畳の左側にある釜を畳み中央に置くわけです。
これは「中置き」と言います。
ちょっとした道具の配置だけでも季節を感じられるんですね。

そんなところが茶道の良さのひとつでもあるのかなあと思っています。

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コメント

 茶道は、自然を侘びた形で昇華するという感じがします。完全に「自然」なのではなく、茶道から見る一場面が切り取られ、茶室に実現されているとでも云いましょうか。
 勿論、自然体で客人をもてなす、という素晴らしさと季節感の実現は関連もあるのでしょうね。

投稿: joker | 2004.10.10 21:34

>jokerさん
茶道は本当に季節や時間を大切にする世界ですよね~。

西洋の建築物やガーデニングなどは、どちらかと言うと
自然を征服するというイメージがありますが
日本の建物や植裁には、自然の中に溶け込み一体になる
という感じがします。

そんな日本人の自然の捉え方が根底にあって
茶道の侘の世界へと繋がっていったのかなあと。

床の間に飾られた野の花はもちろん、
菓子ひとつから、ご亭主の服装にまで
季節を感じることができて、
普段の生活では味わえない
ちょっぴり贅沢な時間を過ごさせてもらっています。

投稿: しのぶ | 2004.10.11 00:53

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» 季節感 [パーソナル・オピニオン]
季節を感じる ちょっとした道具の配置だけでも季節を感じられますよね♪私もそう思います。お点前が変わる頃なんか特に「あぁ~、もうこの季節かぁ~」って感じですね。 [続きを読む]

受信: 2004.11.17 23:58

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