ヤマアラシのトゲを飲む
久しぶりにお茶の話です。
茶道と言えば、耳かきの親分みたいな茶杓で抹茶をすくい、ほうきの子分みたいな茶筅でシャカシャカ混ぜていただくんですが、この茶筅というのがけっこうくせ者です。
お茶の教室みたいに、道具の扱いに慣れてない人が使い込んでいるところだと、茶筅の先っちょが折れてたりするんですよ。
完全に折れて無くなってるならまだいいけど、たまに、折れかけてるのがあって、これがものすごくキケン。
先日、教室で生徒さんの一人が点てたお茶をいただいたんですが。
なんか、口の中に違和感が・・・。
シャカシャカ混ぜたときに、茶筅の折れた切れ端がお茶に混ざっていて、それを一緒に口に入れてしまったんです。
こういうことはたまにあることなんで(笑)、私はさりげなく口元を拭くふりをして、切れ端を出そうとしたんです。
がっ!
出てこないっ!
というより、どんどん口の奥に入ってしまいます(涙)。
どうやら、ちぎれた部分の先端がヤマアラシのトゲのようにささくれだってしまって、もがけばもがくほど奥に入ってしまうようです。
というか、釣り針状態?
「飲んじゃったらどーしよ~~~っ!」
みんなが真面目に稽古しているところで、大口開けて指をつっこむわけにもいかず・・・。
ハッキリ言って、サザエさんの「んがぐぐっ」寸前です、しかも敵はトゲトゲだ~(涙)。
すると先生が私の不審な動き(涙)を察して、
「急いでお手洗いに行ってらっしゃい!」って声をかけてくださいました。
・・・先生も分かってらしたんですね。
お手洗いから帰ってきたら、先生に「よくあることだから気にしないで中座していいわよ」と言われました(ええっ!)。
そうそう中座できないお茶会でこんなアクシデントがあったら、どうするんだろう。
いや、きちんとしたお茶会なら、そんなボロボロの茶筅は使わないでしょう、多分・・・。
茶道やるのも命がけなんだな、と気持ちを新たにしてみました(涙)。
私の練習用の茶筅も、折れてるとこがあります。
ダンナ様、知らずに飲んでないかな(大汗)。
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コメント
こんなこともあるのですね~(^^;)
祖母が茶道の師範をしていて、母もずっと茶道をしている関係で、子供の頃から日常的に茶道に触れていたので、実は、抹茶も結構好きです。
たまに飲みたいなという時に、実家に帰っては点ててもらっていたのですが、それだと実家に帰らないと飲めないので、2年くらい前に母から茶碗と茶筅をもらってきました。
自分で買おうかな~と思ってたら、くれるというのでありがたく貰いました(笑)
よく考えてみれば、茶筅も消耗品ですものね。
わたしも気をつけなくちゃ(^^;)
投稿: れっこ | 2004.12.08 10:52
しのぶさ~ん、[ヤマアラシのトゲを飲む]は
おかしくって涙が止まらなかったですぅ。
あっ、ごめんなさい、しのぶさんにしてみたら大変な状況でした(◎_◎)
サザエさんの「んがぐぐっ」ですか?(^m^ )クスッ
よくあることなのですか?ちょっとこわいですぅ。
しのぶさんは、もしかしてサザエさんの妹さん風なのかしら?
楽しくって、チャ~ミングな方ですね(〃∇〃)キャッ♪
投稿: Rita | 2004.12.08 12:26
どうもはじめまして☆
Ritaさんのブログから飛んできました。
どうやらスタイルシートに関してお詳しいようなので、ぜひ色々教えていただきたいです。
ブログを初めて一ヶ月くらいなのですが、そろそろ色んな事にチャレンジして行きたいと思っています。アドバイスなどいただけたらうれしいです♪
良かったらうちのブログにも遊びに来てみてください♪
投稿: 砂肝 | 2004.12.08 17:07
>れっこさん
おお!れっこさんのおばあさまは、お茶の先生をなさってるんですねっ。
ちなみに、流派はどちらでしょうか?
ものすごくうらやましいですよ~。
私みたいに数年しかやってない人が点てるお茶と
おばあさまのような方が点てるお茶は
どういう訳か、同じ抹茶でも全く味が違います。
私が習っている裏千家茶道では、
お点前の中に、茶筅の穂先が折れていないか確認する動作があるんです。
でも、たいていは、手順を間違えないようにするのが精一杯で、
穂先なんか見てないんですよね(笑)。
抹茶飲むときは、ちょっとだけ気を付けてねっ。
>Ritaさん
やー、もーねえ、大変なんですよ~~。
教室で稽古をつけてもらってるときは
みんな真剣なので、あんまりバカできないし~~、って
いや、私だって一生懸命真面目にやってるんですけどね(涙)。
これはもう命の綱渡りですよね・・・。
茶道というのは、かように厳しい世界なのですっ(そうか??)
>砂肝さん
こちらこそ初めましてっ。
私もそれほど詳しい訳じゃないんですよ~(汗)。
だもんで、あまり頼りにならないかも知れませんが、
できる限り、調べてみたいと思います~。
砂肝さんも、いろいろ試してみてくださいねっ。
そのうち、カスタマイズが面白くて記事なんか書くどころじゃなくなりますよ(爆)。
投稿: しのぶ | 2004.12.08 21:42
はじめまして。
茶道で検索してお邪魔しました。
私は薄茶が点てられ濃茶を飲める程度です
お茶は少し堅苦しい面があると想っていますがブログ読ませていただき大変楽しい気持ちにさせて頂きました。
私も「ヤマアラシのトゲ」飲んでしまったことあります。
「備前」「伊羅保(いらぼ)」のお茶碗にも「ヤマアラシのトゲ」が出来やすいものがあります。
茶碗の肌の粗い方が薄茶は点てやすいのですが、お茶を頂くお客様は怖いですね。
先生も立派で明るい方に伝わってきました。
これを機会によろしくお願いいたします。
投稿: キヅカレ | 2004.12.09 20:41
>しのぶ さん
祖母はもう高齢なので、教える方も点てる方も今はしていません。
元気でいた頃は、お茶にお花に飛び回っていました。
そんな環境にいた母は、当然同じようにお茶もお花も嗜んでいたので、
わたしとは違って、典型的大和撫子なのかも(笑)
流派は、抹茶の方は、表千家です。
母は、今は煎茶道の方がメインかなぁという気もしますが。
茶道の作法には、必ず意味があるのだ、と母に言われたことがあります。
以前「アンタもやりなさいっ(ーー;)」と手ほどきをちょっとだけ受けましたので(^^;)
作法だけ覚えても、その動作の意味を理解していないと、
それは形だけのことで、おいしいお茶を楽しむことにはならない、
だったら、最初から作法なんか必要がないんだ、みたいなことを言われた記憶があります。
だから、ちゃんと気合を入れて習え、と母は言いたかったのかもしれないのですが(笑)
動作の裏側に意味があるということをしのぶさんのレスを読んで思い出しました。
投稿: れっこ | 2004.12.09 21:23
>キヅカレさん
初めましてっ。
私の先生は、チャキチャキの江戸っ娘という感じの
とてもさっぱりした方で、ヨン様大好きなので
今はヨン様の話についていけないと、とてもつらいのです(笑)。
私も、お茶は始めて3年半しか経ってなくて
つい最近、四ケ伝の許状をいただいたばかりなんです。
花月は、頭がこんがらがっちゃうけど、ゲームみたいで
とっても楽しいですよね~。
隣の人とぶつかっちゃったりとか(笑)。
人数が揃わないとなかなかできないので
「来週やるわよ」とお声がかかると必ず参加しています。
まだまだ点前の手順を考えながらやっているような状態なんですが
毎週、とっても楽しみにしています。
これからも、いろんなお茶の話をお聞きしたいと思うので、
どうか私からもよろしくお願いいたします。
>れっこさん
お母様は煎茶道をされてたんですねえ。
実は私も煎茶にするか、抹茶にするかですっごく悩んだのですけど
教室の場所とかの関係で、なんとなく(笑)抹茶になりまして。
でも、煎茶も面白そうですね~。
>>だから、ちゃんと気合を入れて習え、と母は言いたかったのかもしれないのですが(笑)
うんうん(笑)、私もれっこさんの環境をものすごくうらやましく思いますよ~。
でもねえ、やっぱりお母様が茶道の師範をされている方が
「肉親に教わると、ものすごく厳しいから嫌だ」って言ってました(笑)。
確かにそれは言えたかも(爆)。
投稿: しのぶ | 2004.12.10 00:08