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2006.05.23

スターバックスをテイスティング2

今回はスタバの新製品ピーベリー ブレンド(Peaberry Blend)をテイスティング。
(前回はコモドドラゴンブレンドとカフェ エスティマ ブレンドでした。)
できれば1回に2つの豆を紹介したいのですが、今回は個人的に興味深い豆なので、あえて単品で紹介します。


コーヒーの感想の前に、ある国の話をします。

東ティモールという国、私たちにはほとんど馴染みのない名前だと思います。
場所はここ、地図の赤い部分です。
面積は日本の長野県ほどの大きさで、人口は約80万人。
East_timor

東南アジア地域の例にもれず、ここも非植民化され続けた苦い歴史があります。
16世紀の大航海時代にはポルトガルやオランダにより、そして第二次大戦時代の日本、戦後のインドネシアやポルトガルによる被支配の歴史が続きました。

99年にようやく東ティモール民主共和国として独立しますが、その後も各地で暴動が起き、ついには多国籍軍が派遣される事態にまで発展しました。
日本の自衛隊も国連平和維持活動に出向いています。
しかしながら、未だに復興の目途がたっていないのが現実のようです。
東ティモールの経済状況は厳しく、国民一人あたりの所得(GDP)はたった500米ドル、世界の最貧国20カ国の一つとされています。

現在はコーヒーが唯一外貨を稼ぐことが可能な作物なのですが、そのコーヒーも国際的な供給過剰のために国際価格は下落しており、日本などからの援助で糊口を凌いでいるのが現実だと言えます。

さて、先日こんなニュースを発見しました。
無農薬・有機栽培の東ティモール産コーヒーはいかが? スターバックスや日本のNGOが販売
--日刊ベリタより--

各国でコーヒー農民の支援が始まっていますが、日本では2つのNGO団体が農家と直接取引をして日本に輸入、技術指導にも貢献しているそうです。
ここのコーヒー豆の生産には、農薬や化学肥料が使われていないので、有機製品ブームの日本でけっこう人気なのだそうです。
こんな風に、単なる同情や憐れみだけでなく、「良い物だから」買って、それが結果的にその国の糧になるというのは、とても素敵なことだと思います。

日本で通販などで買えるのはほとんどがここで売られているコーヒーのようです。
NPO法人アジア太平洋資料センター(Pacific Asia Resource Center/PARC)
ピースウィンズ・ジャパン(Peace Winds Japan) 

そして、日本以外での大手買い付け社がスターバックス、なのですね。
上記のニュースによると、スタバの豆には特に「東ティモール産」とは明記してない、ということでしたが、このコーヒーにはしっかりと書いてありました。
Starbucks Coffee Product Information ピーベリーブレンド

こちらのサイトには
「ブレンド:パプアニューギニア、ケニア、タンザニア、東ティモール
と、しっかり書いてありました。
他にも私が気づかないだけで、東ティモールのコーヒー豆がブレンドされているものがあるかも知れませんね。


うおおお、話がすっかり長くなってしまった(汗)。
ウラを取るのに数日かかっちゃったよ・・・。
という訳で、ようやく(大汗)コーヒーをいただきます。

味はスタバの豆の中ではかなり酸味が強調されていると思います。
コクはあまり強くなく、アジアン・コーヒーの割にはあっさりした味ではないかと。
かと言って、弱い味、と言うわけでは決してありません。
以前紹介したコモドドラゴン・ブレンドやカフェ・ベロナなどは、どちらかと言うとクセのある味でしたが、これは誰にでも合う味なんじゃないかな。
もしかしたら、ピーベリー豆が入ってるからなのでしょうか。

このコーヒーを飲みながら東南アジアにある国の平和について思いを巡らしてみるのも良いかも知れません。

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グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

うーみゅ、本題の前でお腹一杯だ。
ここ原産のコーヒーを手に取る事がかの国の経済発展に寄与すれば良いですね。それでもって、ふーんコーヒーっていろんな国の原産をブレンドしてる事があるのね、と勉強にもなりやした。いつもコーヒーは値段でしか選ばない(半泣)けど、どこ製かくらいは見てやろう。

で、東ティモールとくれば次はチベットネタで是非。

投稿: 三尉 | 2006.05.24 13:05

>三尉
すいません(笑)、私も東ティモールについては
簡単な説明だけで済まそうと思ってたんだけど
「これも書かなきゃ」「あれも言わなきゃ」ってやってるうちに
本題がかすんでしまいました(笑)。

で、コーヒー豆ってのは熱帯地方のような暖かい土地で生産されるんだけど
世界的にはアジア、アフリカ、中南米という感じで大まかにジャンル分けされてますね。
ちなみに、八丈島でも、量はとても少ないけどコーヒー豆を作ってるそうですよ。

アジアはコクのある力強い味、中南米は酸味があって軽い味、
アフリカはクセのない優しい味、と、無理矢理くくればこんな感じになりますかね。
もちろん今は、生産技術も発達して
昔のような大まかな分類では分けきれないいろーんな種類と特徴があるんですけどね。
これらの豆の特徴を合わせて、いろんな味にするのがいわゆるブレンド、ってヤツですね。
カクテルとかに近い感じ?

ただねえ、スタバって、どの豆もやたら深煎りにしちゃうんで
せっかくの微妙な味を分かりにくくしてるような気がするんですよね~。

というわけで、チベットではコーヒー豆は生産されてないし
リチャード・ギア様がすごいがんばってる、くらいしか知らないんで(汗)
記事にする力がありません(大汗)。
んまあでも、せっかくリクエストをいただいたので、
そのうち(笑)なにか書くかも知れません。

>>いつもコーヒーは値段でしか選ばない(半泣)けど

食品は何でもそうなんだけど、コーヒーも値段よりも鮮度だと思います。
だから安くても新しい豆なら、ちゃんとおいしくいただけると思いますよ~。

投稿: しのぶ | 2006.05.24 21:23

>三尉
ごめん、ウソ書いちゃった(大汗)。

>>ちなみに、八丈島でも、量はとても少ないけどコーヒー豆を作ってるそうですよ。

八丈島ではなく、父島だそうです。
ボニンコーヒーという名前で明治時代から栽培されてる
歴史のあるコーヒーだそうです。
まさに東京産のコーヒー豆、ということですね~。
なかなかおいしいコーヒーだということですが、
本土からだと、通販でしか買えないのかな。

実はこの父島、現在、世界自然遺産の候補に上がっていて
これが受理されると確かに固有種は守られるけど
農地の開発も制限されるので、コーヒー豆の生産者にとっては
少し困ったことになるそうです。
自然を取るか、生活を取るか、ここでも難しい問題になってるようですね。

投稿: しのぶ | 2006.05.25 00:34

あーご丁寧に詳細な解説ありがとうございまするm(__)m いつか9995円のコーヒーおごってあげなくちゃだね。
兄が手で一杯分ずつぐりぐり手で挽くやつを持ってるコーヒーフレーク(笑)なんだけど、試しに安い粉から落としてやったら長旅の直後と見えて「うん、なかなか美味いの飲んでるな」と来たもんで心の中で爆笑。アンタそれニッキュッパだよと。あーでも一応買いたてだったか?

そんなコーヒー味音痴なワタシは物心ついたころブルーマウンテンって東京は青山のコーヒーなんだと本気で思ってたっす。キリマンジャロってのは桐生にあるんじゃろと(これは嘘)

投稿: 三尉 | 2006.05.25 14:24

>三尉
やー、私も三尉のお兄さんのことバカにできませんよ~。
お父さんがいれてくれたコーヒーを
「これ、どっかのスーパーで買ってきたの?」って聞いちゃって
「専門店で買ったんだ!おまえなんか勘当だ!」とか激怒されちゃいましたもん(大汗)。
だってさあ、普段あまりコーヒー飲まない人だから
「それって何ヶ月前に買ったやつ?」みたいのだったんだもん・・・。
豆が古くなると、いやーな酸味が出て、すっごいマズイんですよね~。

その点、新しい豆はたとえ安くてもけっこううまいです。
私もドトールとかスタバができる前は
近所のお茶屋さんで300グラム600円とかのお徳用豆を買って
「うまいうまい」って飲んでましたよ~。

投稿: しのぶ | 2006.05.26 00:14

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投稿: North Face Sale | 2013.11.06 02:34

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投稿: Adela Morano | 2013.11.06 10:35

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投稿: Pandora Australia | 2013.11.06 14:18

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