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2006.06.15

月への隕石落下の瞬間

月に新しいクレーターができたそうです。
NASAが流星物体激突の瞬間の撮影に成功したということです。
A Meteoroid Hits the Moon(英文)

5月2日に月に落下した流星物体は、直径10インチ(約25.4センチ)の岩石で、時速85,000マイル(157,420km)で「雲の海(Mare Nubium)」に激突、3m×14mのクレーターを作りました。
じ、時速15万キロって・・・・。
このエネルギーはTNT爆弾4トン分に相当するということで、そう言われてもピンとこないんですが(笑)とにかくものすごい衝撃だったことは確かでしょう。

流星の衝突による閃光の持続時間は0.4秒ほど。
この瞬間を時間を7倍に延ばしたgifアニメーションで公開していますが、なーにしろ重い!(GIFアニメなのに3MBあったよ)
ので、またFlash作っちゃいました、240KBにしたのでちゃんと動くと思います(笑)。
下の三角ボタンを押すと再生できますよ。
画面の右上あたりにキラッと光るものが見えます。
再生時間約2秒の間の、ほんの一瞬なので見逃さないようにね。

これくらいの大きさの隕石なら、地球に墜ちたとしても大気圏で燃え尽きてしまうので、火球となって観測されることはあっても地表に到達することはまずないそうです。
しかし月には大気がないので、かなり小さい石でも大きな衝撃となるんですね。

NASAは将来、月に人を送り込む計画を立てていますが、大きな課題のひとつが落下物(隕石)への対処です。
わずか20センチほどの石が宇宙船や飛行士を襲えば致命的な損傷を引き起こすかも知れないんですね。
今のところ、月にどれくらいの頻度でどれくらいの大きさの隕石衝突があるのか、正確には分かっていないのだそうです。

今後は常に月をモニターして、月面着陸の際の安全性についても研究していくということです。

・・・月って雨は降らないけど石が降ってくるのね・・・。

追記:
NASAおよびJAXAでは画像・音声・映像などを、特定の人物(宇宙飛行士など)のものを除き、教育・広報・情報提供などの目的での使用を許可しています。
ただ、今回のようにgifアニメーションだったものをFlashに作り替えてアップしたことが、良いことだったのかは、少し自信がなかったりします・・・。
参考:
JAXAプライバシーポリシー
NASA/JPL Image Use Policy

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宇宙・星」カテゴリの記事

コメント

運動エネルギーってのは物体の質量に比例し、速度の二乗に比例するんで、時速15万kmなんて日にゃあ、あたしゃたとえ10インチの物体でも300m×1.4kmの穴があいてもあーそんなもんかって思っちゃうかも。意外と小さいんだな、という印象。
ちなみに現代のミサイルが時速5000kmくらい、最速は戦車砲かな?ミサイルより2,3割速いんじゃないかと。
このスピードなら豆腐でも人を殺せる、というか木っ端微塵らしいっす(汗)。近代兵器はその速さと着弾時の爆風の速度の向上が著しいんだよね。いそかぜを吹っ飛ばしたHMXオクトーゲンは秒速9.2km(=時速3.3万km)の爆風を出すというし、お台場で炸裂したTPEXなんてきっともっと(以下略)

月ってのは小さくて引力が小さいから落下速度も遅いのかなと思うけどどうなんだろ?でも地球は地球で大気が多少はエアクッションになるだろうし・・、月と地球、どっちが「空から降ってくるものに気をつけろ!!」なんでしょうか。

俺は家に帰るといろいろと小言が振ってくるよ(泣)

投稿: 三尉 | 2006.06.15 17:32

月といえばアメリカの宇宙飛行士が気持ちよさそうにスキップしてる映像を思い出すんですけど、隕石のことを考えると、あれはものすごい体をはったスキップだったんですね…。

今まで単純に「うらやましいな~」と思ってたんですけど、その気持ちは80パーセントほど減ってしまいました(笑)くわばら、くわばら (^^;

投稿: sumi | 2006.06.15 22:47

>三尉
うん、私も、時速15万キロで激突したものが
10mほどの穴しかあけないってどうなのよ?って思ったんだけど
原文だと85,000 mph (38 km/s)って書いてあるんで
間違ってはいないと思うんだけど、理数系の三尉、計算合ってる?

地球では流星群の観測はどちらかと言うと落下の危険を知るためより
電波障害を予測するためのものだったりしますよね。
ちなみに、地球の場合、直径100mほどの隕石なら
東京全体を跡形もなく吹っ飛ばすことができるそうです(汗)。
関東地方もほぼ全滅でしょうね・・・。
ただ、こういった落下物に関する研究って実はものすごく歴史が浅くて
今回の隕石もこんなに鮮明に撮影できたのは初めてなんですって。
つい10年ほど前まで、小惑星や彗星って
アマチュア天文家の方がたくさん発見してたしね。
今でも地球に大きな石が衝突する可能性って
数週間前にならないと正確には分からないんだそうですよ。
だから、彗星が近づくたびに「こいつは地球に激突する」なんて噂が
まことしやかに立つ訳だね。

それにねえ、地球はねえ、宇宙からの落下物よりも
もっと身近なとこからの落下物が多いからねえ・・・。
たとえばお小言とかね(涙)。

>sumiさん
スキップしてましたねえ!
これ、テレビでもやってたんですが、スキップしたときに転んだシーンもあって、
後で司令部からものすごーく怒られてましたよ(笑)。
宇宙服に穴でも開けたらえらいことですもんね~。

実は地球にも隕石は毎日のようにボッコボコ墜ちているんだけど
地球上で人間が住んでいる地域があまりに少ないために
(地球の7割は海ですしね)
見つかっていないだけなんですって。
言われてみれば、流れ星って隕石が燃え尽きて光るものだけど
あれって一晩で何個も見えますもんね。
それと同じように、月に人類がほんの数人降り立ったとしても
その場所に隕石が墜ちるのは宝くじで1等を当てるより低確率なのかも知れません。
ただ、どんなに低確率でも当たっちゃった場合は
取り返しのつかないことになりますもんね・・・。

60年代のアポロ計画は今見ると、自殺行為としか思えないような
危ないことを一杯やってたけど
あの頃は勢いだけで何でもできちゃう時代だったんでしょうね~。

投稿: しのぶ | 2006.06.15 23:52

しのぶさん、Aloha・・!。

月面での隕石には要注意・・・ですね。
今度行くことが有ったら気をつけます・・・(笑。

でも本当に頭に当ったら”イタイ!”・・・じゃ
すまないものね。

60年代のアポロ計画・・・確かに今見ると
月面に着陸して帰ってきたのは、殆ど奇跡・・・
の様な賭け・・・ですよね。
国家の威信なのか、冒険心なのか・・・??。

アポロのコックピットなんか今の車のほうが
よっぽど近代的・・・だよな~。

ではでは、Mahalo。

投稿: jazz | 2006.06.17 16:38

>jazzさん
はい(笑)、月に旅行されるときは流れ星には充分気をつけてくださいねっ。
地球では「わあ、綺麗」でも、月ではまさしく命取りですから。
あ、でも月には大気がないから流れ星は光りながら墜ちないのか・・・。

ほんと、現代のスペースシャトルでさえ悲惨な事故が何度か起きているのに
アポロでは訓練時以外では死者を出したことがない、というのが
とても不思議ですよね~。
よく言われるのが、当時のNASAのコンピューターはファミコンより性能が低かった、
ってヤツですけど、それは本当なのかは分からないけど
軌道計算なんかは、スタッフが計算尺使ってましたよ(驚)。
着陸も手動でやってましたしね・・・。

飛行士たちはそんな危険な任務をよくこなしたものだと思うけど
当時の映像を見ると、みーんなものすごく陽気でポジティブな人たちなんですよね。
月面でスキップしてみたり、月面移動車でドリフトしてみたり(笑)。
危機的状況でさえ楽しんでしまえるような強い精神力と、
なによりあの時代のアメリカという国の「若さ」がエネルギーだったんでしょうね~。

投稿: しのぶ | 2006.06.20 11:40

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