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2006.07.26

伝統芸能を観よう

みなさんがお住まいの地域には、昔から受け継がれる祭や伝統芸能がありますか?
歌舞伎や能などは国に認められて保存されるけど、地域で細々と受け継がれている伝統芸能は、どこも衰退の一途を辿っているようです・・・。

今回の帰省では岩手の伝統芸能にひたろうと思っています。
岩手の伝統芸能は、神楽(かぐら)、鬼剣舞(おにけんばい)、鹿踊り(ししおどり)などいろいろありますが、私が気に入ってるのが神楽と鬼剣舞です。

本当は釜石などで実際に神事として奉納される舞を拝見したいんですが、私たちが行く期間に奉納される舞はないようなんです。
それで、今回は内陸ではあるんですが、北上市の「みちのく芸能まつり」を見学することにしました。

こういった伝統芸能は、舞える人も、舞を教えられる人もどんどん少なくなっていると聞きます。
確かに伝統芸能は後生に受け継いでいってほしいとは思います。
ただ、誰だって「生活」ってものがあるし、あくまで部外者である私が自分は現代的な生活を送りながら、無責任に「ちゃんと保存してよ」などと言うのはノンキすぎるんでしょうね・・・。

「みちのく芸能まつり」では、市民ホールでの公演以外にも街頭での舞の披露もあるようなので、うまくいけば、モブログ投稿なんかもできるかもねっ。

*鬼剣舞(おにけんばい)
役の行者小角(えんのぎょうしゃ おづぬ)が、念仏を唱えながら踊ったのが始まりとも言われているので、仏教系(真言宗?)が源なんでしょうか。
他にもいろんな説があって実際のところ、正確な由来は分かってないようですね。
鬼の面をかぶり、赤いたすきをかけて、太刀や扇、金剛杖などを持って踊る姿は、とても勇壮で激しいものだそうです。

*神楽(かぐら)
神道の神事で奉納される歌舞で、早池峰神楽(はやちねかぐら)が有名です。
「国つくり」の日本神話(天照大神の岩戸隠れなど)にのっとった、物語性の強い舞のようです。
(かがり火の下でのコンデジ撮影なのでひどい写真ですが 汗)


*鹿踊り(ししおどり)
鹿の頭をかぶって踊るもので、こちらも非常に激しい舞です。
これも起源は定かでなく、狩猟で捕った鹿の供養であるとか、猟の安全を祈願するものだとかいろんな説があるようです。
(写真は吉祥寺での岩手物産展)

・・・って、自分で書いていながら、実はあまり詳しいことは分からないので、岩手の神楽や鬼剣舞についてご存じの方は、教えていただけると嬉しいです(大汗)。
ある程度予習してから行った方が良いかもね。

私自身、歴史のない東京のベッドタウンで生まれ育ったから、100年スパンで語られちゃうと弱いのよね~。

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

 動物の被り物をする芸能というのは、2系統あり、両方とも獅子舞と言いますが、被るのは獅子だったり虎だったり、鹿だったりします。
 ひとつは、何人かで扮装して趣向をこらす踊りの系統です。この踊りのうち、日本古来のアニミズムによるものが、一系統の「獅子舞」で、鹿踊りもそれです。
 動物の被り物なしで踊るものもあります。趣向として太鼓を叩きながら踊るのが太鼓踊りで、そひとつが「さんさ」です。
 被り物なしで、仏教と結びついたものは、鉦を叩いて念仏を唱えながら踊る「念仏踊り」になります。この念仏踊りが、修験道に結びついたのが鬼剣舞で、この鬼は仏の化身です。一方、念仏踊りを一カ所に集まって踊るようになったのが盆踊りです。
 もうひとつの系統の「獅子舞」は中国渡来のものです。獅子は霊獣ということで、獅子頭によって厄災を払うと信じられていました。
 この獅子舞を修験者が行い、各地を回って厄払いを行うようになりました。その際に、獅子舞とともに修験道の行法に、能・狂言、舞踊等の所作を取り入れ、神話や伝説を劇化して上演していました。これが山伏神楽で、村人達がそれを習って上演するようになったのが東北の神楽です。 一方、獅子舞と一緒に曲芸とかをしたのが太神楽です。この獅子が虎に変わったのが三陸の虎舞です。
 風流踊り−−−−1人立ち獅子舞−−−−鹿踊り
         太鼓踊り−−−−−さんさ踊り
         念仏踊り−−−−−鬼剣舞
 里神楽−−−−−獅子神楽−−−−山伏神楽
                 太神楽−−−−虎舞

投稿: 南郷力丸 | 2006.07.27 00:02

私も最近になって興味が湧いてきました。でも、全く知識が無かったので、南郷さんの説明でなるほど~と関心してます。
宮古の黒森神楽も地元では見たこと無いんですよ。私も次回の帰省時に観に行ってこうようかと。
しのぶさん、「みちのく芸能まつり」ルポ楽しみにしますよ~!

投稿: endunham | 2006.07.27 00:51

>南郷さん
ありがとうございます、さすがです。
久しぶりに「南郷力丸」を見た気がします。

最初に東北の神楽を知ったときに「なぜ東北地方で国造りの場面を?」と
思ったことがあります。
ただ、ものすごく山深い場所にも「修験者が開拓した里」のような伝承が残っているので
想像以上に彼らの行動範囲は広かったんだなと。

かえる飛びはどの系統にはいるんでしょうか?

>endunhamさん
私も最初は「起源は案外サッパリしたものなんだろう」と思ってたんですが
こーれーがー、片手間で調べただけじゃ歯が立たないんですよね~。
だから、南郷さんのコメントは本当に助かりました。
案外、地元に住んでいる人でも「良く分からない」ということがあるらしく
逆にあまりに身近すぎて、わざわざ由来や歴史まで考えなかった、
ということもあるみたいですね。
こういったことは、むしろ外にいる者の方が深く考えられるのかも知れません。

私では力不足ですが、レポ、がんばります~。

投稿: しのぶ | 2006.07.27 23:07

 東北の神楽じゃ、あんまり国造りの場面はしないんですが。
 山伏神楽だと、牛若丸の舞の「鞍馬」とか、信夫太郎の「信夫(しのぶ)」みたいな、勇ましいのが多いようです。
 滝沢村の田村神社の神楽のビデオですが、国造りというより、ここも、勇ましい神様です。
http://www.vill.takizawa.iwate.jp/ver2006/eizo.html

投稿: 南郷力丸 | 2006.07.28 00:10

>南郷さん
実はこの記事の神楽の写真がまさに「岩戸隠れ」のシーンなんです。
ひどい写真で本当に申し訳ないんですが
左端奥にいるのが天照大神で、この場面は確か
他の神のどんちゃん騒ぎにつられて岩戸から出てきたとこでした。
それで、「東北でなんで国つくりを演るんだろう」と。
東和の道の駅にある野外ステージでの演目だったので
もしかしたら観光客へのサービスだったのかも知れませんが、
こうして公開してるということは、演じることができる、ということですしね。

で、当然ながら長い年月を経るうちに、地域によって舞も違っているようで、
釜石の某神社に奉納される神楽はもっと激しいということです。

あと、川前神楽の方は少し鬼剣舞の要素も混じってますか?
例えば3人で太刀を振り回すところなど。

投稿: しのぶ | 2006.07.28 01:42

コメントありがとうございます!!
しのぶさんも、楽しい夏休みを過ごしてください!
夏休みの模様は、実家でUPするつもりですので、ぜひまた見てくださいね!!
ではでは。

投稿: masa | 2006.07.28 02:35

>masaさん
いよいよ今週末ですね~、一足先に岩手を堪能してきてくださいねっ。
東京地方もなんとなく暑くなってきてるので
岩手の方も気温がグングン上がりそうな予感です。
銀座で食べる盛岡冷麺もいいけど、やっぱ本場で食べるのが一番ですよね~。
私も寄り道できるかな?

投稿: しのぶ | 2006.07.29 09:55

初めまして、鹿踊りを見るだけでは飽き足らず、作り始めたのですが地味に活動を続けています。
「HPを更新する」と宣言しながら、もう既に一年orz.
最もアクセス等皆無です、暇な時にアクセス下さい。
お邪魔しました。

投稿: 阿弖流為 | 2007.07.30 16:20

>阿弖流為さん
こちらこそ初めまして、コメントありがとうございます~。

水沢で工房を開いてらっしゃるんですねっ。
花巻地方を中心とした鹿踊りは衣装もきらびやかで
舞いそのものも、とても気品にあふれた上品なものですね。
一方、遠野地方を中心とした鹿踊りは衣装も素朴で
舞いもやや猛々しい感じでしょうか。
統制のとれた花巻鹿踊りと、からまるように乱れ舞う遠野鹿踊り、
どちらもとても魅力があって私も大好きです。

去年、みちのく芸能まつりで見た鬼剣舞や鹿踊りにものすごく衝撃を受けまして、
今年は早池峰神楽も併せてぜひもう一度見たいと思ってたんですが
仕事等のスケジュールが都合つかなくて
来年に持ち越しになっちゃいました(涙)。
でも!!いつか絶対に見にいきます!!!

アテルイさんは、他の岩手の民俗芸能はお作りにならないんでしょうか?
岩手には美しく勇壮な舞いが無数にありますね。
東京にいて、なかなか岩手の民族芸能に触れる機会のない私にとって
アテルイさんの作品が増えるのがとても楽しみです。
どうかこれからもステキなフィギュアをたくさん制作してくださいねっ。

より多くの人に見てもらうには
検索サイトにひっかかりやすいブログを利用するという手もあるかと思います。

投稿: しのぶ | 2007.07.30 17:37

亀が呆れる程の、のんびり屋、コメント頂いてから1年半!
失礼の極みでした、申し訳有りません。
縁が有って、国立科学博物館で採用されました、製作の方向も決まって来て、太鼓系鹿踊りがメインで年に10数体と、マイペース。
去年は釜石の虎舞も作ってみたりと意欲だけは持ち続けています。
 お忘れかも知れませんでしたが、コメントさせて頂きました。

投稿: 新八(阿弖流為=改名しました) | 2009.02.28 10:01

>新八さん
お久しぶりです~!
こちらこそ、覚えていてくださってとっても嬉しいです!

おおお!上野の博物館に展示されるんですか?!!
本館2階南というと、ニホンカモシカなどの剥製が展示されてるとこですねっ。
私はや自然科学(特に恐竜 笑)がけっこう好きなので
「かはく」にはよく見学に行くんですが、
ここに鹿踊りが展示されてるということは、
日本の動物にちなんだ伝統芸能、という趣旨なのでしょうか。
常設展示室なので、まだ当分新八さんの作品を拝見できそうですね~。

じ・・・実は3月14日から恐竜展が開催されるんですが(笑)
そのときに合わせて本館も見学したいと思います~。

投稿: しのぶ | 2009.03.02 00:15

レスありがとうございました。
YouTubeに投稿したものを貼付けさせて頂きました。
http://www.youtube.com/watch?v=CI1W_zl5S0o&feature=channel_page

投稿: 新八(阿弖流為=改名しました) | 2009.03.03 08:31

>新八さん
これは良いものを拝見しました!
私がこの記事を書いた2006年、
YouTubeには鹿踊りも鬼剣舞もアップされてなくて
ネットで動画を探すのがとても苦労したのを覚えています。
新八さんがアップされた動画を一通り拝見して
また鹿踊りを岩手で見たくなりました・・・。
たまに物産展みたいな催事で鹿踊りがゲスト出演することもあるんですが
やっぱり当地で見るのが一番ですね。

・・・ちなみに、鹿踊りの動画を渡り歩いていたら
遠野に住んでいる知り合いの動画に行き当たりました(笑)。
世の中広いようで狭いですねっ。

投稿: しのぶ | 2009.03.03 22:22

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