2006入間航空祭2
2006入間航空祭1の続き、いよいよブルーインパルスの曲芸飛行のお披露目です。
風がほとんどないので航跡が美しく残るし、なによりこの見事な日本晴れ、航空ショーには最適の日でした。
会場で売っているカタログに曲芸の技名(演技名)が紹介されてるんですが、こちらのサイトでもそれぞれの名前と画像や動画が掲載されています。
■ブルーインパルス - 4th wing 11sq Blue impulse
ブルーインパルスの登場は午後1時からなので午前中は比較的すいてるんですが、お昼近くなるともう身動きできないほどの人ごみになります。
芋洗いどころの話じゃありませんて(汗)。
日差しが強いのでみんなグッタリ気味。
ずっと会場正面においてあったブルーたちにトラックがついて給油も完了、パイロットも乗り組みました。
キャノピーを閉じるとジェットエンジンが始動、会場は興奮の嵐です。
綺麗な縦列を作って写真右側へタキシングしながら、パイロットたちが観客に向かって手を振ってくれます。
もう誰もが血圧最上昇状態、そうか、爆睡してた人たちはこの瞬間のために体力温存してたのかっ。
全6機のうち、まずは4機がフィンガーチップフォーメーションと言われる菱形に並んで離陸。
あっという間に見えなくなったと思ったら、来ました!!!
これはダイヤモンドフォーメーションという形だそうです。
飛行機がこんなにくっついて飛んでるのなんて、普通は見かけないから、かなり「ぎょえ~~~っ!こわ~~~っ」です(笑)。
続いて5番機がスモークを出しながら離陸、ソッコウで戻ってきて低空から急上昇、ハーフロールにキューバンエイトなど高度なテクニックを披露します。
どれがどの瞬間だったかイマイチ覚えてないんですが(おい)。
こういうソロ演技をできる人がこの部隊で一番上手な人なんでしょうね。
みんなが「いつか5番機を」って目指してるんだろうなあ。
ハートの形が分かるかな?
本当は、上手にハートを射抜いた形になるんですけど、射抜く直前にシャッター押しちゃった(涙)。
これはバーティカルキューピッドという技名、会場はもう大コーフン。
ワイド・トゥ・デルタループ(WIDE TO DELTA ROOP)
写真集とかでよく見かける、ブルーインパルスらしい形ですよね。
デルタターン(DELTA TURN)
上のワイド・トゥ・デルタループは5機ですが、こちらは6機。
オポジットコンティニアスロール(OPPOSITE CONTINUUS ROLL)
5番機,6番機が正面から絡み合いながら登場、両サイドに離れて左右から再登場、至近距離でクルッと逆さになってすれ違います。
写真で見ると優美なペアダンスのようですが、実際は猛スピードで飛んでくるので本当に一瞬のことなのです。
操縦する方もそうとうな技術と精神力が必要なんだと思います。
もちろん、シャッターを押す方も必死です(笑)。
演技の時間は1時間くらいでしたが、あっという間に終わってしまいました。
今回の航空祭は天気も最高で、本当に楽しかったです。
あまりに人が多くて行き帰りがちょっと大変だったけど、それでもがんばって行った甲斐はあったと思います。
たった今、ダンナ様がゲーム機でバーティカルキューバンエイトやって墜落しました(あーあ)。
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コメント
すごい人ですね! 花火大会みたい(笑)
ハートの形のは、まさにこれから射抜こうとしてますよね。どれものびのび飛んでて気持ちよさそう~。でも、6機のデルタターンがやっぱり決まってますよね。かっこいい♪ って、これ、全部コンパクトカメラで撮ったんですか!? うわぁ、すごいです~ (@@;
投稿: sumi | 2006.11.05 09:53
数年前まではこのスモークも5色のカラフルなものだったんだけど、環境問題?だかで今は白に統一されてるんだよね。
でもいいなー!最後に見てから数年経ってる(数年前事故でパイロットが亡くなってるせいもあり、一時期航空祭での飛行展示を自粛してたね)もんだから、見てるだけで血湧き肉躍る感じがしますぜ。
現代空戦はチームワークがキモ。2機のリーダー、4機のリーダーとパイロットはどんどん昇格していくらしいんだけど、密集して飛ぶ体系はパイロットにとっては「一休み」程度の楽なフライトと思えるくらい、一緒に飛ぶことが当たり前なんだって。こういう概念は民航には当然ないことだけど、すごいやね。
んー、T4、練習機にしとくには勿体ないぞ。火器管制装置載っけて空戦出来るようにすればF15より相当安上がりに・・(妄想)
混雑ぶりを見るに百里より大変そう。(あそこは関東の孤島だ・・)果てしなくお疲れ様。ゆっくり休んでちょうよ。
投稿: 三尉 | 2006.11.05 23:27
拙ブログにコメントありがとうございました!
いろいろなお写真が素敵ですね!
ブログタイトルのインパルス写真が効果的です!
ほんとに思った以上に素早いインパルスをシャッターに捕らえるのが大変でした。
投稿: ぴえる | 2006.11.07 17:41
>sumiさん
いやもう、花火大会がかわいく見えてきましたよ。
もうこれからは、どんな人混みでも絶えて行けそう(汗)。
私の父は毎年このお祭りに行ってるんで連れてってもらったんですけど
朝、待ち合わせ場所に登場した彼は巨大なリュックとかクーラーバッグとか
何個もかついでたんですね。
レジャーシートからイスから弁当に水筒にデザートまで入ってました(笑)。
私たちは「富士山演習場に訓練に行くんじゃないんだからさあ」って
笑ってたんですが、父の行動はとても正しかったです。
レジャーシートは場所取りに絶対必要だったし
お弁当もお店で買ってたら平気で数十分待ちとかでしたからね(大汗)。
今回ばかりは、誰かにちゃんとした一眼レフを借りていけば良かったと思ってます。
いちおうビデオも持っていったんだけど、
あまりにスピードが速くて追いつけないんですよ・・・。
なんかもう、いろいろ反省点が多いなあ。
>三尉
そう言われてみれば、「いつカラフルスモークをたくのかなあ」と思ってるうちに
終わっちゃったのよね。
だから、あれって特別なイベント(オリンピックとか)の時だけやるのかと思ったら
そういういきさつがあったのね。
んでも、真っ白1色のスモークもカッコイイけどね~。
>>密集して飛ぶ体系はパイロットにとっては「一休み」程度の楽なフライトと思えるくらい、一緒に飛ぶことが当たり前なんだって。
うん、平日でもたまーに自衛隊機が編隊を組んで飛んでるとこを見かけるけど
たいていはくっついて飛んでるよね。
だけど、航空ショーの時みたいにベッタリ密集してるのは
さすがに見てるこっちが貧血起こしそうになるね(笑)。
そして、航空ショーが終わったあと、みんな家帰ってからプレステで遊んだと思う(笑)。
私も数年ぶりに「パイロットになろう」で大統領機を撃破してみたよ(笑)。
>>混雑ぶりを見るに百里より大変そう。
うん、確かに入間は都心からも近いし、電車は臨時便がガンガンやってくるしで
かなり行きやすいんだと思う。
ただ、もしもブルインねらいで行くのなら、
ちょっとがんばっても百里に行った方がゆっくり見られるのかもね。
ま、お祭りだから人が多い方が盛り上がるけどね、
あまりに多すぎなのよ(涙)。
>ぴえるさん
こちらこそ、コメントありがとうございます!!!
もー暑いわ人は多いわで、とーにかく大変でしたが
それでもがんばって行った甲斐はありましたね~。
私も航空祭は初めてだったんですが、あそこまで盛況とは思いませんでした。
>>ほんとに思った以上に素早いインパルスをシャッターに捕らえるのが大変でした。
そうなんですよ(涙)、
特に左右からやってくるブルインは何度も失敗して
雲だけが1筋、みたいな写真ばっかりになっちゃいました・・・。
やっとタイミングがつかめた、と思ったらもう終わり、とかね・・・。
最初は「1時間も見てたら飽きるかもなあ」と思ってたけど
もうとんでもない話ですね(笑)。
投稿: しのぶ | 2006.11.07 19:32
しのぶさん、Aloha・・!。
スッげー!!。
ナンカ、あっと言う間の一時間ってのが
解る気がします・・!。
それにしても皆さん・・・専門用語に
”お詳しい”・・・ですね・・!。
ミリオタ・・・のお仲までつか・・・(笑。
でも、ホンと~に爆音が響いてきそうな
写真だし、それ以上に撮影するのが
大変だっただろうな・・・。って感心しています。
ではでは、Mahalo。
投稿: jazz | 2006.11.08 19:15
>jazzさん
ALOHA!!!
いやもう、行きと帰りはほぼ地獄でしたが(笑)、
苦しい思いをしても行った甲斐はありましたよ~~~。
おかげで、外でジェットエンジンが聞こえると、思わず
空を探してしまいます、とんだ後遺症だ(笑)。
航空祭の後に、自衛隊の方とお話する機会がありまして、
ブルーインパルスのストラップを見せたら、放してもらえなくなりました(笑)。
私自身はとてもミリヲタを名乗れるような知識はないんですが(ホントですって!)
基本的に「乗り物」が好きなんでしょうね~。
車とか新幹線とかに乗ってると、それだけで機嫌が良いです(笑)。
撮影は・・・ある程度コツがつかめればなんとかなるような気がしました。
飛行機の速度とか自分のカメラのシャッターのタイミングとか、
何度か失敗するうちに、だんだん分かってくる、というか。
あとはアレですね、家に帰ってからトリミングしまくり、ですね(笑)。
投稿: しのぶ | 2006.11.09 02:01