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2007.02.18

スペースシャトルの発射前

3月15日に打ち上げられる予定のスペースシャトル・アトランティス(STS-117)。
以前、SHINOblogでスペースシャトルの発射後について書きました。
今回はシャトルの発射前についてです。
打ち上げまで後1ヶ月足らず、それまでシャトルはどんなことをしてるんでしょう?
細かな準備は何年も前から行われるんですが、組立やペイロード搭載が始まるのは打ち上げの3ヶ月ほど前からなんだそうです。


どの写真もクリックで大きな画像をポップアップ表示しますよ。
詳細はこちら
Kennedy Media Gallery--NASA(英文)より--

12月15日
シャトルに積み込む荷物をチェックしているところ。
長い棒は国際宇宙ステーション(ISS)用のソーラーパネルだそうです。
奥にもう1本見えてますが、今回はこの2枚のパネルとそれに連なる設備の運搬・設置が主なミッションとなります。
Shuttle01

1月19日
ロケットブースターに取り付けられる外部燃料タンク。
このオレンジ色のタンク、発泡材で覆われてるので、指で強く押すと跡が付いちゃうそうです(笑)。
作業は組立棟内で行われ、このままここでオービターがやってくるのを待ちます。
Shuttle02

今回、アトランティスが打ち上げられる39A射点。
この射点からの打ち上げは4年ぶり、その間にかなりの改良・設備更新がされたそうです。
Shuttle03_1

1月22日
シャトルに搭載される荷物は発射台で積み込むそうです。
この箱の中に宇宙ステーション用のソーラーパネルなどが入ってるんですね。
Shuttle03

2月7日
オービターも整備完了。
整備棟から巨大なトレーラーに乗せられて、さあ、組立棟に移動です。
Shuttle04

右に見える建物(ビークル組立棟)内には、移動式発射装置プラットフォームの上で外部燃料タンクと固体ロケットブースターが待っています。
Shuttle05

ビークル組立棟で天井からつり下げられるオービター。
うわ~、大切に扱ってね~~~(ドキドキ)
Shuttle06

ぷらーん。
きゃ~っ、お腹見ないで恥ずかしい~。
Shuttle07

ようやくロケットブースターとご対面、さあ合体しますよ。
Shuttle08

2月12日
一方、荷物たちは先に発射台に行って、オービターに積み込まれるのを待っています。
発射台に取り付けてから荷物を載せるんですねえ。
Shuttle09

2月15日
シャトルと、外部燃料タンクの接続部分。
もっとガッシリくっついてるのかと思ったけど、ずいぶん簡単に取り付けられてるんですね。
それにしても、オービターって間近で見るとボロンチョだなあ・・・・。
Shuttle10

ビークル組立棟の開口部が開いて、いよいよ発射台に移動します。
Shuttle11

組立棟(写真左)を出て発射台に向かうシャトル。
巨大なキャタピラを持つ移動プラットフォームで、ゆっくり移動します。
Shuttle12

発射台が見えてきました。
組立棟から発射台までは約5.5km。
移動する間も、スタッフが常にチェックを続けます。
Shuttle13

39A射点に到着!
この後、最終チェックと荷物の積み込みなどが行われ、全て順調にいけば3月15日に打ち上げられ、11日間のミッションを遂行します。
Shuttle14


若田宇宙飛行士、国際宇宙ステーション(ISS)への長期滞在決定|JAXA
滞在期間はおよそ3ヶ月。
予定では来年夏のアトランティス(STS-126)で打ち上げ、秋のディスカバリー(STS-127)で帰還、だそうです。
・・・3ヶ月かあ、さすがに飽きそうですね(笑)。

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コメント

宇宙にはミリタリーに比べると知識も興味も若干下になる俺ですが、今回の画像はすげーっ!お腹いっぱい、って感じでございます。自分が行った時はこのシャトルやロケットを移動させる車輌のすぐそばをバスでかすめたけど、バスがスバル360くらいの大きさに思えるくらい巨大だったことを鮮明に覚えてます。

一度の発射ルーチンを取っても、飛行機より随分手間がかかっていそう(いや飛行機だってすごいんだろうけどさ)。
宇宙へ行くってさ、やっぱり分離するブースターとかをしこたま抱きかかえて力技で垂直上昇命!って感じだと思うんだけど、飛行機みたいに普通に離陸してから大気圏を離脱するってのはやっぱエンジンの推力的に現代の技術じゃ無理なんだろうなあ。
飛行機のエンジンでは垂直上昇しながら加速する(推力重量比が1を越える、と言うらしい)ことが出来るのってイーグルやフランカーなどごく一部の戦闘機に限られるくらいだもの。将来的にスタンドアロンで行って帰って来られる機体、ってビジョンはあるのかな。

投稿: 三尉 | 2007.02.19 08:57

>三尉
いやいや、何度も言うようだけど、私的には
軍事技術と宇宙開発技術ってほぼ同義だと思ってるよ。
ロケットを大気圏外に飛ばす技術なんて、もうモロ軍事目的じゃん。

人間のようにデリケートな精密機械を宇宙空間に運び出す技術、
小惑星にピンポイントで衝撃機を当てる技術、
機械自身が考えて行動し、地形や地質を分析する技術、
写真撮影してそれをコントロールセンターに送信する技術・・・。
どれもこれも、今の最新兵器たちのふるまいを連想させないか?
あの機械たちが、人間や計器じゃなく、兵器を積んでいたら・・・・。

>>バスがスバル360くらいの大きさに思えるくらい巨大だったことを鮮明に覚えてます。

うんうん、シャトルのオービターだけでも小型旅客機並みの大きさだもんね。
キャタピラ1枚だけでも人間よりはるかにデカイみたいよ。
でさ、この移動車両、誰かが運転してるのかな?
それとも遠隔操作?
なんか、すっごく運転してみたいんですけど(笑)。
これで高速走ったらもう無敵だよね~、後ろ大渋滞だよね~。
アスファルトに跡がつくよね~。

>>将来的にスタンドアロンで行って帰って来られる機体、ってビジョンはあるのかな。

それは理系のあなたにこそ教えてほしい(爆)。
「なんで飛行機は空気がないと飛べないの?」とか平気で聞いた私ですからのう。
あと、前も書いたけど、やっぱりオービターを何度も再利用するって
2度もの爆発事故が証明するように、そうとうなリスクがあるみたいだね・・・。
3年後のシャトル引退の後は、
ソユーズのように使い捨てタイプのロケットになるようです。

投稿: しのぶ | 2007.02.19 19:25

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