木星のオーロラ
木星にカビが生えた、・・・訳ではありません。
Credit:
X-ray: NASA/CXC/SwRI/R.Gladstone et al.
Optical: NASA/ESA/Hubble Heritage (AURA/STScI)
Credit: NASA/ESA, and John Clarke (Boston University)
NASAが1999年に打ち上げたX線観測衛星チャンドラと、ハッブル望遠鏡(英文)が捉えた木星のオーロラだそうです。
木星にもオーロラが出るんだ、と思ったら、実は火星や土星、天王星などでも観測されていて、どうやら惑星には良くある現象のようです。
地球で発生するオーロラは、太陽から降り注ぐプラズマ粒子と地球磁場との相互作用で発生し、大気(酸素やチッ素)が発光媒体になっています。
一方、木星のオーロラには、衛星の1つ・イオが関与しているようです。
イオの活火山が吹き出した酸素や硫黄のイオン(電気を帯びた粒子)が、木星の北極や南極に集まり、太陽風と衝突することでオーロラが発生するのです。
チャンドラと言えばchandra's LifeのchandraさんとThinkPadを思いつく私ですが(笑)、ちょっぴりキモかわいい木星ですね。
●シーローンチ爆発事故、原因は燃料ポンプに金属片が混入したため
以前ここでお伝えした「SHINOblog: ロケットの失敗」の事故原因は「金属片が燃料パイプを伝わってエンジンに流れ込んだ」とする調査結果を発表しました。
今までほとんど無事故で、「世界で最も安全なロケット打ち上げ会社」と言われていたので、この事故は会社としても痛いですね。
●小惑星が衝突しそうになったらどうしよう
|ITmedia News
こないだテレビで「ディープ・インパクト」やってなかったっけ。
2036年に地球に衝突する予定(笑)の小惑星を始め、地球に激突する可能性のある小惑星は2万個あるだろうと推定されています。
コイツが「マジでぶつかる」って分かったらどうしよう、という話し合いワシントンで行われたそうです。
核ミサイルを打ち込む「ディープ・インパクト」案とか、人工衛星を近くに停止させて重力の影響で軌道を変える「重力トラクター」案なんかが出ました。
「小惑星全体を白や黒に塗り、太陽光線の吸収や反射の変化を利用して軌道を変える」という案は、誰が考えたんでしょうか、楽しそうだけどふざけないでね。
一方。
●小惑星を発見する金なんかねえよ byNASA
|CNN.co.jp
地球に衝突する可能性のある小惑星を発見するためだけでも10億ドルはかかるんだそうで。
言われてみれば、今でも小惑星を発見するのはアマチュア天文家の方が多かったりしますもんね。
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コメント
御無沙汰です(^o^)
「小惑星全体を白や黒に塗り、太陽光線の吸収や反射の変化を利用して軌道を変える」という案..
これって実用的かと思ったのですが..
太陽風を利用するって事ではないでしょうか?違うのかなぁ?(^_^;
投稿: たろう | 2007.03.18 00:34
>たろうさん
こちらこそ、ご無沙汰しちゃってます~。
この案は、色を変えて小惑星そのものの温度を変えたり
太陽風を利用するなどして軌道を変えよう、ということなんでしょうね~。
ただ(笑)問題は誰がどうやって色を塗るのか、ってことなんですよね。
地球上の生物が絶滅しそうなほどの大きさのものなら
少なくとも直径数百m以上はあるでしょうから、
それを塗るのにどんだけのペンキがいるのかってのと
何日かかるのか、塗ってる間に地球に落ちちゃったら意味ないですしね(笑)。
そういえば、地球温暖化を防ぐために
「地球の表面を白いパネルで覆う」とか
「大気圏に硫黄を散布して太陽光を反射させる」とか
「宇宙空間に日除けのパラソルを設置する」なんて
アイディアも出たそうですが、こういうのって素人にとっては
バカみたいな考えにしか見えないのに(笑)
こういう「え・・・・」というアイディアから
とんでもない妙案が出てくるものなんでしょうね~。
投稿: しのぶ | 2007.03.18 01:47