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2008.03.07

次世代有人宇宙船オリオン

NASAのスペースシャトルは2010年に引退する予定ですが、その後継としてSHINOblog: オリオンで火星をめざせで紹介したオリオン(Orion)の開発を進めています。

前の記事でも書いたように、この次世代有人宇宙船はシャトルのように機体を再利用するのではなく、使い捨てタイプの宇宙船になります。

NASAは5日、「オリオン(Orion)」の実物大実験モデルの画像を公開しました。
NASA - Orion
写真は、緊急脱出システムをテストするためにラングレー研究センター(Langley Research Center)の格納庫に運ばれるオリオンのカプセル模型の姿です。

Image Credit: NASA/Sean Smith

ニューメキシコ州のホワイト・サンズ・ミサイル実験場に運ばれて、緊急脱出システムの実験をするのだそうです。
オリオンは2015年までに国際宇宙ステーションへのクルー運搬用に利用を開始する予定です。
そしていよいよ、2020年以降には有人月探査計画用に利用されることになります。

もちろん、並行して宇宙ステーション行きのロケット「アレス(Ares)I」と、月や火星行きの大型ロケット「アレスV」の開発も進めてるし、NASAもこれからけっこう忙しくなりそうですね。

そういえば、こんな記事も書きました。
SHINOblog: オリオンとクリッパー
アメリカは往復型(シャトルシステム)をやめて使い捨て型(オリオン)を採用しました。
逆にロシアは使い捨て型(ソユーズ)から往復型のクリッパーに移行しようとしています。
もちろん、どちらが良いということは必ずしも言えないんでしょうけど、お互いに違う方法で宇宙開発を模索しようというのがちょっと面白いですね。
似たような研究をするよりも、全く違うアプローチをした方が、より多くの成果を得られるかも知れないですしね。
ちなみにこれはアポロ10号の司令船、オリオンと激似ですね。


NASA(アメリカ航空宇宙局)1958年10月1日、National Advisory Committee for Aeronautics(NACA)を母体としてカリフォルニア州ロサンジェルスで誕生しました。
実はその前年の1957年10月4日にソ連が世界初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功しています。
東西冷戦まっただ中、軍事技術でロシアに圧倒され続けていたアメリカは、ついにプライドも自信も全て総崩れになり、スプートニク・ショックと言われるパニック状態に陥りました。
「こうしちゃいられねえ!」ってんで創設したのがNASAだった訳です。
この時代のソ連とアメリカは完全に「ケンカ両成敗」という感じですが、お互いが異様な負けず嫌いパワーを発揮した結果、科学技術が目覚ましい発展をしたのも確かなんですよね。

というわけで今年はNASA設立50周年にあたります。
なんか面白いイベントがあるかもね。
NASA 50th Anniversary Websiteで公開された50周年記念ロゴです。

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 今日は昨日はかどらなかった分いろいろお仕事。これから伊勢です。 お彼岸の里帰り親戚の大学合格祝い。昨年はうちでしたが、来年うちはできるのか。 ということで早めの更新。  ここのところ展開構造GIFアニメに凝ってるわけですが、その新作。これはじつは次元すり抜け法と呼んでいる方法の一種でたたむ時のパズル性がたかいのでちょっとネタバレなんですが、これ見ても多分、よく分からないだろうとタカをくくっての公開です。  お持ち帰り自由ですが、クリックするとショップに飛びます... [続きを読む]

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