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2008.09.15

シャトルが2台並ぶよ

今月18日ごろから、ケネディ宇宙センターでスペースシャトルが2台同時に発射台に立つ姿が見られます。


通常、スペースシャトルは国際宇宙ステーション(ISS)の組立ミッションと、宇宙空間での実験のために打ち上げられます。
しかし、10月10日に打ち上げ予定のアトランティス(STS-125)は、久しぶりにハッブル宇宙望遠鏡の修理をするために宇宙へと向かいます。
1990年にハッブル望遠鏡が打ち上げられて以来、これが5回目の、そして最後の補修になります。

過去、ハッブル望遠鏡を補修したことはあっても、それは機材の設置や取り外しだけでした。
しかし今回のミッションは故障したカメラと分光器を修理するため、専用の道具で100本以上ものネジを取り外すなど、複雑な作業をすることになります。
望遠鏡が打ち上げられたときはこんな作業は想定されておらず、様々な危険性が懸念されています。

2003年にコロンビアが爆発事故を起こした原因は、耐熱パネルに当たったちっぽけな破片でした。
今回も、細かい部品がとても多く、何らかの原因でそれらが宇宙空間でデブリとなってシャトルに傷をつける可能性もないとは言えません。
もうこれ以上どんな形でも犠牲があってはならないのです。
事故以来NASAでは、有人ミッションでは常に救助プランを考慮するようになりました。
宇宙ステーション付近でのミッションであれば、ステーションを避難場所にすることができます。
しかし、国際宇宙ステーション(高度約400km)と、ハッブル宇宙望遠鏡(高度約600km)はかなり離れており、今回は避難場所が一切ない単独行動になるのです。

そのため、今回は不測の事態にそなえてエンデバーが待機し、アトランティスに何かあったときはエンデバーが救出に向かうことになった訳です。
アトランティスは既に組立を完了して発射台で整備が続けられています。
エンデバーの方はこれから組立作業を始めて、数日後には発射台へ移動する予定だそうです。
そして、アトランティスが宇宙にいる間、エンデバーはいつでも救助に向かえるよう、常に第一種戦闘配備の状態で待機するんですね。


スペースシャトルが宇宙に行ってる間、他のシャトルが待機するというのはおそらく今回が最初で最後でしょう。
エンデバーが発射台に設置されて、アトランティスが打ち上げられるまでの約一ヶ月、ケネディー宇宙センターでは2台のシャトルが立つ姿を見ることができます。
アトランティスが無事ミッションを終えれば、エンデバーはそのまま11月の通常ミッションに向かうことになります。
とーにかく!!エンデバーがスクランブル発進にならないことを祈っています。

予定では今月18日、39A発射台にアトランティスが、39B発射台にエンデバーが立つことになります。

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コメント

アルマゲドンだぁ!

投稿: crest | 2008.09.17 12:50

>crestさん
なるほど!シャトルが2機ってどっかで聞いた気がすると思ったら
アルマゲドンですっごいことやってましたね!!!
あと、ザ・コアでもエンデバーが川に着陸してたような。

投稿: しのぶ | 2008.09.21 03:09

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