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2008.11.22

国際宇宙ステーション10周年

11月20日は国際宇宙ステーションが打ち上げられてちょうど10年になります。
NASA - Nations Around the World Mark 10th Anniversary of International Space Station(英文)


10年前の1998年11月20日、最初のモジュールがカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアのプロトンロケットで打ち上げられ、約400kmの軌道に無人の状態で投入されました。

実は国際宇宙ステーションが計画された1980年代初期はまだ東西冷戦のまっただ中でした。
計画当初は政治的な思惑が強く、西側の結束力をソビエト側へアピールする意図があったのです。
しかしその後のアメリカの経済難やスペースシャトル・チャレンジャーの爆発事故、そして何より東西冷戦の終結によって、宇宙ステーションの打ち上げ自体が怪しくなってしまいます。

一方、ソ連は西側諸国よりずっと前の1971年に宇宙ステーション「サリュート」を、86年には「ミール」を打ち上げていました。
TBS特派員の秋山さんが日本人で初めての宇宙飛行士として「ミール」に行ってますね。
1991年末のソ連崩壊による混乱と財政難、度重なるトラブルにより、ミールは短い生涯を終え、2001年に太平洋に落下しています。

冷戦終結後、宇宙ステーション計画に新生ロシアが参加。
国際宇宙ステーションはアメリカ、ロシア、日本、カナダ、欧州宇宙機関11加盟国による国際プロジェクトへと成長しました。
予定では2010年に完成し、2016年までの運用がされることになっています。
運用完了までに要する費用は1540億ドルと見積もられており、これまでの人類史上で最も高価なプロジェクトとなる予定です。

これまでに、14ヵ国167名の宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに滞在し、114回の宇宙遊泳が行われ、最終的には総重量約420t、長さ108.4m、バスケットのコートが6面できるくらいの大きさになる予定だそうです。

国際宇宙ステーションの最初のモジュールザーリャ(Zarya)

2008年6月現在の国際宇宙ステーション

CGによる完成予想図


思えば、日本とアメリカもつい60数年前まで戦争をしていました。
そしてほんの20年前まで日本もソ連を仮想敵国にしていて、アメリカ映画の悪役はたいていソ連軍かネオナチでした。
しかし現在、それぞれの思惑はあってもこうして国際協力をしている訳です。

今から何十年か後のいつか、もしかしたら今いがみ合っている国同士が協力し会う日も来るのかも知れません。
それでも、人間に限らずあらゆる生物は、自己の利益とバッティングするあらゆるものを排除することで今の地位を勝ち取ってきました。
どこかの国と仲良くなっても、また別なところとケンカをするのかも知れません・・・。

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コメント

しのぶさん、Aloha・・!。

最近、たまたま古いSFの「星を継ぐ者」
ジェイムズ・P・ホーガンの方ね・・・、
ガンダムじゃ無くって・・・(笑。

を読み返していたんですよ・・・。

1977の作品なのに宇宙ステーションや宇宙船
の考え方は21世紀の今と殆ど違いがないけれど、(凄い・・!)

大きく違うのはコンピュータの概念と
煙草だな・・・(笑。

コンピュータの進化方向は予想外だったんだろうけれど

(どのSF小説にも共通だけれど・・)。

けど、会議中や飛行機の中で直ぐに皆さん
紫煙を燻らせちゃうのも・・・・、
想定外だったんだな・・・。

ではでは、Mahalo。

投稿: jazz | 2008.11.23 12:12

>どこかの国と仲良くなっても、また別なところとケンカをするのかも知れません・・・。
これだから何時までたっても宇宙人に遇えないんですよ(ノ_≦。)
(アメリカとか前回のような)いろんな事情でロケットが飛ばなくてあっちは
「会いたい、会いたいって何時来るんだよ(# ̄З ̄)」
といってるかもやしれません。平和にみんなが協力してくれればいいのに、、

投稿: みら | 2008.11.24 06:15

>jazzさん
ALOHA!!!
「2001年宇宙の旅」とか、今見てもすごいなって思うけど
2001年はもう7年も前の話だけど
あんなすごいことにはまだ全然なってませんね。

タバコは確かに予想外ですねっ。
あと、個人的に携帯電話もかなり予想外でした(笑)。
携帯がなかった時代、どうやって友達と待ち合わせていたのか
今となっては思い出すこともできません。
外出してても職場から電話がかかってくるなんて嫌な時代です(爆)。

これから宇宙ステーションは、月や火星へ行くための
ターミナル駅になる予定だそうですが
果たしてそれが本当に実現するのかどうか、
オバマさんに聞いてみたいところです。


>みらさん
私がよく思うのは、日本って昔は県同士とかで戦ってたじゃないですか。
だけど、他の国と戦うようになって、県同士で争ってる場合じゃなくなった・・・。
県どころか国全体で協力して戦う必要にせまられたんですね。
ということは、国同士で協力するようになるのは
もっと大きな戦う相手ができたとき(つまり他の星と戦うとき)なのかなあと。

長い生物の歴史を見ると、どの生物も他の生物を駆逐することで
今の地位を得てきたと思うんです。
いわゆる生存競争というやつ。
ってことは、もしかして生物って本能として「闘争」が組み込まれてるのかな。
なんて、ちょっと複雑なことを考えてみました。
人間が他の生き物と違うのは「想像力」と「道徳心」を持ってるとこなんじゃないかと。
ライオンは「シマウマが絶滅しないように来週はインパラを食べよう」なんて
考えませんもんね。
人間だけが将来のことを想像したり
他の生物を思いやれる唯一の生き物なんだと思います。
もちろんその分、苦悩も多いんだろうけど
それが無駄に脳みそを大きくした功罪のひとつなのかなあと。

投稿: しのぶ | 2008.11.25 01:07

 芸風が変わってる。。。。。。

投稿: 南郷力丸 | 2009.07.13 02:56

thanks for share!

投稿: moncler jackets for women-moncler-on sale for cheap | 2013.10.24 19:08

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1 :おっおにぎりがほしいんだなφ ★:2008/11/27(木) 21:59:15 ID:???0 【Technobahn 2008/11/27 17:01】 国際宇宙ステーション(ISS)で飼育されていた2匹のクモの内、1匹が 飼育用のケージ内から行方不明になっていたことが明らかとなった。 このクモは米コロラド大学の発案により、無重力下で「クモの巣」を正常に張ることができるか 実験するために今月14日打ち上げられたスペースシャトル「エンデバー(STS-126)」により... [続きを読む]

受信: 2008.11.28 08:57

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