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2008.12.05

史上最強の軍用機

アメリカのテクノロジー誌「ポピュラーメカニクス(Popular Mechanics)」が、「史上最強の軍用機」というテーマで、航空機史上、最も驚異となった軍用機ベスト6を選出したそうです。

The 6 Most Lethal Aircraft in History - Popular Mechanics(英文)

・・・ラインナップを見る限り「名機」というよりは「より大量に破壊した機」という感じもしなくもありませんが。
どういう基準で選んだのか、記事上では「航空専門家と軍事エキスパートの協力を得て」ということになっていますが、これが本職の評論家なのか、単なるミリヲタなのかは不明。
あ、「航空機の専門家と退役軍人に対するアンケート結果から」導き出されたと「米技術専門誌が選んだ史上最強の軍用機とは? - Technobahn」には書いてありました。
いずれにしても、ポピュラーメカニクスが過去100年間の航空史において、最も衝撃的だった軍用機は以下のとおりです。

1位:フォッカー・アインデッカー(Fokker EindeckerまたはFokker E.III)・ドイツ
Plane01
なにこれ。
・・・・・・・・
世界で初めての本格的な戦闘機。
ライト兄弟が1903年に初めて空を飛んでからわずか10数年後には第一次大戦が始まっています。
フォッカーは第一次大戦が始まった翌1915年には西部戦線に登場しました。
当時は「とりあえず機関銃をつけた飛行機」はあったものの、最初から戦闘目的で開発されたのは、このフォッカーが初めてだそうです。
当然ながら、連合国側は全く太刀打ちできず、特にイギリスでは「フォッカーの懲罰」と恐れられたと言います。

2位:零式戦闘機・日本
Plane02
これはもう私が語るまでもない、日本の名機。
戦闘性能ばかりを重視したため、ちょっとでも弾が当たると簡単に墜ちてしまった、なんて話も聞きますた。
飛行機の名前なんか全然知らない人でもこの「ぜろぜん」だけは聞いたことありますよね。
戦史家ジョナサン・パーシャルによると「零式戦闘機は破滅的な急降下爆撃(神風特攻)を繰り返し、連合国を恐怖に陥れた」と語っています。
連合国が次々最新鋭機を投入する中、零戦は終戦まで絶望的に性能が劣ったまま、最後まで戦った戦闘機でした。

3位:B-29・アメリカ
Plane03
第二次大戦において、日本の戦闘能力を完全に喪失させた戦略爆撃機。
一度に5~6トンの爆弾を運ぶことが可能で、終戦間際にはB-29とそれを護衛する戦闘機500機の大集団で日本に来襲するようになったと言います。
東京を始め日本各地の都市を焦土化し、広島・長崎には原子爆弾を落としています。

4位:AC-130 ガンシップ・アメリカ
Plane04
こ、これも怖い・・・。
C-130輸送機に重火器を搭載できるよう改造された対地攻撃機。
ベトナム戦闘において、それまでの攻撃機とは桁違いの重装備と大火力をもち、「空飛ぶトーチカ」「空飛ぶ砲兵」などと呼ばれていました。
最も活躍したのは戦地での護衛や救助で、陸上で孤立した友軍はガンシップの姿をみつけると「これで助かった」と安心したと言います。

5位:A-10Thunderbolt II(サンダーボルト)・アメリカ
Plane05
SHINOblogではお馴染み(笑)、イボイノシシくんです。
他の写真はWikimediaからもらったけど、これだけはお手製。
その無骨で不格好な姿から「イボイノシシ」というニックネームがついていますが、その戦闘能力は非常に高く評価されています。
開発当初はソビエトへの軍事施設を破壊するのを目的とされていました。
1分あたり約4000発を発射できる30mmガトリング砲を持ち、パイロットは厚さ3センチのチタン装甲によって57mm砲からも守られ、「主翼の3分の2が無くなっても飛べる」という伝説も生まれました。
湾岸戦争を始め、コソボ、アフガニスタン等、現在の米軍になくてはならない攻撃機となっています。

6位:AH-64 Apache・アメリカ
Plane06
アメリカ陸軍主力攻撃ヘリコプター。
70mmロケット弾に30mmチェインガン、対戦車ミサイルまで、もう載せられるものは全部載せちゃいました「オニ盛り」ヘリコプターです。


ナイトホークとかホーネットとかF-35がないのが「あれ」って感じですか?

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コメント

A20の装甲がそんなに厚いとは知りませんでした 
しかし、それぞれの 個性はすごいものがありますね! (*゚▽゚)ノ

投稿: chandra | 2008.12.05 22:36

最初の2つを除いては全部対地戦闘向けなのね(笑)
つーか、当時の常識を天地がひっくり返るほどに破った存在はという点での選択というのならばうなずけます。

投稿: くっきも | 2008.12.06 23:31

>chandraさん
サンダーボルトのコクピットですねっ。
あまりのぶ厚さと頑丈さから
コクピットのことを「バスタブ(風呂桶)」とも言ってるそうです。
そのせいかどうか、サンダーボルトの帰還率は
他のどの軍用機よりも突出して高いんだそうで
この妙なスタイルも伊達じゃないってことなんでしょうかね~。


>くっきもさん
あ、本当だ、あと4個はみんな対地戦闘ですねっ。
これはもしかしたら、戦争そのものの手法が変わってきたってことなのかな?

個人的にステルス・システムもそうとう凄いというか
充分、常識をひっくり返したんじゃないかって気もするんですけどね~。
ああいうのってフィラデルフィア・エクスペリメントみたいなSFの世界ぽくて。
でも、ではその中でどの軍用機が凄かったかって言うと
案外思ったような効果は出てなかったりするのかな?

投稿: しのぶ | 2008.12.07 01:22

ぼくはヘルダイバーが強いとおもいます。
なぜならば爆弾で大和を沈めたからです。
大和は100本魚雷をうたれて90本にげて10本当たっちゃったんです。だから魚雷をうったアベンジャーも強いとおもいます。
お兄ちゃんは「やっぱりサイキョーなのはスツーカだろう」と言ってました。パパは「うつくしさで言えばフランカーなんだが」と言ってました。

投稿: つばさ | 2008.12.07 08:52

まともなレーダーができるまで航空機は「ステルス」な存在でしたし、その後もステルスであることについて詰めていった結果であるので、ステルス戦闘機・爆撃機には戦術的新しさがないです。

フォッカーEは、偵察目的でしかなかった航空機に偵察機を打ち落とすということだけに絞った初めての戦闘機。ゼロ戦は局地戦しかできなかった戦闘機に爆撃機の直衛ができるほどの航続距離をも持たせた戦略戦闘機。B-29は迎撃機も寄せ付けない高々度戦略爆撃(文字通りの絨毯爆撃)を初めて可能にした爆撃機。初で唯一成功した天敵(対空放火)つぶし専門のジェット対地戦攻撃機A10。遅い分、対空放火に弱く、後方支援がメインだったヘリに逆に対地戦をやらせようと作ったApache。ってことで、がらりと航空機の使い方を変えてしまったという点でのピックアップだったのかなあとね(^^)

投稿: くっきも | 2008.12.08 00:51

>つばさくん

ヘルダイバーって「パトレイバー?」って思っちゃったダメなわたしです・・・。
それにしてもすごい名前だね、「じごくの飛びこみ」かあ。
ゼロ戦も、本当の「じごくの飛びこみ」をたくさんしたけれど
こんなのが何百機もおそってきたら、
さすがの大和もひとたまりもなかったんだね。

お兄ちゃんがおすすめの「スツーカ」も「じごくの飛びこみ」なんだね。
スツーカは、最後の方はゼロ戦と似たかんじのような気がしました。

つばさくんは、大和の記念館に行ってきたんだよね。
とっても大切なことを学んだだろうと思います。

パパのフランカーは「ステルス」にあっさり撃墜されてたから
あまり強くないのかもしれません。


>くっきもさん
なるほど、ステルスって技術的な発展はあっても
以前から「いかに敵にみつからないか」を命題としてきたから
思想としては古い、というかスタンダードなものだったんですね。

最初、アパッチは「プロスポーツの外国人枠」みたいな感じで
「ヘリ枠」もせっかくだから1個採用しとこう、
的な考えなのかと思ったんですが(汗)
確かにヘリコプターが戦闘するってこのアパッチとコブラくらいですよね。
ってことはあれ?コブラの方が先だから、コブラが選ばれても良かったのでは?

投稿: しのぶ | 2008.12.08 03:07

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