書評を始めるよ
実は意外にも(笑)子供の頃から割と本を読むのは好きで、子供の頃は、おじいちゃんからお小遣いの代わりに毎月1冊、本を買ってもらったりしてました。
でもねえ、大人になるとどうしても本を読まなくなるんですよね。
それはきっと時間がないからと言うよりも、活字を読むのが面倒になってくるからなのかなと思います。
書籍って、テレビや漫画と違って読み進めるのにけっこう頭使うしね。
だもんで、今読んでる本も、電車の中とか寝る前とかにちょこっと読むような本ばっかなので、あまり小難しい本は紹介しない(できない)と思いますが。
新刊、旧刊、廃刊、小説から写真集(?)まで気に入った本を不定期に紹介していこうと思ってますよ。
あと、お薦めの本があったら教えてくださいねっ。
記念すべき第一段はこれ。
伊坂幸太郎:「陽気なギャングが地球を回す」
hideandseekさんも日々流転的備忘録で伊坂幸太郎をお薦めされてましたが、私もこの人はかなりおすすめ。
ぶっちゃけ、最近一番ハマッてる小説家かな。
嘘を見抜く天才、演説で人を惑わせる天才、スリの天才、完璧な体内時計を持つ天才。 それぞれ変わった能力を持った4人組が、完璧な銀行強盗を計画し華麗に成功しますが、逃走中に偶然出くわした別な強盗団に金を奪われてしまいます。 銀行強盗という犯罪者集団を、なぜか「オシャレ」と思ってしまう、「こんな強盗になら遭ってもいいかも」と思えてしまう(笑)、軽快なコメディタッチの小説です。 |
伊坂幸太郎の小説、「オーデュボンの祈り」や「重力ピエロ」も良いのだけど、今のところ私の一番はこの「陽気なギャング」です。
彼の小説にはごくたまーにちょっぴり残酷かつ猟奇的な描写があって、これが彼の特徴でもあるんだろうけど、私にとってそれは、真っ白な雪原に一ヶ所だけ泥がついたような、少なからず違和感を感じることもあるのです。
そういう部分があまり感じられないのがこの小説。
チョー有名な作家なので、その文体のオシャレさとストーリーの秀逸さ(鬼のように広がった伏線と、見事な集約)は誰もが認めるところでしょう。
彼の小説はどういう訳かコンビニ強盗とか銀行強盗とか首相暗殺、殺人にスリなど、なんとも物騒なテーマばっかりなのですが、どういう訳か内容はやたらとファンタジックなのです、なんでだろ。
ちなみに今読んでるのも彼の「ゴールデンスランバー」なのですが、こちらは打って変わって常に顔面蒼白になります。
そのうちこっちもレビュー書くかもね。
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コメント
nikko81です。
そう、なんか最近読まない自分がいます。
でもそれはそれでどこか心に引っかかるところがあり、
また読んでみようかなぁと思ってます。
通勤とか移動中ってどうも…
移動時間ってどうしても睡眠時間化します(笑)
投稿: nikko81 | 2009.02.23 20:40
>nikko81さん
私は電車の中で携帯をいじってることが多くなりましたねえ。
なんとなく、携帯でゲームやってみたりメール打ってみたり・・・。
疲れてたりすると、あまり難しい本は頭に入らないし、
文庫本もカバンに入ってるとそれなりに重いんですよね。
面白い本にヒットすると、すごく得した気分になれるし
逆にハズすとガッカリするけど、それもまた楽しいのかなあ。
nikko81さんにとってのウイスキー探しと似たようなもんかな(笑)。
投稿: しのぶ | 2009.02.24 01:45