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2009.02.04

はやぶさ再起動

SHINOblogで最初に「小惑星探査機はやぶさ」を紹介したのが2005年11月でした。
2003年5月9日、M-Vロケットで打ち上げられた「はやぶさ」は、小惑星「イトカワ」に着陸して土のサンプルを入手、それを地球へ持って帰るのが任務です。
SHINOblog: 小惑星探査機はやぶさにも書いていますが、この記事を書いた2005年11月現在、地球への帰還は「2007年6月を予定」としていました。

小惑星にたどり着く前から宇宙嵐などが原因で姿勢制御などに不具合が生じ、燃焼漏れも起こしていましたが、2005年12月、千鳥足状態でなんとか「イトカワ」に着陸します。
「はやぶさ」は小惑星から離陸した初めての探査機となりました。

計画では、着陸後に鉄球を撃ち込み飛び散った破片を持ち帰ることになっていたのですが、なぜか弾丸発射中止のコマンドが発令されたため、弾丸がうまく発射されなかったようです・・・。
燃料漏れを起こした際に電源系統がリセットされたため、必ずしも正確なデータではないのですが、サンプルを入れるカプセルの開け閉めは実行されているようです。
着陸した衝撃で破片が回収された可能性も高く、「とりあえずこんな感じでおk」ということで「はやぶさ」は帰宅の準備を始めました。
SHINOblog: 「はやぶさ」着陸してた

しかしその後、「はやぶさ」に次々と試練が襲いかかります。
相変わらず姿勢制御ホイール3基のうち2基に不具合が生じ、再び燃料漏れが発生。
3ヶ月にわたって通信が途絶してしまいます。
ここに至ってJAXAは地球への帰還を2010年6月に延期することを決定、2007年4月に巡行運転を開始、イトカワの軌道離脱後(07年10月)、イオンエンジンを停止して慣性飛行を続けてきました。
SHINOblog: お家に帰ろう「はやぶさ」

そして今日、2009年2月4日、「はやぶさ」はリアクションホイールを駆動させ、三軸姿勢制御を確立、イオンエンジンを再点火させて動力飛行を開始しました。
今後はイオンエンジンによる加速を徐々に行い、2010年6月にカプセルを大気圏に突入させるために、地球へと向かい始めました。

JAXA|小惑星探査機「はやぶさ」の現在の状況について-イオンエンジン再点火、地球帰還へ向け第2期軌道変換を開始へ-

はやぶさの設計寿命は約14,000時間、これに対し現在までのイオンエンジン作動合計時間は31,000時間と倍以上に及んでいます。
今もなお、予断を許さない状態ですが、地球へサンプルを持ち帰るべく、あらゆる努力を続けています。
SHINOblog: 「はやぶさ」を待っている未来


こういう浪花節的な話って、日本人は大好きですよね(もちろん私も好き)。
ファンサイトはもちろん、Flash動画まで作られています。
はやぶさファン!(月探査情報ステーション)では、子供にも分かりやすい冒険日誌、ペーパークラフトやスクリーンセイバーまで公開されています。

そしてこんな動画も発見、曲だけで泣けるっての(笑)。4分55秒

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