瓦礫の受け入れが進まないんだって
以前、「わかめサポーター」になったよ: SHINOblogで紹介した、わかめサポーターの会員証が届きました。
北浜わかめ組合虹の会を見ると、3月21日の時点で、1011口の申し込みがあって、会員数は759名になったようです。
私の会員番号は180番台だったから、けっこう早く申し込みしたのかな?
瓦礫の撤去はなかなか進んでないけれど、海は確実に自己修復を進めているようです。
いろんな報道で、瓦礫の受け入れが進まないって言って大臣が各地を回ってますよね。
釜石市なんかかわいそうに(笑)、老朽化で閉鎖した焼却炉をムリヤリ再開して老体にムチ打って燃やしてるんですよ。
大船渡市だって地元のセメント工場が一生懸命焼いてる。
でもこれ、私はいつも疑問に思うんですよ。
なんでわざわざ遠く離れた土地まで持っていって処分させるんだろう??
地元に処理施設を造って、地元で処理すれば良いんじゃないの?
その昔、関東大震災でも大量の瓦礫が出ましたが、そのほとんどは被災地の東京や神奈川、つまり地元で処理され、埋め立てたり、横浜の山下公園など整備したのは有名な話です。
また、阪神淡路大震災の際も、瓦礫の約4割が兵庫や大阪の埋め立てに利用され、残りは焼却処分やリサイクルに回されていたとのことです。
つまり過去の2度の震災ではたいてい地元近辺で処理されています。
東日本大震災における災害廃棄物の概況と課題(PDF)
立法と調査 316号(平成23年5月1日):参議院ホームページより
阪神淡路の時は、放射性物質の心配こそなかったものの、アスベストや焼却時のダイオキシン発生など、有害物質の拡散に対する懸念はありました。
私は、少なくとも岩手や宮城の瓦礫は放射性物質よりも、上記の方が心配だったりします。
そして津波に洗われた瓦礫は海水や海砂を含んでもいるので、これも処理方法が難しい理由のひとつかも知れません。
よしんばそれらが何らかの方法でクリアされたとして、膨大な瓦礫を遠方へ運搬して処理するのに一体どれだけの経済的・環境的負荷がかかるのか。
処理が大変なのはどの地方だって同じなんだから、遠くへわざわざ運送するだけ無駄な気がするんですよ。
多くの被災地では、地盤沈下にも苦しめられています。
東松島市あたりなんか、前は田んぼだったとこが未だに海だもん。
であれば、処理施設を地元に造り、かさ上げに使った方がよっぽど面倒ないんじゃないの?
標高が数メートルも持ち上がったら、次にまた津波が来てもかなり効果あると思うよ。
そんで、間に合わない分があればみんなで分け合うとかさ。
それでも、少なくとも西日本には拡散しちゃダメだと私は思います。
たとえごく少量であっても、人為的に発生させた放射性物質はあっちに持ってっちゃダメだよ。
ちょっと良く分からんよ、なんでわざわざ西日本まで持っていって情に訴えてまで押しつけようとしてるのか。
そういえば、「被災地沿岸部に焼却施設を新設するという案があったが、環境省が許さなかった」的な噂もありますが、これはちょっとソースが見つからないんで事実だか分からないです(なんか、どっかの大学の先生が言ってるみたいだけど)。
うーん、もっときちんと調査しないと、良く分からないね。
賛否それぞれ、言ってることは尤もなんですよね。
自分でもうまく整理できてないですすみません。
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