そんな訳で思いっきり時期はずれになってしまいましたが(;´Д`)、岩手に帰省したときのことをちょっと紹介します。
毎年8月の頭に岩手県北上市で「北上・みちのく芸能まつり」が開催されるんですが、今年は帰省ついでに満喫してきました。
北上・みちのく芸能まつりは、主に県内の様々な伝統芸能を北上市内の各地で見られる催しなんですが、中でも北上駅前の大通りに大集結したいろんな芸能の群舞はちょっと感動ものなんです。
もちろん!私のお目当ては「鬼剣舞」ですが、今年は復興祈願ということで、釜石市沿岸部から「虎舞」のみなさんもたくさんやってきましたよ。
「虎舞」の由来は諸説あるそうで、なんで「獅子」ではなく「トラ」なのかも未だに良く分かっていないそうです。
なんか途中で大漁節歌ってた気がするんですが、いろんなものが混じって今に至ったのかなという印象はありました。
虎舞の参加団体は、釜石市でも鵜住居、平田、片岸に両石など、特に津波被害の激しかった地域が名を連ねていました。
ダンナと「なんか凄まじい地名が並んでるね・・・」とか言いながら(^_^;、実は初めて虎舞を見たのでした。
・・・なんというか、さすが海の漢たちというか、とにかく演者みなさんがいかつい!(笑)
みなさん、角刈りか茶髪でらっしゃいますよ、甘っちょろいこと言ったらぶん殴られそう(笑)。
でもみんなチョーかっこいいです(ただ、歩きタバコはやめようづ)。
かけ声もおよそ優雅とは縁遠いというか(笑)、「それそれそれそれ!!はっはっはっ!もっとやれやれやれやれ!そこらが大事だ(と聞こえた)」みたいな感じで、とにかく全体的に威勢良すぎてうっすら怖い(笑)。
お尻がかわいい~。
衣装も割とテキトーというか(笑)、比較的安上がりな感じがしますねっ。
常に2匹で、じゃれたりケンカをするような仕草もあります。
うわ!こっち見た!地域によってはホワイトタイガーもいるようです。
こちらは、主に内陸部に多い「鹿踊り(ししおどり)」。
同じ鹿踊りでも地域によってだいぶ違いがあります。
こちらは花巻など、東北本線沿いの地域に多い姿。
舞い手は太鼓を持ち、演奏しながら舞うので「太鼓踊系」と呼ばれてるそうですよ。
衣装もきらびやかで華やかな感じがします。
「ササラ」と呼ばれる高くつきだしたツノのような白い飾りが特徴的で、地面に叩きつけるような仕草をします。
一方こちらは遠野などに多い鹿踊り。
こちらでは「ササラ」はたてがみのように垂れ下がり、太鼓は持たず、両手に幕を下げ翻しながら舞うので「幕踊り系」と言われているそうです。
ツノも「太鼓踊り系」は本物の鹿の角ですが、こちらはかなり抽象化されてますね。
幕踊り系もまた地域によって、鹿の面などが違っていたりします。
太鼓踊系と違い、こちらは子供たちと遊ぶように舞う姿が素敵です。
衣装も農夫や、きこり、あるいは猟師などの木綿の仕事着のようで、ぐっと庶民的で身近な感じです。
次回は、この祭のメインイベント、鬼剣舞を紹介します。
今年は写真しか撮ってこなかったんだけど、舞う姿がとにかく勇壮で美しいので、何度見ても感動してしまうのです。
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