遠野でカメラに怒る(いやそれジブンのせいだから)
あのさあ!たとえばこういう、昼でも薄暗いところでさあ、カメラ構えるとフラッシュがパカッて勝手に開くじゃんか。
絞りとかシャッタースピード変えてるとフラッシュ絶対にカパッて開くじゃんか。
「いやいや、あえて暗い感じに撮りたいんだってば!」って言うんだけど、聞いちゃいない(`Д´)
あれ、どうすれば勝手に開かないようにできるの?
メニューの設定で「シャッターを使わない」にしとかないといけないの?
もう1ヶ月も前の話になってしまって恐縮ですが(汗)、岩手に帰省したときに遠野に寄ってきました。
岩手県遠野市と言えば、柳田國男が「遠野物語」を編纂し、今でも民話の里として一大観光地になっています。
河童や座敷童など、ちょっぴり愛嬌のある妖怪話から、山男、山女、神隠しなどの恐ろしげな話、そしてクマを退治した話や明治の津波の話など、「おとぎ話」から「実話」まで、内容は多岐にわたります。
「遠野物語」拾遺35に掲載されている卯子酉様(うねどりさま)はここ。
ずっと昔、この辺は大きな淵で「淵の主」がいたそうで、その主に男女の縁を願うと不思議に叶うということです。
大量に結びつけられた赤い布は、左手だけで枝に結びつけることができれば、縁が結ばれると伝えられています。
・・・私は左利きだからチョー余裕です(笑)。
ちなみに、赤い布はお社にあるので、100円玉を床に(!)置いておきましょう。
卯子酉神社からうっそうとした山道を20分ほど歩くと、五百羅漢にたどり着きます。
こうしてみると良くある山道ですが。
よく見ると、あちこちの岩に人の姿が彫ってあります。
岩手をふくむ東北地方は昔から飢饉に翻弄された地方で、江戸時代中期のいわゆる天明の大飢饉でも無数の餓死者を出しました。
死者の供養のため、地元の住職がたった1人でいくつもの自然石に羅漢像を彫りました。
実際に500体あるのかは定かではありませんが現地に立つと静かな執念を感じます。
コケに覆われて良く見えなくなった岩もたくさんあるんですが、目が慣れてくるとあっちにもこっちにも見つけられるようになります。
こちらはSHINOblogでも何度か登場した常堅寺の山門にある仁王様。
東京に帰って、この写真を友達に見せたら爆笑されました、失敬なっ!
確かに、京都などの都会ではみかけない素朴な造りではありますね~。
狛犬様も置いてあるんですが、頭に皿を乗せています。
カッパ狛犬って言うんだって。
常堅寺の裏には小さな小川があって、これが有名なカッパ淵です。
昔はここにカッパがたくさんいたということで、いつも観光客がいる名所となっています。
ただ、子供がかつぱり(水にはまる)しても大丈夫なよう、岸や川底の石が取り払われてだいぶ整備された感じがします。
川岸にはこんなものが。
きゅうりでカッパを釣るよ。
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