日食撮影用フィルター
私の愛機です。
普通のカメラと違うとこがあるの分かる?
え?ストラップ?
うん、これブルー・インパルスのストラップなの、カッコイイでしょっ。
でも、そこじゃなくて。
そう、レンズが真っ黒なの。
実はこれ、日食専用のレンズフィルターをつけたところなんです。
5月21日に起きる金環食のためだけ(笑)に買ったフィルターです。
マルミ光機のND100000
カメラ用のフィルターには、偏光フィルターや色補正フィルターなど、いろんな種類がありますが、これは減光(Neutral Density )フィルターというもの。
レンズに入る光が減少するため、明るい場所でも長時間露出で撮影することができるフィルターで、普通はND2(光量が1/2)とかND400(光量1/400)なんかが一般的だそうです。
用途としては、動くものをぼかしてスピード感を表したり、人通りのある街並みを人を消して撮影したり、水の流れを糸が流れるような線で表現したり、いろいろ面白い効果が得られるそうです。
逆に言えば、露出時間が短いと真っ暗な写真になってしまうのですが、これを逆手に取ることで太陽を撮ることが可能になるわけですね。
それでも、太陽はあまりに光が強すぎるので、一般的なNDフィルターでは減光率がまだまだ足りません。
それで日食撮影専用に売り出されたのがこのND100000、なんと光量が10万分の1になるんですね~。
写真左がNDフィルター。右にあるのはステップアップリングです。
フィルターの口径は77mmなので、私の67mmレンズに合わせてリングを装着しています。
太陽が完全に月に隠れるのはほんの数分間だけ。
試し撮りをするチャンスもないし、私はもちろん、ほとんどの人が一発勝負でしょうから、もういろんなパターンで枚数撮っておかないとね。
とりあえず、普通の太陽を撮影してみたよ。
快晴のまぶしい太陽だったけど、月みたいに撮れました。
・・・問題は、これが金環食みたいに欠けて明るさが減ったときにどうなるか・・・。
あとはもう、絞りやシャッタースピードで調整していくしかないのかな。
とにかくこれから、プロのみなさんのサイトを見て研究しておかないとね。
ちなみに、金環食は皆既食と違って、太陽が全部月の後ろに隠れても夜のように真っ暗にはなりません。
厚い雲の多い昼間くらいにしかならないので、もしも曇ってしまったら、日食が起きていることさえ気づかないようです。
こんなもん(笑)買っちゃって、当日曇りでした、なんてことにならないよう、今から大量にてるてる坊主を作っておこうかな(汗)。
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