カテゴリー「宇宙・星」の99件の記事

2008.05.31

ディスカバリー

6月1日6時2分(アメリカ東部標準時間5月31日17:02)、星出彰彦飛行士が搭乗するスペースシャトル・ディスカバリー号(STS-124)がいよいよ打ち上がります。

これに合わせて、いつものように打ち上げの様子がネットで中継されます。
ミッション実況生中継:1Jミッション - 「きぼう」組立ミッション - JAXA
ライブ中継は朝5:30からの予定だそうで、うーむ、こりゃ今回は私は無理だな(爆)。
ただ、いつものことですが、多少の延期はあり得るので、もしかしたらもうちょっと遅い時間にずれ込むかもね。

ちなみに本家NASAのネット中継はこちら。
2ちゃんの実況板と合わせてみるとより楽しめますよ。
NASA - NASA TV

さて、JAXA(宇宙航空研究開発機構)では、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が撮影したケネディ宇宙センターの画像を公開しています。
EORC | 地球が見える-「きぼう」が飛び立つケネディ宇宙センター

今回のディスカバリーが打ち上げられるのは39A発射台。
今はこんな感じでシャトルが設置されてるんですね。

シャトル組立棟では、燃料タンクと、その両脇にある2本のロケットブースター、そしてオービターと言われるシャトル本体を組み立てます。

組立棟でできあがったシャトルシステムは、その格好のまま、巨大なクレーンに乗せられて長い通路を打ち上げ台まで運ばれるんですね。
わっしょいわっしょい

そして、ミッションを終えたシャトルはシャトル着陸施設へ着陸する訳です。
帰還したシャトルの後ろに見えるのが組立棟です。

こうやってみると、それぞれの位置関係が良く分かりますよね~。

はぁ、何にしても朝5時半は起きられませんわ(汗)。

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2008.05.16

月に名前を送ろう

今年の後半に打ち上げが予定されているNASAの月観測衛星「ルナ・リコネッサンス・オービター(Lunar Reconnaissance Orbiter)」が、あなたの名前を月に送ろう!というキャンペーンを実施しているそうです。
[ Lunar Reconnaissance Orbiter ](英文)

NASAは、アポロ計画以来、再度月に人類を送り込む計画を進めています。
2020年に有人月探査を実施する予定で、その前振りとして、月観測衛星を飛ばし、月の状態を調べたり着陸地点の目安をつけるということです。

この計画に賛同してくれるみなさんの名前を募集する、というのが主旨だそうです。
「Join NASA's Return to the Moon!」と題したこのキャンペーンは、6月27日まで受け付けています。
集められた名前はマイクロチップ化されて衛星に搭載されて月まで届けられます。

登録の方法はとても簡単で、申し込みフォームに氏名を入力するだけ。
驚いたことに漢字でも入力できましたが、実際にマイクロチップに打ち込む時、文字化けするかどうかは不明です(笑)。
Send Your Name to the Moon
「Add Name」ボタンを押したら「Print Your Participation Certificate」をクリックすると参加証明書が表示されます。
PDFで保存することもできますよ。

そういえば私はSHINOblog: 月に願いをで、JAXAの月探査機かぐや「SELENE」にも名前を載せてるんですよね。
そのうち、かぐや姫から「しつこいよっ!もう分かったっつの!」とか返事が来そうですねっ。

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2008.05.12

トギーブーメラン

3月に国際宇宙ステーション内で土井さんが投げたブーメラン。
SHINOblog: きっとあなたは戻ってくるだろうでも紹介しましたが、狭いステーション内でも見事に戻ってきましたね~。

ブーメランと言えば、インディアンが使うような「く」の字型のものを連想しますが、土井さんが使ったのは3枚羽のもので、関西ブーメランネットワーク代表の栂井靖弘(とがい やすひろ)さんが製作したトギー・ブーメランというものなんだそうです。
狭い空間でもきちんと戻ってくるよう設計されてるんですって。

たしかにあんな狭い空間でもちゃんと戻ってくるんだから、一般家庭の部屋でも飛ばせそうですよね。
で、こないだ本屋さんに寄ったら、「月刊 子供の科学5月号」に、綴じ込みスペシャル付録で宇宙を飛んだ紙ブーメランがついてました。
もちろん、慌てて買っちゃいましたよ、GWの直前だったから売れ残りだったんですね、危ない危ない。

さっそく作ってみましたよ。
表はこんな感じ、デザインも紙質も土井さんが使ったのと全く同じなんだそうです、けっこうちっちゃい。

裏にはトギーマークと、羽の折り方が書いてあります。
当然ですが、右利きと左利きでは羽の立て方が違うんですね。

うん!これは我が家の6畳間でも充分戻ってきます!!!
もしかしたら、無重力状態の方が投げやすいかも知れません。
地上では、戻ってくるときに重力で下に落ちちゃうことがありますが、重力がなければ慣性だけで手元に戻ってきそうじゃないですか。

なお、子供の科学5月号はすでに販売終了しちゃってるので(今売ってるのは6月号)、ブーメランを作って飛ばしてみたい、という方にはこちらをお薦めします。

関西ブーメランネットワークで配布しているトギー・ブーメランです。

■html(jpeg)はこちら
http://www.kbn3.com/kami/kata/browser/p001.htm
■PDFはこちら(69.1KB)
http://www.kbn3.com/kami/kata/pdf/p001.pdf

いずれもティッシュの箱くらいの厚紙で作るのが良いみたい。
コツとしては、手首のスナップを効かせて思いっきり回転させるように投げるのが良いみたいです。

あとは、羽の曲げ方を調整しながら何度か飛ばしてみると上手に飛ばせるようになりますよ。

紙だからその辺にぶつかっても安心だけど、念のために人に向かって投げないようにねっ。

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2008.05.01

きっとあなたは戻ってくるだろう

3月11日に打ち上げられたスペースシャトル・エンデバー(STS-123)は、国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」の建設などのミッションを無事に終え、同月27日に帰還しました。
次回のディスカバリー(STS-124)は5月31日(日本時間6月1日未明)に打ち上げの予定です。
今度は星出彰彦さんがミッション・スペシャリストとして搭乗、日本実験棟「きぼう」の増築を手がけます。

さて、エンデバーが国際宇宙ステーションとドッキングしたとき、ステーション内で土井隆雄さんが、ブーメランの実験をしたのを覚えてらっしゃるでしょうか。
「無重力状態でもブーメランはちゃんと戻ってくるのか?」という、真面目なんだかネタなんだか良く分からない実験ですが(笑)、いえいえ、これにはちゃんと有意義な目的があるのです。

ブーメランが戻ってくる仕組みには重力も関与していると考えられてたんですね~。
だから重力のない宇宙では、ブーメランは地上と違う動きをすると予想されてたんだそうです。
国際宇宙ステーションは地球から400kmほどしか離れてないので、わずかではありますが地球の重力の影響を受けています。
なので、完全な無重力ではないんですが、それでもこれはとても面白い実験結果ですね。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月30日、ブーメラン実験の動画を公開しました。
土井宇宙飛行士が軌道上で撮影したブーメランの映像- JAXA
ようつべにあったので拾ってきたよ(19秒)。

うわ~、3回投げて3回ともちゃんと戻ってきてますねっ。
土井さんは、恐らく足をマジックテープで固定して投げてるようですが、見事に手元に戻ってきています。
「だからなに」って言われるととってもツライんですが(笑)、意外と宇宙ステーションってゴルフやってみたり、楽しいことやってるんですよね~。

参考:
SHINOblog: エンデバー
SHINOblog: いよいよエンデバー打ち上げ
SHINOblog: エンデバー画像いろいろ
SHINOblog: おかえりエンデバー

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2008.04.25

衝突銀河いろいろ

4月24日はハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられて18周年の日なんだそうです。
これを記念して、ハッブルサイトでは59個の衝突銀河の画像を公開しています。

HubbleSite - NewsCenter - Cosmic Collisions Galore!

衝突銀河とは、複数の銀河が接近し、お互いの重力作用でそれぞれの銀河の形態や性質に大きな変化を生じる現象です。
一般に、新しい星が誕生するきっかけは超新星の爆発によるのですが、銀河同士が衝突する際にも衝撃波によって星が誕生することが分かっています。

そのうちいくつかを紹介します。
Hubble Interacting Galaxy Arp 148
おおぐま座にあり4億5000光年にあるArp148と名付けられた衝突銀河。
2つの銀河系がほぼ垂直に激突しています。

Image Credit:NASA, ESA, the Hubble Heritage (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration, and K. Noll (STScI)

Hubble Interacting Galaxy NGC 6050
ヘラクレス座の1億5000光年かなたにあるNGC6050銀河。
こちらは似たような形の銀河が左右対称にぶつかってますね。

Hubble Interacting Galaxy NGC 5257
乙女座の3億光年かなたにある、これまたそっくりさん同士、NGC 5257とNGC 5258の合体。
「気持ちいい~~~っ」とか叫んでるかどうかは分かりませんが、まるでダンスのように手を繋いだ姿が仲良さそうですね。

衝突銀河を見ていると、まるで銀河同士が本当にぶつかり合って、中では星同士なんかも衝突しちゃって大惨事になってそうな感じがします。
でも、実は恒星同士がぶつかるということはなく、星間ガスが大量に集まって新しい星が続々生まれているかも知れない、ということです。

衝突銀河は、最終的に融合しながら1個の楕円銀河へと収束していくことが多いようです。
上で紹介した衝突銀河も、1億年とか4億年も前の姿なので、今現在は既に合体が終わって1つの銀河系になっているかも知れません。

実は、我らが太陽系がある天の川銀河、30億年後にはアンドロメダ銀河と衝突合体し、やがて1個の楕円銀河へ姿を変えてゆくと考えられています。
その時はSHINOblogでレポしますねっ(30億年ブログを続けるつもりらしい←私)。

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2008.04.13

宇宙を漂うもの

1957年10月4日、ソ連が世界初の人工衛星スプートニクを打ち上げてから、人類は約4600回ロケットを打ち上げ、6000もの衛星を軌道上に置きました。
うち、現在稼働しているのはわずか800個ほど。
それ以外は廃棄されたり爆発したりして、いわゆるスペースデブリ(宇宙のゴミ)となって、地球の周りを漂っています。
このうち8000個ほどについては軌道が分かっており、観測不能な小さなものも合わせると宇宙ゴミは4500トンを越えるそうです。

欧州宇宙機関『The European Space Agency (ESA)』は、地球の軌道上の追跡可能な物体をCGにプロットした画像を公開しています。
Space debris - ESA - ESOC(英文)

こちらは高度1500km以下を回る低軌道衛星(Low Earth Orbit)。
通信衛星や偵察衛星、そしてスペースシャトルや国際宇宙ステーションもこの中にはいります。

巨大な(汗)画像もありますよ(3508×2480px)
Bee-Hive-6_H1.jpg (JPEG 画像, 3508x2480 px)

こちらは高度36000km付近を周回する、いわゆる静止衛星(Geostationary Orbit)。
気象衛星や放送衛星などがこの辺ですね。

同じく巨大な画像。
Bee-Hive-1_H1.jpg (JPEG 画像, 3508x2480 px)

うーむ、見てるだけでかゆくなってくるんですが(汗)。
軌道上に乗ってちゃんと一列に並んでるものもあれば、原型もとどめず流れに身を任せてるだけの一匹狼(?)もありますね。
地球を出るにはこのゴミ?たちをかきわけて進まなきゃいけないわけですね・・・。
実際は衛星がこんなに大きい訳ではないので、もっとスッキリしてるんだろうけど、地球の周りってこうして見ると、けっこうバッチイんですねえ。

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2008.03.27

おかえりエンデバー

ペースシャトルエンデバー(STS-123)は無事、午後8時39分(日本時間27日午前9時39分)、ケネディ宇宙センターに着陸しましたね。
大槻教授!シャトルの羽から怪しいプラズマがっ!!

Photo credit: NASA/Tom Joseph

さっそく親切な(笑)みなさんが「ようつべ」にアップしまくってくれてます。
いろいろあったけど、この動画が一番コンパクトで分かりやすいかな。(2分23秒)

こうして見ると、スペースシャトルって着陸というよりほとんど墜落みたいな勢いで落ちてきますね~。
機体がとても重い(およそ100t)うえに、他の航空機のようにエンジンの逆噴射を併用してスピードを落とすことができないので、こんな風に地面に激突するような着陸になるんですね。

ただ、他の航空機と決定的に違うのは、その恐るべき耐久性。
なんたって大気圏を突破して帰ってくるんですから、胴体着陸なんか朝飯前なんだそうです。
・・・もちろん、そんなことやらないに越したことはないですけどね(汗)。

シャトルは音速を超えた状態から着陸態勢に入るんですが、タッチダウンの数分前、マッハ1を切るときにバンバン!と衝撃波が響きます。
残念ながら紹介した動画ではその様子は見られないのですが、シャトル着陸時にNASA-TVでたいてい中継されるお馴染みの光景です。

着陸後のシャトルで(上の動画では2分を越えたあたりから)、少し珍しい様子が見られました。
スペースシャトルは着陸時にAPU(補助動力ユニット)というのを使います。
操縦翼面とブレーキを駆動するための装置で、排気口は尾翼の少し前にあるようなんですね。
昼間の着陸であれば、蒸気がシュポシュポ吹き上がるのが見えるんですが、今回は夜間だったので思いっきり炎がボーボー出ています。
・・・これって、もしかして排気じゃなくて、マジ発火だったんじゃないか、と思ったりするんですが(笑)、みなさん無事に帰還したようなんで、特に問題はなかったんでしょう(笑)。
シャトルのお尻から火が出てるって、けっこうビビりますよ~~~。

なお、このAPU(補助動力ユニット)は「SHINOblog: スパイ衛星を撃墜しました」ですっかり有名になったヒドラジンを燃料としています。
着陸後、いろんな支援車がわーっとシャトルを取り囲むんですが、この中に人目を忍んで(?)シャトルのお尻に近づいたクレーンがヒドラジンを抜き取っていきます。
これをシャトルマニア?の間では「かんちょー」と言うんだそうです(失敬)。


5月25日に打ち上げ予定のスペースシャトル・ディスカバリー(STS-124)には星出彰彦さんがミッション・スペシャリストとして搭乗、日本実験棟「きぼう」の増築を手がけます。

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2008.03.18

エンデバー画像いろいろ

最近、「スペースシャトル・エンデバーの発射映像」とか、「日本上空通過」なんてのが検索されてるようなので、リクエストにお応えして(笑)、それ関係の特集です。

まずは、NASAが公開してるシャトルの画像ギャラリー
NASA - Space Shuttle Multimedia(英文)
打ち上げ初日(STS-123 Flight Day 1 Gallery)から、2日目3日目と来て、今は6日目のミッションもアップされてます。
土井さんの作業の様子や、日本の実験棟「きぼう」の画像もありますよ。

今まで部品やCGでしか見たことなかった「きぼう」の姿です。

ここまで来たら高所恐怖症どころじゃなくなりますね。


Image Credit: NASA

こちらは、Google Maps APIを利用したISS(国際宇宙ステーション)の位置を表示しているサイト。
刻々と衛星の位置が変わっていきますよ、今はシャトルがくっついてますね。
GoogleSatTrack

こちらは日本の方がJavaScriptで作った、稼働中の人工衛星からデブリまで、様々な人工物の軌道を追跡しているサイト。
個人で運営されてるようですが、次々と新しい衛星が追加されてるのがすごいです。
JavaScriptで人工衛星の位置を表示する

JAXAでも、ISSとスペースシャトルの目視予想情報を掲載しています。
国際宇宙ステーション・スペースシャトルを見よう
日本地図の地名をクリックすると、その都市でISSが見られる日時が表示されます。
・・・どうも東日本では今回はほとんど見られないみたいですが・・・。
例えば東京で見られるのはほとんど明け方の低空ばかりです。


*NASAとJAXAが提供する画像の著作権や利用規約については、こちらをご覧くださいね。
SHINOblog: NASAとJAXAの著作権

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2008.03.11

いよいよエンデバー打ち上げ

いよいよ今日11日、スペースシャトル・エンデバーが打ち上げられます。
今のところ特に延期の情報は入ってないので、予定通りアメリカ東部夏時間2時28分(日本時間15時28分)に実施されそうですね。
アメリカは夜中、まっくらな中で打ち上げられるんですね。

今回のミッションは日本の実験棟「きぼう」が搭載され、土井宇宙飛行士も搭乗するということで、日本にとってもちょっぴりスペシャルなミッション。
そしてエンデバーからブーメランを飛ばす実験(YOMIURI ONLINE)も実施されるそうですね。
これは実際に飛ばしてみないとどんな動きをするのか誰も分からないのだそうです。
もしかしたらシャトル本体に刺さるかも知れませんね~(縁起でもない・・・)。

打ち上げの様子はJAXA特設サイトのYahoo!動画上でリアルタイム配信されます。
SPACE@NAVI-Kibo SPECIAL LIVE
15:00ごろからの開始ですが、本家NASAは既に中継が始まっています。

NASA - NASA TV
こちらはテキストもナレーションも英語なのですが、2ちゃんの実況版に行くとみんなで盛り上がれますよ~。
・・・そういう私は仕事中なので、エクセル画面の裏でこっそり見ることにします(仕事しろ)。

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2008.03.07

次世代有人宇宙船オリオン

NASAのスペースシャトルは2010年に引退する予定ですが、その後継としてSHINOblog: オリオンで火星をめざせで紹介したオリオン(Orion)の開発を進めています。

前の記事でも書いたように、この次世代有人宇宙船はシャトルのように機体を再利用するのではなく、使い捨てタイプの宇宙船になります。

NASAは5日、「オリオン(Orion)」の実物大実験モデルの画像を公開しました。
NASA - Orion
写真は、緊急脱出システムをテストするためにラングレー研究センター(Langley Research Center)の格納庫に運ばれるオリオンのカプセル模型の姿です。

Image Credit: NASA/Sean Smith

ニューメキシコ州のホワイト・サンズ・ミサイル実験場に運ばれて、緊急脱出システムの実験をするのだそうです。
オリオンは2015年までに国際宇宙ステーションへのクルー運搬用に利用を開始する予定です。
そしていよいよ、2020年以降には有人月探査計画用に利用されることになります。

もちろん、並行して宇宙ステーション行きのロケット「アレス(Ares)I」と、月や火星行きの大型ロケット「アレスV」の開発も進めてるし、NASAもこれからけっこう忙しくなりそうですね。

そういえば、こんな記事も書きました。
SHINOblog: オリオンとクリッパー
アメリカは往復型(シャトルシステム)をやめて使い捨て型(オリオン)を採用しました。
逆にロシアは使い捨て型(ソユーズ)から往復型のクリッパーに移行しようとしています。
もちろん、どちらが良いということは必ずしも言えないんでしょうけど、お互いに違う方法で宇宙開発を模索しようというのがちょっと面白いですね。
似たような研究をするよりも、全く違うアプローチをした方が、より多くの成果を得られるかも知れないですしね。
ちなみにこれはアポロ10号の司令船、オリオンと激似ですね。


NASA(アメリカ航空宇宙局)1958年10月1日、National Advisory Committee for Aeronautics(NACA)を母体としてカリフォルニア州ロサンジェルスで誕生しました。
実はその前年の1957年10月4日にソ連が世界初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功しています。
東西冷戦まっただ中、軍事技術でロシアに圧倒され続けていたアメリカは、ついにプライドも自信も全て総崩れになり、スプートニク・ショックと言われるパニック状態に陥りました。
「こうしちゃいられねえ!」ってんで創設したのがNASAだった訳です。
この時代のソ連とアメリカは完全に「ケンカ両成敗」という感じですが、お互いが異様な負けず嫌いパワーを発揮した結果、科学技術が目覚ましい発展をしたのも確かなんですよね。

というわけで今年はNASA設立50周年にあたります。
なんか面白いイベントがあるかもね。
NASA 50th Anniversary Websiteで公開された50周年記念ロゴです。

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2008.03.02

エンデバー

久しぶりにスペースシャトルの話題です。
・・・どうもね、私がスペースシャトルを記事にすると打ち上げが延期になる気がするんですよね・・・。
きっと、それだけシャトルの打ち上げはシビアな条件でやってるんですよね、きっと、うん。
でも、今回は日本にとってもちょっぴりスペシャルなミッションなのです。

JAXA|「きぼう」日本実験棟 船内保管室搭載及び土井宇宙飛行士搭乗のスペースシャトル「エンデバー号」(STS-123/国際宇宙ステーション組立ミッション(1J/A))の打上げ日の決定について
NASA - Space Shuttle(英文)

アメリカ航空宇宙局(NASA)は、スペースシャトル「エンデバー号」(STS-123/国際宇宙ステーション組立てミッション(1J/A))の打上げ日を3月11日に実施します。
今回のミッションのメインイベントは、「きぼう」日本実験棟の船内保管室の取付けです。
そして我らが宇宙航空研究開機構(JAXA)は、今回のミッションから筑波宇宙センターの「きぼう」運用管制室での管制を開始するそうです。
そしてさらに!今回は久しぶりに日本から土井隆雄飛行士が搭乗します!

打上げスケジュールは以下の通り
3月8日(土)未明:打ち上げカウントダウンを開始
3月11日(火):米国東部夏時間2時28分(日本時間15時28分)
米国フロリダ州ケネディ宇宙センターにおいて打ち上げ

なお、予備日として12日、17日が用意されているそうです。
もうちょっとしたら、NASAやJAXAのサイトで中継カメラが設置されることでしょう。
詳しいことが分かったらまたレポしようと思っています。


ちなみに先月20日に米軍がたたき落としたスパイ衛星の残骸は、今でも高度240キロの空に漂っています。
通常、飛来物がシャトルに深刻な穴を開ける確立を269分の1としていますが、こないだの衛星のデブリによってその確立は259分の1と、ほんの少しだけ増しています。
てか、危険度が300分の1以下ってけっこう危なくないのかな?
300回飛ばしたら1回はぶつかる可能性がある、ってことですよねえ。
関連でこんなニュースもありました。
破壊衛星の「宇宙ごみ」回避、極秘衛星の打ち上げ延期:CNN.co.jp
・・・・エンデバーは大丈夫なのか???

まあそれは良いんですが(いや良くないって)、こないだ(2月20日)アトランティスが帰ってきたばっかりなんですよね。
毎回シャトルの打ち上げは2ヶ月ほど間を開けてるんですが、ここにきてだんだん予定が詰まってきた感じです。

2006年09月、私はこんな記事を書いています。
SHINOblog: 今後のスペースシャトル
2010年の引退までのシャトルのスケジュールを書き出したんですが、実は今回のエンデバー、本当なら去年の11月に打ち上げられる予定だったんですね。
もうなんだかんだで4ヶ月も遅れが出ているのです。

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2008.02.29

MSのプラネタリウムソフト

マイクロソフトがこの春に「WorldWide Telescope」というプラネタリウムソフトを公開するそうです。
「WorldWide Telescope」はハッブル宇宙望遠鏡や宇宙ゲノムプロジェクト「SDSS(Sloan Digital Sky Survey)」などが提供するデジタル画像を表示する宇宙のバーチャルマップです。
WorldWide Telescope
WWT

夜空を縦横無尽に見て回ったり、好きなところでズームインしたり、北斗七星や火星を見たり、それらの天体に関連する解説やデータをオンラインで呼び出したり、Google Earthのsky機能をはるかに凌ぐ膨大な情報を参照できるということです。

公開は今年の春、ということで今はプロモーションサイトしか見ることができませんが、ソフトは無償で提供されるということです。

このプロジェクトにはMicrosoftのJim Gray(ジム・グレイ)とい情報工学者が大きく貢献しているんですが、彼は去年、ヨット旅行に出かけたまま行方不明になっているのだそうです。
今でもマイクロソフト所属になっているジム・グレイが行方不明になったことで、SDSS(Sloan Digital Sky Survey)プロジェクトはかなり遅れたそうですが、ここに来てようやく目途がついたのでしょう。
「WorldWide Telescope」はジム・グレイの功績を継ぐ形で公開にこぎつけたということです。

・・・こういったプラネタリウムソフトでは、同じくフリーウェアのStellarium 日本語版(オリジナルは『Stellarium(英語版)』)が有名です。
ホームページとしてはStella Theater Web(日本サイト)なんか使い勝手がとても良くて、私はどちらもよく利用しています。
特にStellariumはフリーなのにすげえ機能が満載なんですが、WorldWide Telescopeはそれを凌ぐすごさだ、ということなので、これはもう、公開されたらダウンロードするしかないですねえ。
あとは、私のPCがこのソフトの使用に耐えられるか、なんですが(笑)。

SHINOblogでは、ダウンロードして使うようなものはあまり薦めることはないんですが、これは個人的にも使ってみたいので、公開されたらレポしようと思っています。

ところで。
2008年春って、具体的にいつなんだろ???
こういうのって往々にして延期延期ってけっこうあったりしません????

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2008.02.22

スパイ衛星を撃墜しました

もう散々ニュースでやってるんですが、東部標準時で20日午後10時26分(日本時間21日12時26分)、アメリカ海軍は制御不能の偵察衛星の破壊に成功したそうです。
一番重要視されてるのは「ヒドラジンのタンクが完全に破壊されたのか?」ってことですが。

英文ですがこちらはアメリカ海軍のサイトによる公式発表。
おそらく撃墜後24~48時間以内に大気圏に再突入する際、完全に燃え尽きてしまうだろう、ということです。
Navy Missile Likely Hit Fuel Tank on Disabled Satellite:the Official Web Site of the United States Navy
国防総省の公式発表はこちら
Navy Missile Likely Hit Fuel Tank on Disabled Satellite:U.S. Department of Defense Official Website

DoD photo by U.S. Navy. (Released)

・・・・意外にも(おい)うまくいっちゃいましたね。
今年のハプニング映像集でトップ10に入るかと思ったんですが(こらー)、これでは普通のニュースになっちゃいました。
私は何を期待してたんでしょうか(汗)。

ところで衛星が撃墜された当日、アメリカでは皆既月食が見られたそうですね~。
衛星撃墜も月食も、大統領選一色のアメリカではあまり大きなニュースにはならなかったのかな?

ミサイル撃墜の様子がようつべにも上げられています。
すっかり有名になった?カートライト将官による記者会見から撃墜のとこだけ抜き出した動画のようです。(1分6秒)
40秒あたりで見事にヒットしてますね。

オマケ:仕事中に(ウソですウソです!)ずっと追跡していたサイトを紹介します。
JavaScriptで人工衛星の位置を表示する
最新情報にもあるように、残念ながら偵察衛星NROL-21は既に消滅しています。
中国が撃墜した人工衛星のスペースデブデブはたくさん飛んでますよ~。

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2008.02.20

スパイ衛星を明日撃墜します

ずっと定点観測しているアメリカの偵察衛星「NROL-21/USA-193」の撃墜ですが、いよいよ明日21日に実施されるようです。
U.S. to shoot down satellite Wednesday, official says - CNN.com(英文)

スペースシャトル・アトランティスが米東部時間18日午前4時24分(日本時間同日午後6時24分)に国際宇宙ステーションから離脱し、今日にもフロリダ州ケネディ宇宙センターへ帰還する予定になっています。
シャトルの邪魔にならないよう、帰還翌日の実施になるんですね。

現地時間の21日夕方からの数時間、ハワイ沖で民間航空機の飛行が禁止されます。
ちょうどこの時間に衛星がハワイ上空を通過する見込みなのだそうです。
すでに太平洋では洋上には3機の巡洋艦・駆逐艦が24時間態勢で待機、警戒機なども巡回しており、今後は常に最新情報が関係機関に通達される予定です。

Lakeerie計画では、レイク・エリー(The Lake Erie)ミサイル巡洋艦(写真:wikimediaより)がミサイルを発射、ディケーター(Decatur)ミサイル駆逐艦は弾道情報をエリーに入れて、ラッセル(Russell)ミサイル駆逐艦がディケイターのバックアップをします。
もちろん、ディケイターやラッセルも予備ミサイルは持っていて、いつでも第2弾、3弾を撃つことができる訳です。
米東部時間20日午後9時半(日本時間21日午前11時半)からの約2時間半が最初の撃墜可能期間だということです。

今回の「衛星迎撃」、予定通りいくと明るい夕方に実施されるので、日本などから衛星が撃墜される様子を目撃するのは難しいかも知れない、っということです。
スカッたら恥ずかしいから(笑)、みんなの幸せのためには見えない方が良いかも知れませんね。

ただ、熊本県の「さかもと八竜天文台」が日本上空を通過する偵察衛星の撮影に成功してましたよ。
asahi.com: 撃墜予定の米スパイ衛星を撮影 熊本の天文台
すげえ!これが「あの衛星」って分かるんですねえ。

そして案の定、中国やロシアは今回のことにプンプンです。
米故障衛星の撃墜計画、中国・ロシアが反発 | Chosun Online | 朝鮮日報

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2008.02.15

スパイ衛星を撃墜します

・・・・やっぱし、やりたかったんじゃん。

SHINOblog: スパイ衛星が落下するかも?と、SHINOblog: スパイ衛星は北米に落下?でお伝えしていた偵察衛星「NROL-21/USA-193」は今のところ、2月末~3月始めに地球の大気圏に再突入する見通しとなっているそうです。

Sm3当初、防総省ではミサイルによる撃墜についてはコメントを控えていましたが、ここにきてついに決断を下した、という感じですね。
すでにいろんなニュースサイトで話題になっていますが、アメリカ海軍が所有するイージス艦から3機の迎撃ミサイル『SM-3(Standard Missile 3)』を発射、大気圏突入の直前で衛星を撃破する予定だそうです。

国防総省ホームページ上でも発表されてたので、マジらしいですよ(信じてなかったのかよ)。
DefenseLink News Article: Navy to Shoot Down Malfunctioning Satellite:US Department of Defense(米国国防総省)(英文)
Technobahnが米国政府によるスパイ衛星破壊計画とは? 意外に深刻な落下のシミュレーション結果で意訳していて分かりやすいです。

ジェームズF.ジェフリー大統領次席補佐官は、ブッシュ大統領がミサイルによる衛星の撃破を指示したことを発表しました。

今回のことで一番懸念されているのは、この衛星に積載されているヒドラジンという毒性の強い燃料が、人の住む地域に落下することです。
ヒドラジンは人が吸い込むと肺の内部を火傷するなどの影響があるそうです。
宇宙開発の分野ではヒドラジンはそう特殊な物質ではなく、スペースシャトルや日本のH2-Aロケットにも搭載されています。
衛星が自然落下した場合、ヒドラジンはフットボール競技場2つ分の面積に拡散する可能性があると言われています。

そのため、ミサイルで事前に破砕し、できれば海に落下させるのが今回の目的なのだそうです。
地球の大気圏に突入する直前ミサイルが衝突すれば、宇宙に放出されるデブリの量は少量になり、衛星の破片の大半は大気圏で燃え尽きると予想されています。
また、衝突によって衛星の速度が落ちると思われるので、落下地点をある程度絞ることができる、つまり海に落下させることが可能になる訳ですね。

これらのことから、「撃たないよりは撃った方がマシ」という結論に至った、ということで、決して私やその他多くの人が想像するような「衛星の機密保持のため」でも、「米国のミサイル防衛力を誇示するため」でもない、っということですが・・・・。

それにしてもね。

前の記事でも書いたように、地球の表面は70%が海で、残りの地上でも人が住む地域はほんの限られた場所なのです。
人工物が人の住む地域に落下する可能性は、宝くじに当たるよりも確立が低いのです。
この衛星が私の頭に当たる確立も限りなくゼロに近いし、もう放っておいても良いんじゃないか?
他国を刺激してまでミサイルを持ち出すようなことなのか、ってのが、どうもね。
それとも、アメリカ本国の都市部に墜ちる可能性がけっこう高くなってきたのかな。
どう見ても「ミサイル防衛システムを使ってみたい!」と、任期終了間際のブッシュさんが・・・。
と、これ以上言うと日米両政府から刺客が来そうなのでやめときます(爆)。

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2008.02.01

スパイ衛星は北米に落下?

以前「SHINOblog: スパイ衛星が落下するかも?」で紹介したアメリカの偵察衛星ですが、どうやら北米大陸に落下するようです。
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が記者会見で明らかにしたということです。
自分で投げた石が自宅に落ちてくるんなら文句の言いようはないですね。
北米航空宇宙防衛司令部、制御不能のスパイ衛星は北米大陸に落下の見通し - Technobahn

この衛星は当初の予想通り「NROL-21/USA-193」と言う米国家偵察局(NRO)の情報収集衛星で、3mという大口径の望遠鏡を搭載しています。
外見は軍事機密らしくどこにも見あたらないんですが、おそらくハッブル望遠鏡に似ているのではないかということです。
解像度は10~15cmということですから、人の顔まで判別できそうな精度です。

これはハッブル宇宙望遠鏡、こんな形をしてるんだね。

(Image credit: NASA)

この巨大な望遠鏡を搭載しているため総重量が19.6トンもあって、地球の周回軌道上にある無人の人工衛星としては最大級の大きさです。
(ちなみに、気象衛星「ひまわり6号」が1.6トン、月周回衛星「かぐや」は打ち上げ時で約3トン、国際宇宙ステーションは完成時で419トン、そしてアポロ(司令船・機械船・月着陸船の合計)は約50トン)
この巨大な体のために、大気圏に再突入しても完全に燃え尽きず、衛星の一部は地表に落下する可能性があるそうです。

で、気になるのは「人の住む地域に落ちたり、あるいは人に当たる可能性はどれほどなのか」ということ。
実は、過去半世紀の間に、約1万7000個、合計で約1400トンの人工物が地球に落下しており、断面積が1平方メートル以上の物体が平均して毎週ひとつ落下している、という見積もりがあります。
人工衛星も落ちてくることがあるのですか?:横浜こども科学館
いまのところ、衛星の落下で人が死傷したという報告は皆無で、今後、人に当たる可能性も1兆分の1もないだろうということです。
・・・これなら宝くじに当たる方が確率高いですね。

と言うわけで、スパイ衛星が私の頭にぶつかる可能性はほぼなくなった訳ですが。

宇宙からの落下物がどこに落ちるのか、正確な情報は大気圏に突入するまで予測できないんですね。
天候や大気の密度によって落下速度・角度が大きく左右されるので、落下する地域をある程度限定するには数時間前にならないと分からないそうです。
やっぱり人間って、自分がやったことの後始末もできないんですねえ。

参考:「スパイ衛星落下」の危険性は:元空軍将校が語る監視の実態 | WIRED VISION
なるほど、秘密にすればするほど、みんながよってたかってその秘密を暴くわけですね。
世界中の人が自宅警備員って訳か(笑)。

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2008.01.29

スパイ衛星が落下するかも?

アメリカの偵察衛星が2月下旬から3月下旬にも地上に落下するかも知れない、ということです。
Dead spy satellite could hit Earth - msnbc.com(英文)

老朽化や故障などで稼働できなくなった人工衛星は、安全や情報保持の観点から、地上から制御して地球の海に落下させるのが通常です。
過去に地球に落下させた大きな人工衛星では、アメリカのスカイラブ(1979年 80トン)、ロシアの宇宙ステーションミール(2001年 130トン)が有名ですが、それ以外でもかなり大量の衛星が落下させられています。
スカイラブ(Wikipediaより)

[星ナビ.com] さよならミール

しかし今回の偵察衛星はすでに制御不能な状態になっていて、落下させる場所を決めることができず、今のところ、予想落下地点は不明なんでそうです。

衛星の詳細については、機密のため一切明らかにされていません。
が、2007年にL-21という偵察衛星が軌道投入に失敗して運用を断念した経緯があるので、もしかしたらこの衛星のことかも知れませんね。
米国家偵察局、最新鋭の情報収集衛星「L-21」の軌道投入に失敗 - Technobahn
どこに墜ちるか分からないのであれば、いちおう「墜ちるかも」という公表だけはしておこう、という感じなんでしょう。

その衛星は10トンほどでバスくらいの大きさですが、大気圏突破する際におおまかな部分は燃えてしまうので、地面に達したときはかなり小さくバラバラになっていることでしょう。
ただ、この衛星の推進剤に使われるヒドラジンや、衛星の材料になっているベリリウムという金属が人体に害を及ぼす影響があるそうです。
万が一、人が住む地域に落下した場合、ちょっと面倒なことになりそうです。
だけど地球の表面は70%以上が海だし、その他の陸地でも人が住んでいる地域は本当にわずかな場所でしかありません。
たしかミールが墜ちたときも、「これが都会に墜ちたら」みたいな特集番組を見た気がするんですが、それこそものすごく可能性の低いことではあるんですよね。
もちろん可能性が0でない限り、何らかの情報を提供するべきだとは思います。

なお、この情報を公開した米国家安全保障会議(NSC)は、衛星をミサイルなどで撃ち落とす可能性についてはコメントを避けたそうです。
・・・個人的には、ミサイル撃墜の練習台として良い標的になると思うんですが、さすがに不謹慎なのかな。

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2007.12.14

宇宙情報センターのキーワードリンク機能

JAXA宇宙教育センターが監修している宇宙情報センターのキーワードリンク機能が他のサイトやブログでも使えるようになったそうです。

宇宙情報センターは私もいろいろ参考にしているサイトで、太陽系から宇宙開発史まで、宇宙に関するあらゆる情報を掲載してるんですよ。

キーワードリンク機能とは、ウェブサイトやブログに掲載された宇宙に関連する単語に、宇宙情報センターのサイトを自動的にリンクしてくれる機能です。
例えば、こんな感じで星や宇宙に関するキーワードを書いたとき、宇宙情報センターにある情報にリンクを貼ってくれるのです。

設置方法はとっても簡単。
キーワードリンク機能のタグ生成にあるタグをコピーして、それぞれのブログのリンクリストに貼り付けるだけ。
宇宙情報センターのサイトを自動的にリンクさせる方法にはココログに設置する方法も書いてあります。
1個でもブログパーツを設置したことある方は、それと全く同じでリンクタグをマイリストにコピペするだけでオッケー、簡単でしょ。

てな訳で、試しにこの記事で、いろんなキーワードを羅列してみるよ。
うまくリンク貼ってくれるかな?
スペースシャトル アポロ13号 ブラックホール SETI 国際宇宙ステーション
流星群

追記:ある程度予想はしてたけど、関係ない記事の関係ない言葉にまでリンクが貼られちゃいますね(笑)。
これは星関係専門のサイトじゃないと使いにくそうです。

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2007.11.29

ふたご座流星群

毎年決まった時期に出現する流星群。
なぜ、同じ時期に同じような場所で観測できるんでしょう?

宇宙に漂うチリや小石などが地球の引力に吸い寄せられ、大気圏に突入した際に燃えて明るく輝くものを流れ星と言います。

ご存じの通り、地球は太陽の周りを公転しています。
そしてこの軌道上には、主に彗星が放出した大量のチリが漂うダストトレイル(Dust trail)という場所があります。
ここを地球が通ったとき、流星群が現れるという訳です。

有名な流星群としては、ペルセウス座流星群(8月)、しし座流星群(11月)、しぶんぎ座流星群(1月)がありますが、来月にはふたご座流星群も見られるんですよ。
・・・さすがに12月は寒いですが、今年のふたご座流星群はかなり期待できそうだと言うことです。
12月5日ごろから見え始め、14~15日が一番良く見えるそうですよ。

画像は、12月14日午後9時の東京での見え方です。

14日の月齢は5なので、半月に少し足りないくらいの大きさで午後9時には沈んでしまいます。
そして、うまくいけば最大で1時間に数十個の流星が見られるかも知れないそうです。

ふたご座にある赤い丸の部分を中心として、流星群が降り注ぎます。
この日は引っ越しの準備をしてる真っ最中だと思いますが、ちょっと手を休める時間があったら、空を見上げてみようと思います。

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2007.11.22

JAXAグリーティングカード

引っ越し準備がぜんぜん進みません。
年内に引っ越せるのかも怪しくなってきましたよ。
・・・私たちがあれも足したいこれも足したい、でも金がねえ、と文句ばっか言ってるせいなんですけどね・・・。
バタバタしてたら月周回衛星「かぐや(SELENE)」はNHKとタッグ組んですげえ写真をガッツンガッツン送ってきてるし。

テレビやネットで「かぐや」が送った映像を見る機会も多いですが、それらの画像を使ったグリーティングカードを作れるページをJAXAが公開しています。

JAXA | グリーティングカード

まずはカテゴリーを選択します。
「JAXAのプロジェクト」「イラストギャラリー」など5種類のカテゴリーがありますが、やっぱり今の旬は月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)が撮影した映像でしょうね~。

そして台紙を選び、差出人や送る相手(同時に3人まで送れます)の名前とメアド、400字以内のメッセージを書きます。

日付指定もできるのだけど、なぜか2006年と2007年しか指定できないので、お正月のメッセージとしては使えなそうですね(笑)。

メールではグリーティングカードのURLで届きます。
ちなみに私がお試しで作ったのがこれ。

クリスマスカードにぴったりっぽいですよね。

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2007.09.20

GoogleMoonがパワーアップ

今となってはGoogleMapsはもうすっかり有名ですが、他にも火星の表面が見られるGoogleMars、月面が見られるGoogleMoonもありますよね。

このGoogleMoonが、NASAによるデータの提供で大幅にグレードアップしたということです。
NASA Maps the Moon With Google-NASA-(英文)

GoogleMoonを開くとアポロ計画の際の計6回の着地点が表示されています。
それぞれの数字をクリックすると、更に細かい情報を見ることができますよ。
例えば、初期画面のポップアップウィンドウ「Apollo11」の「ZoomIn」をクリックすると、18ヶ所のマークが表示され、それぞれをクリックすることでパノラマ画像や動画を見ることができます。
ちなみに「4」のマークから"Watch the video"を選べば、アームストロング船長が月に降り立つ有名な動画が再生されます。
そして、あの有名な

That's one small step for man, one giant leap for mankind.
(一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍)

というセリフを聞くことができちゃいますよ~。

他にも月面車が爆走する写真や、飛行士たちが散歩?してる姿なんかを見られちゃいます。

これらの地図は、1990年代に月を訪れたNASAの探査機クレメンタインによる可視光マップをベースに作られたものなので、最大までズームアップしてもデコボコの地面が見えるだけです。
今後、日本の月周回衛星「かぐや」などが情報を更新して、もっと詳細な地図を見られるようになるかもねっ。
かぐや姫の自宅を見られる日もそう遠くないかも知れません。


こんな写真もあったよ。
アポロ12号に搭乗したピート・コンラッド。

狭い宇宙船では持ち込むものも厳しく制限されていましたが、彼は自分と相棒アラン・ビーンのポートレートを撮ろうとカメラ用セルフタイマーを隠し持っていました。
2人しか月にいないはずなのに誰が写真を撮ったのか、みんなが混乱するだろうと考えたんですが、残念ながらミッションの最中にセルフタイマーを無くしてしまったため、このイタズラは失敗に終わっています。

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2007.09.16

月に行けたら34億円あげます

アメリカのX PRIZE Foundation(エックスプライズ財団)とGoogleが月面探査の一番乗りを競うレースを実施するそうです。
個人や民間であれば誰でも参加できて、月面に無人探査機を月まで運び、地球に向けて高画質の画像を送信させることができたら総額3000万ドル(約34億5000万円)の賞金をゲットできちゃいます。

JPN | X PRIZE Foundation
(なぜか日本語版はトップページのみ、これから訳されてくのかな?)


レースの詳細はこんな感じ。

2012年までに月着陸船を月面に着陸させ、無人探査機で周辺500メートルの映像を撮影、その映像を地球まで送信することができた最初のチームに2000万ドル(約23億円)の賞金が贈られます。

そして、探査機を月面で14.5日に渡って稼働させ、アポロ計画の宇宙船の残骸を撮影できたら、更に500万ドル(約5億7500万円)の賞金がもらえる、ということです。
更に目標を上回る発見などがあった場合は、もう500万ドルを受け取ることができるという訳です。

なお、2012年を過ぎると賞金は1500万ドルに減額され、2014年にこのコンテストは期限切れとなります。

有人による月探査は1972年12月に月に着陸したアポロ17号が最後。
その後も旧ソ連が無人探査機を送り込んでいますが、民間による月着陸はもちろん今まで一度もありません。
アポロが置いてきた残骸を、人類は一度も見たことがなく、これが「月着陸はウソ」論者のかっこうの標的ともなっているんですが、今回のコンテストでそれが発見されたら、アメリカは大喜び、ですねっ。


・・・・34億円かあ、私もチャレンジしてみようかしら(笑)。
誰か一緒にやらない?(やらないっつの)
月まで行って写真撮ってそれで34億もらっても、全然ペイしない気もしますが(笑)、ここで名を売れば巨大なビジネスチャンスも巡ってくるでしょうから、関係企業としては賞金よりそっちの方がおいしいかも知れませんね~。


ちなみに、X PRIZE Foundation(エックスプライズ財団)は、2004年にもAnsari X Prize(アンサリ・エックスプライズ)という有人弾道宇宙飛行のコンテストを行っており、アメリカの民間企業が開発したスペースシップワンが高度約100kmを飛行して賞金1000万ドルを獲得しています。

画像Wikipediaより

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2007.09.04

火星で地下帝国発見・・・されなかった

以前こちらでSHINOblog: 火星で地下帝国発見?という記事を紹介しましたが、この穴のおおよその仕組みが分かったそうです。

NASA - Dark Pit on Mars' Arsia Mons, with Sunlit Wall
HiRISE | New View of Dark Pit on Arsia Mons

前回の写真は太陽が真上から照らしていたため、穴の側面が全く見えず、ただポッカリと穴が開いてることしか分かりませんでした。
今回は、日差しがやや傾いた状態で撮影することに成功。
東(右側)の壁を日光が照らしているのが分かります。

Credit: NASA/JPL-Caltech/University of Arizona

アリゾナ大学では、この垂直洞窟(Pit Cave)は火山活動によって垂直に切り崩されたものじゃないかと推測しています。
地球にも似たような地形のピットクレーター(pit crater)というものがあって、地下のマグマが移動して地表が陥没することによってクレーターのような穴が開くことがあります。
つまり、火星にも激しい火山活動があった(あるいは今もある?)可能性がとても高い、ということですね。
これはハワイ火山国立公園にあるピットクレーター。

Wikimedia(Image:Halema'uma'u creater-Kilauea Caldera.jpgより)

火星のピットクレーターの側面の様子から、この穴は最低でも深さ78m(255フィート)、幅150x157m(492x515フィート)はあるだろう、ということです。

・・・えーーー、なんか個人的にすっっっごくガッカリというか、NASAはやっぱり何かを隠してませんか?
本当は火星人が写ってるのにフォトショで加工したんじゃないの??
・・・・いえ、もういいです・・・、やっぱり自然現象だったんですね・・・・。

追記:南郷さんが隠蔽された画像を修正してくれました。
ほらね。やっぱいるよ(笑)。

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2007.08.13

流れ星を見よう

んもーーーー、毎日暑くてブログなんかやってられませんよ!!!
梅雨入り前の長期予報で「猛暑になる」って言ってたのを、なかなか梅雨が明けないもんだから「冷夏になる」って訂正しちゃったんですよね気象庁さん。
よけいなこと言わなきゃ良かったですね。


さて、暑くて寝付けない夜は、ちょっと外に出て星空を眺めてみましょう。
よほどの大都会でなければ、星って案外たくさん見ることができるんですよ。
良く晴れた空を5分ほど眺めているとだんだん目が慣れてきて、見える星の数がどんどん増えていきます。
今の季節なら、10分ほど空を見上げているとかなりの高確率で流れ星を見ることができます。

特に今日明日はペルセウス座流星群の活動がとても活発になります。
1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並んで「三大流星群」と呼ばれており、毎年ほぼ確実に見られる流星群です。

太陽系には惑星の他に、彗星もチリをまき散らしながら公転しています。
毎年今の時期、地球は「スイフト・タットル彗星」という小さな彗星の軌道を横切るのですが、その際に彗星が残したチリが大量に地球に飛び込み、大気圏で燃えて流星群となるのです。
多ければ1時間に数十個の流れ星が見られるということですが、とても小さなものもあるので、肉眼で確実に見られるのはそれほど多くはないと思います。


流星群が出没する目安はこんな感じ。
「W」の形をしたカシオペア座なら誰でも知ってますよね。
このちょっと下あたり、黄色い星のマーク(放射点)を中心に放射状に流星が現れます。