カテゴリー「建築・アート」の22件の記事

機能的なものはそれだけで美しい

2011.10.27

LEGOの落水荘

建築ファンのみなさん、お久しぶりです(笑)。
今日の建築は超巨匠の作品ですよ~。
もうだいぶ前のことなんですが、ダンナ様がLEGOブロックを買ってきてくれました。
それがこれ。
20111026_01

もーーー!この写真を見て失神するくらいじゃなきゃ建築ファンとは言えませんよ(爆)。
フランク・ロイド・ライトが設計したカウフマン邸(落水荘)です。
本物の写真はウィキメディアコモンズからいただきました、なんか見たことない?
キユーピーのテレビコマーシャルで福山くんがサラダ食ってるのがここですよ。
766pxfalling_water_01

ブロックの山と、ちょっと立派なマニュアルが入ってます。
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土台を造ったとこ。
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バーン!完成です!!
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この角度から撮ると、なんとなくそれっぽい?
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似たような角度から撮った写真がウィキメディアコモンズにあったよ。
20111026_06


彼に関しては、みなさん言いたいことが山ほどあると思うし、私もそうなので(笑)、略歴だけにしておきます。

フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright、1867 - 1959)
アメリカを代表する建築家。そして私が一番好きな外国の建築家。

代表作品は、なんと言ってもこの落水荘でしょう。
他にもプレイリースタイル(草原様式)と言われるロビイ邸、ニューヨークのグッケンハイム美術館(MIB1の冒頭でウィル・スミスが宇宙人を追いかける美術館はここです)など、個性的でアクの強い作品を多く残しています。
また熱狂的な日本ファンでもあり、浮世絵の蒐集家としても有名です。
私としては、ライトは日本建築(書院造)から多大な影響を受けていると確信しているのですが、ライト自信は「それはない!!」と言っていたようです(そう言ってたってことは、要は他の人たちから同じことを言われたことがある、と)。
日本でも、旧帝国ホテルや山邑邸(現 ヨドコウ迎賓館)などを設計しており、旧帝国ホテルは愛知県の明治村にエントランスが保存され、神戸に現存するヨドコウ迎賓館は一般公開されています。
もちろん両方行って泣きましたよ。
コルビジェやミースもいいけど、やっぱり私はライトのこってりしたデザインの方に愛着を感じてしまうのです。

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2009.03.14

川村記念美術館「マーク・ロスコ展」

去年の3月にリニューアルオープンしてから「行きたい」と思って1年後、先日ようやく行ってきました。
・・・だってこの美術館、うちから車で2時間半(しかも首都横断)なんですもん、さすがに躊躇しますよね・・・。

川村記念美術館は、千葉県佐倉市にあり、DIC株式会社総合研究所が設立した現代美術館です。
広大な庭園に囲まれた美術館には、レンブラントやルノワール、モネ、ピカソにシャガールと言った誰でも知ってる近代画家の作品(全部本物だよ!)から、フランク・ステラ、マーク・ロスコなどの現代美術などがあり、私立美術館としては日本有数の規模を持っています。
館内は広々として、ひとつひとつの作品をゆっくりと鑑賞できるし、美術鑑賞に疲れたら自然いっぱいの庭園を散策したり、お茶席で抹茶と和菓子をいただくこともできます。

屋外展示してあるフランク・ステラの立体作品。
後ろの木と同化しちゃってますが。
・・・なんじゃこりゃ、とか言わないように(笑)。

まあそれにしても遠い遠い!!
首都高4号線を新宿から乗って、湾岸道、そして東関道の佐倉インターで降りたのですが、まあ、しょっちゅう岩手まで行ってる私たちにとって、「片道2時間半」ごとき(笑)大した苦にはならないのですが、どういう訳か今回は首都高ががら空きだった!
もうね、しのぶさん、あんな急カーブをあんなスピード曲がれませんよ(ウソこけ!)。
いや本当に首都高って、多少渋滞してるくらいが良いですよね。
「箱崎ジャンクションってどっち~~~っ?!!!」ってなったとき、考える余裕があるから(大汗)。
久しぶりに「運転して疲れた」と思いましたよ(笑)。

今回の企画展は「マーク・ロスコ」

1903年ロシア生まれのアメリカの画家で、大画面をいくつかの矩形に区切った抽象画が晩年の主なスタイルとなっています。
ロスコは1950年代にニューヨークのシーグラムビルの社員食堂の壁面全面を飾るため約30点もの絵画を描きあげますが、完成した食堂を見て「自分の絵画を展示するための空間ではない」と契約を破棄してしまいます。
彼は20年後に自殺してしまうのですが、彼の死後、それぞれの作品は「シーグラム壁画」という名で世界各地の美術館に収蔵されました。
そのうちのひとつが、日本の川村記念美術館なのです。

私のダンナ様がロスコのファンなので、今回はちょっとがんばって(笑)B3サイズくらいのフレーム付きポスターを買って帰りました。
彼の定額給付金はこれで終了だな(笑)。
どこに飾ろうか検討中~。


というわけで、帰りは渋滞に巻き込まれて3時間かかったけど、渋滞しておかげで「三宅坂ジャンクションってどっち~~~~っ?!」とならずに済みました(汗)。

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2009.03.10

テオ・ヤンセン展に行ったよ

ちょっと前から動画サイトやテレビで話題になっていた、風で動くオブジェ。
南アフリカでBMWのCMに起用されたのがきっかけで、一気に有名になったので見たことある人もいるんじゃないでしょうか。
「ようつべ」にアップされてるCMはこちら(1分6秒)。
YouTube - Theo Jansen - Kinetic Sculptor:

このオブジェが東京に来たというので、観に行ってきました。
-Theo Jansen- テオ・ヤンセン展 公式HP
テオ・ヤンセン展 | SPECIAL EVENT | 「日比谷パティオ」 ヒビアカリ(HIBIY-AKARI)プロジェクト

テオ・ヤンセンは1948年、オランダのスケベニンゲン、じゃなかったスヘーヴェニンゲン生まれの芸術家。
デルフト大学で物理学を学んだ後、画家となりストランドビースト(ビーチアニマル)を作り始めます。
彼の作品はプラスティックのチューブで作られたストランドビースト(strandbeest オランダ語“砂浜生物”の意味)というオブジェで、風にあおられただけでフラフラと生き物のように歩くのです。


ビルの谷間に唐突に現れるテント小屋とコンテナ。
何かが建つまで暫定的にアート空間を作ったのかな。

テント小屋に入るといきなり芋虫くん(?)がお出迎え。
体中に細いチューブが張り巡らされていて、チューブに圧縮空気を送り込むと本当に芋虫のように這い回るのです、ほんのちょっぴりグロテスク・・・。

背中に背負った羽で風を受け、横にギシギシと動くのだそうです。
残念ながらこちらは展示だけ。

全長10m以上はありそうな大作。
もうね、なんで屋内展示なのかと小一時間!

上のオブジェを真正面から見たところ。
構造としては意外と単純で、全ての継ぎ目が稼働する三角形の集まりでできています。
それがこれだけ大量に集合することでとても複雑にお互いを影響しあって動くんですね。

これまた巨大な羽を持つストランドビースト。
こちらも羽が風を受けることで、カニのように横歩きするのです。

羽の付け根はこんな感じ。
クランクのようなチューブに接続することで、羽全体が流れるようななめらかな動きをします。
私はこれが自動車のドライブシャフトのように動力源になってるのかと思ったのですが、どうやら羽が動くのは単純に「動くと面白い」から、のようです(笑)。
たとえ羽が動かなくても、風に押されるだけで煽られるように足が動くらしい。

足の部分。作りはけっこうテキトーです(笑)。
荷造りヒモとかロープで結ばれてるだけだったり、強引にセメダインでくっつけられてたり。

タイヤのような足もありました。
この辺は、ちょっと器用な小学生なら夏休みの宿題で作れそう(こらっ)。


今回の展示会、ものすごく残念だったのは屋内展示だったこと。
このオブジェたちは風を受けて動いてナンボな訳ですよ。
それなのに、どいつもみんな室内でじっとしていて、これでは単なるグロテスクな屍体です・・・。

その中でこの作品だけはみんなが自由に動かすことができました。

真ん中を押すことでギシギシと音を立てながら前進させることができます。
動く姿はけっこう感動的。

というわけで、動画を撮ったので紹介しますねっ。(22秒)
押したり引っ張ったりしてるのは、もちろん私(笑)。
かなりおっかなびっくりですが(汗)、ものすごくギシギシ言うのでかなり怖い(笑)のです。

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2009.02.07

山口文象と長谷川逸子

すいません、今回は久しぶりにチョー長文(笑)。

前回の記事で予告(笑)したとおり、今回は林芙美子記念館の紹介です。
両親が何気なく話したこの小さな記念館のパンフを見て、「林芙美子って誰」くらいの知識しかないまま(汗)ソッコウで見学に行きました。

いやもう、見てびっくり!今となっては滅多にお目にかかれない本格的な数寄屋造りの住宅でした。
この建物を設計したのは昭和モダニズムの代表、山口 文象(やまぐちぶんぞう)という建築家です。
建築の教科書では、山口文象の名は黒部川第2発電所(社団法人 日本土木工業協会より)と共に紹介されるので、なんだか土木系の人のように見えますが(笑)、純日本建築の名手でもありました。
中でも、この林芙美子邸は本気で見事です。
(とか言ってる私が今まで気づかなかった訳ですが・・・)。

早春の日だまりに佇む数寄屋の家。
ここに立っているだけで「日本人で良かった」と思えます。

敷地には「生活棟」「アトリエ棟」「石蔵」の3つの建物があり、こちらは生活棟。

生活棟の中心にある茶の間。
六畳とそれほど広くはないですが、三方を廊下に囲まれ広々した印象を受けます。
照明器具も山口文象がデザインしたのでしょうか。

船底天井(拝み天井)には矢羽根編(やばねあみ)の「ヘギ板網代天井」が使われています。
これは数寄屋造りにかかせない意匠です。

アトリエ棟にある寝室と書斎のある建物。
こういう純日本家屋は冬が似合いますね。
花がありすぎてもいけない、緑が多すぎてもいけない、枯れた中にひっそり立つ様が美しいと思うのです。
てかね、緑が多い季節は建物が木の葉に隠れちゃって良く見えないのね(笑)。

前の記事で紹介した梅の木のあったアトリエ。
これは北から見たところです。
「さすが!」と思ったんですが、アトリエの窓はこんな風に必ず北向きに作るんです。
窓を北向きにすることで直射日光が室内に入らず、時間によってモチーフ影の向きが変わらないのです。

玄関脇の小さな庭。
上がり框に座るとちょうど良い位置に古い石臼を利用した敷石が。


さて、話変わって。
名建築というのは、初見で「うわ!」と思わせるパワーがあります。
「なあんとなく何が違うのか分からないけど、なんとなく気になる建物だな」と思ったら、それはきっと著名な建築家やデザイナーが関与しています。

ここに来たときに気になっていたのがこの建物です。
林芙美子記念館の裏庭から覗く、異様なほど白く美しいコンクリート打ち放しの住宅。
記念館の古式ゆかしい純日本風の建物とは対照的な、極度なほどのモダニズム建築です。
新旧の対比がすばらしく、どちらも引けを取ることなく、どちらを殺すこともなく、むしろ見事なまでに調和していました。

まだ入居が始まっていない集合住宅のようですが、これはもう明らかに、聞いたこともないような(こらっ)デザイナーズマンションとは違うノーブルなたたずまいですよ。
あんまり情熱をこめて見つめすぎたせいか(笑)管理人ぽい人が警戒心まる出しでこちらを見ていたので、あまりちゃんと写真を撮れず・・。

たぶん、かなり著名な、あるいは新鋭の建築家が関与してるんだろうなと、こっそり建物名を覚えてきました。
そして発見!!
私の鑑定(笑)通り、著名も著名、日本を代表する建築家の設計であることが分かりました。
court decor yonnosaka

槇文彦が審査院長を務めるコンペティション(設計競技)によって、11人の建築家から選出された長谷川逸子(はせがわいつこ)による作品だそうです。
もう、これだけで建築が分かる人には「なにそれ!どんだけ~~!」となりそうですが(笑)、他の10人が誰だったのかも気になるところ。
あー、この建物ね、そのうち何らかの建築賞を受賞すると思いますよ、マジで。
それほど美しい建物でした。
そして価格も超一級!最多価格帯が1億円ですよ、それでも1000万くらい値下げしたそうですよ、あはははは・・・・。
この辺りは超豪邸がウヨウヨ建ってるので、その中ではお買い得物件なのかも知れませんよ、あはははは・・・。


参考:
長谷川逸子
長谷川逸子 - Wikipedia
山口文象が近代建築を代表するなら、長谷川逸子は現代建築を代表しましょう。
長谷川先生はかなり初期からCADを使った設計やプレゼンを始めていて、私もこの人のCAD作品集を持ってるんですが(多分まだ80年代)、今見ると笑ってしまうくらいシンプルな線の集まりでしかないのだけど、当時はそれでもかなり画期的だったのを覚えています。

槇文彦(まきふみひこ
槇文彦 - Wikipedia
槇先生はもうイッちゃってるからいいや(笑)。
有名どころでは、幕張メッセや東京体育館などの一連のカブトガニものと、青山のスパイラル、そして今一番分かりやすいのは、ニューヨークのWTC跡地に建設予定の5棟の高層ビルのうち「タワー4」と呼ばれるオフィスビルでしょうか。

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2009.01.04

機械じかけの象(ラ・マシン)

今年2009年は横浜開港150周年だそうです。
ペリー提督が「ね~~~・・・カイコクしてくださいよ~~」とお願いに来て(分からない人は分からんでよろし)、1859年(安政6年)、長い鎖国から開国・開港して今年で150年。
横浜開港150周年記念テーマイベント「開国・開港Y150」公式サイトもできて、みなとみらい地区では様々なイベントが用意されています。

いくつかのイベントにはチケットを買う必要があります。
チケットの買いかた|横浜開港150周年記念テーマイベント「開国・開港Y150」公式サイト
ベイサイドやヒルサイドと、会場によって普通入場券とか夜間割引とか何種類もの買い方があるので、事前にチェックした方が良さそうですね(もちろん前売りもあるよ)。

その中で最も注目なのがこれ!!
巨大スペクタルアート劇団「ラ・マシン」|横浜開港150周年記念テーマイベント「開国・開港Y150」公式サイト

これね、たしか私がまだ(笑)ニフティクリップをやってたときだから、2年以上前のことですが、こんな動画を紹介しています。
YouTube - The Little Girl Giant(5分07秒)

んもー気味が悪いくらいリアルな、巨大な女の子の人形で、中世のコスチュームを着たスタッフが大勢で動かしていて、なんともファンタジックなパフォーマンスなのです。

この人形を公開したのは、ロワイヤル・ド・リュクス(Royal de Luxe)。
ロワイヤル・ド・リュクスとは、フランスのナント市を本拠地としたトリート・シアターの劇団です。
巨大な女の子と象は、2005年にナント市出身のジュール・ヴェルヌの没後100年を記念して開催されたイベントでした。
こちらのサイトに画像がたくさんあるけど、人形の大きさが良く分かりますよ。
Éléphant de Royal de Luxe à Nantes

そしてこの劇団に機械じかけの人形を提供しているのがLa Machine(ラ・マシン)というアート集団なのだそうです。
この象や人形など、様々な巨大オブジェを使った美しくも壮麗なパフォーマンスを世界各地で行っていますよ。

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2008.10.04

時を食べる美しい時計

ギミック好きのみなさん(笑)、こんにちは。
今回はとってもアートな時計を紹介します。

1m timepiece with no hands or numbers unveiled by Stephen Hawking - but it was 15 minutes late | Mail Online(英文)

「Corpus Clock」と題されたこの時計は、グラスホッパー(バッタ)脱進機という機構を使っています。
この時計はケンブリッジ大学のジョン・テイラー博士が、この脱進機を発明したジョン・ハリソンに敬意を表してこの時計を100万ポンド(約2億円)をかけ7年費やして製作したそうです。

Wikimediaより

脱進機(エスケープメント)とは、一定速度で歯車が回転するための仕組みのことで、最もオーソドックスなのはアンクル脱進機でしょうか。
現在のほどんとの腕時計や懐中時計はアンクル脱進機です。
グラスホッパー脱進機は現在はほとんど利用されていませんが、18世紀の時計職人ジョン・ハリソンが発明したものです。
この人はけっこうすごい人で、クロノメーターも発明したんだそうですよ。

左がアンクル脱進機、右がグラスホッパー脱進機の機構

時計の上には、不気味な虫のバケモノ(?)がとまっていますが、このバッタの部分がグラスホッパー脱進機になっているのです。
本来なら時計のムーブメントは文字盤に隠されて見えないものですが、あえてバッタ(グラスホッパー)として外側に出すことで、この脱進機の機構を紹介し、また、怪物が歩くことで時を刻み、時を食べていく様子を表現しています。
バッタは基本的には口を開けたまた歩いてるんですが、1分に1度、口を動かして何かを食べるようなしぐさをします。
「時間を侵食し時間を操作する獣」ということですね。
そして、1時間に1度、毎正時ごとに鎖が落ちるような音を立てます。
これは、木の棺に巻き付く鎖の音をイメージしており、人の死を表現してるのだとか。
こうしてる間にも時はどんどん過ぎていき、去った時間を取り戻すことはできない、ということを意味してるそうです。
そしてテイラー博士はこの時計の機構を「時を食べる人(Chronophage)」と題しています。

文字盤に当たる部分には多数のスリットが刻まれ、スリットの裏には青いLEDライトが配置され、このライトが時間を示すんですね。
文字盤部分の直径は約4フィート(1.2メートル)のステンレスに純金でメッキを施しています。
そしてこれが英文記事では良く分からなかったんですが、文字盤はステンレススチールの一枚板を水中で爆発成形されたってのと、この成形を行ったのがオランダの秘密軍事研究施設、ってことらしいんですが、何だそれ?
私の訳間違いかな???

下に「ようつべ」の動画を貼っておきますが、動くのを見てるだけでも飽きない時計です。
音が確かにかなり大きいのだけど、恐ろしくも美しい時計ですよ。
・・・ちなみにこの時計、電気のモーターによって巻かれるのですが、今後25年間、時計をまくは必要ないそうです。
そして、LEDを点灯するには60ワット電球と同じ電気を必要とするそうです。
意外とエコ。
ただし、クォーツ時計と違ってけっこうずれるらしく、この時計が一般公開されたとき、すでに15分近く遅れていたそうです。
いやもう、その程度の遅れ、この美しさに比べたら問題なしですよ!!!

The Corpus Clock & Chronophage(4分49秒)

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2008.09.14

Gallop!(ちょっと違)

最近、絵本で「Gallop!(ギャロップ!!洋書版)」ってのが流行ってるようですね。
要は動く絵本なんですが、こういうのって子供雑誌のふろくとかでも見たことがあります。
絵本みたいになめらかな動きはしないけど、縦縞のフィルムで2コマくらいの漫画を見られたような気がします。

あそこまで丁寧には作れないけど、へなちょこ創作意欲(涙)が沸いてきて、久しぶりにFlashを作ってみました。
ストライプをマウスでつかんでゆっくり移動させると、オランウータン?チンパンジー?・・・なんかそんな感じの動物(大汗)が動き出すよ。
あまり早く動かすとめまぐるしくなるのだ。

・・・ものすごく久しぶりにFlash作ったので、こりゃひでえ、って感じですが(汗)、そのうち気が向いたら(笑)もうちょっと丁寧に作ってみます。

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2008.01.08

ライトのキーホルダー

と言っても電気がつくキーホルダーではありません。
建築をちょっとでも分かる人には分かる記事です(笑)。

引っ越して最初にもらうのが家の鍵。
今まで使っていたキーホルダーをそのまま使うのも良いけれど、せっかくだから新しいものにしたいじゃないですか。
でもなかなか買いに行く時間が取れなくて、SUBARUでもらったキーホルダーや、MAZDAでもらったCX-7のキーホルダーなんかを使ってたんです(全部もらいもの)。
これはSUBARUのキーホルダーですが、数日でロゴが禿げちゃった・・・。

原宿表参道にMoMA Design Storeができたのを思い出して、ネットショップを見ていたら、私にピッタリ(笑)なキーホルダーを見つけました。
ダンナさまが会社の帰りに買ってきてくれました。
箱だけでもうフランク・ロイド・ライトでしょ、感動のあまりちょっと涙ぐんでみた・・・。

キーホルダーはこんな感じ。

あまり女性向けのデザインではないけど、もともと女性向けのグッズを持った試しがないんで(笑)、お似合いではありますねっ。

20世紀を代表するアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが設計した「エイヴリー・クーンレイ邸」(1912年建造)に用いた木製壁(1907年制作)のモチーフを取り入れたキーホルダーだということです。
MoMA クーンレイハウス キーリング:Frank Lloyd Wright
ぶっちゃけ、クーンレイハウスって作品は聞いたことがなかったんで(笑)、慌てて調べてみました。
ライト好きのアメリカ人が作ったサイトです(ほとんど写真ばっか)。
Avery Coonley House: Riverside, Illinois
ライトの住宅って、絶対日本建築だよね(笑)。
本人は「影響なんかこれっぽっちも受けてない」って言い張ってるけど、どうみてもこれはねえ。
まあ、いずれにしても私が最も敬愛するアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトのキーホルダー、ずっと大切に使います。

ライトについてはWikipediaが割とよくまとめてるかな。
フランク・ロイド・ライト
これは彼が設計した日本の帝国ホテル(画像wikimediaより)、そうとうゴテゴテです(笑)。

オマケ:キーホルダーは、はずすとこんな風になってます。
かなり力入れないと取れないよ。

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2007.06.27

石膏像ガシャポン

まあ、いろいろあったんですが(大汗)、なんとか復活することができました~。

あまりに久しぶりなんで、ブログへの投稿の仕方を忘れてちゃいましたが(笑)、復活第一弾として、またもや(笑)ガシャポン・ネタを。
美術系の人や、美術の授業を真面目に(笑)やってた人には懐かしいグッズたちです。

Yujin カプセル文化講座1 石膏デッサン入門

マルス
ギリシャ神話の戦争の神様。
首をかしげただけの単調な形に四苦八苦した覚えが(汗)。

ジョルジョ
ローマ皇帝に仕えた軍人であり、キリスト教の聖人。
私たちは「じょるじょるじょ」とか言ってました(笑)。
全体のプロポーションが分かりやすいせいでしょうか、割と描きやすかった石膏像。

ラボルト
パルテノン神殿に造られたヴィーナスの頭部。
デッサンを習うと、一番最初に描くであろう石膏像なので、描いたことがある人もいるんじゃないでしょうか。
石膏デッサンはラボルトに始まりラボルトに終わる、てな感じで、ものすごく難しい像。

ヘルメス
富と幸運の神様、たぶん「エルメス」の語源ですかね。
一歩間違うと、大仏の頭みたいになっちゃいます(涙)。

ブルータス
「ブルータスおまえもか」のあの人。
気をつけないと小西博之(コニタン)みたいになっちゃうんですよ~。
衣服など表面に気を取られないように。

セント・ジョセフ
キリストの養父、アリマタヤの大工ヨセフ
アトリエにあったのは知ってたけど、これは描かなかったです。
油絵科の人たちは描いてたけどね(私はデザイン科だったので)。

馬頭
セレネの馬
実物はかなりでかくて、キリンの頭くらいあります。

ミニチュア石膏像は全部で10種類。
大理石仕上げと、石膏仕上げがありますが、石膏仕上げは粉が細かいとこに詰まっちゃっててディテールが今イチっぽいですね。

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2007.05.22

機械仕掛けのカタパルト

「ようつべ」で見かけたちょっと不思議な機械です。

カタパルト(投石機)が8つついた「オクタパルト(OCTAPULT)」というこの機械。
小さな球を投げてそれを受け、また投げては受けを延々繰り返してるんですが、これがきちんと連続して動いてるのがなんとも不思議な感じなんです。
コンピューターで制御してるのではなく、綿密な計算をして作られた機械なんでしょうけど、いつまでも延々ボールを投げているとこがすごいです。
機械好きの人にはちょっとたまらないですね~。

なんとなく、日本のカラクリ人形みたい。

この機械の作者さんは、他にも似たようなカタパルトを作ってますよ。

続きを読む "機械仕掛けのカタパルト"

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