カテゴリー「建築・アート」の15件の記事

2008.01.08

ライトのキーホルダー

と言っても電気がつくキーホルダーではありません。
建築をちょっとでも分かる人には分かる記事です(笑)。

引っ越して最初にもらうのが家の鍵。
今まで使っていたキーホルダーをそのまま使うのも良いけれど、せっかくだから新しいものにしたいじゃないですか。
でもなかなか買いに行く時間が取れなくて、SUBARUでもらったキーホルダーや、MAZDAでもらったCX-7のキーホルダーなんかを使ってたんです(全部もらいもの)。
これはSUBARUのキーホルダーですが、数日でロゴが禿げちゃった・・・。

原宿表参道にMoMA Design Storeができたのを思い出して、ネットショップを見ていたら、私にピッタリ(笑)なキーホルダーを見つけました。
ダンナさまが会社の帰りに買ってきてくれました。
箱だけでもうフランク・ロイド・ライトでしょ、感動のあまりちょっと涙ぐんでみた・・・。

キーホルダーはこんな感じ。

あまり女性向けのデザインではないけど、もともと女性向けのグッズを持った試しがないんで(笑)、お似合いではありますねっ。

20世紀を代表するアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが設計した「エイヴリー・クーンレイ邸」(1912年建造)に用いた木製壁(1907年制作)のモチーフを取り入れたキーホルダーだということです。
MoMA クーンレイハウス キーリング:Frank Lloyd Wright
ぶっちゃけ、クーンレイハウスって作品は聞いたことがなかったんで(笑)、慌てて調べてみました。
ライト好きのアメリカ人が作ったサイトです(ほとんど写真ばっか)。
Avery Coonley House: Riverside, Illinois
ライトの住宅って、絶対日本建築だよね(笑)。
本人は「影響なんかこれっぽっちも受けてない」って言い張ってるけど、どうみてもこれはねえ。
まあ、いずれにしても私が最も敬愛するアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトのキーホルダー、ずっと大切に使います。

ライトについてはWikipediaが割とよくまとめてるかな。
フランク・ロイド・ライト
これは彼が設計した日本の帝国ホテル(画像wikimediaより)、そうとうゴテゴテです(笑)。

オマケ:キーホルダーは、はずすとこんな風になってます。
かなり力入れないと取れないよ。

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2007.06.27

石膏像ガシャポン

まあ、いろいろあったんですが(大汗)、なんとか復活することができました~。

あまりに久しぶりなんで、ブログへの投稿の仕方を忘れてちゃいましたが(笑)、復活第一弾として、またもや(笑)ガシャポン・ネタを。
美術系の人や、美術の授業を真面目に(笑)やってた人には懐かしいグッズたちです。

Yujin カプセル文化講座1 石膏デッサン入門

マルス
ギリシャ神話の戦争の神様。
首をかしげただけの単調な形に四苦八苦した覚えが(汗)。

ジョルジョ
ローマ皇帝に仕えた軍人であり、キリスト教の聖人。
私たちは「じょるじょるじょ」とか言ってました(笑)。
全体のプロポーションが分かりやすいせいでしょうか、割と描きやすかった石膏像。

ラボルト
パルテノン神殿に造られたヴィーナスの頭部。
デッサンを習うと、一番最初に描くであろう石膏像なので、描いたことがある人もいるんじゃないでしょうか。
石膏デッサンはラボルトに始まりラボルトに終わる、てな感じで、ものすごく難しい像。

ヘルメス
富と幸運の神様、たぶん「エルメス」の語源ですかね。
一歩間違うと、大仏の頭みたいになっちゃいます(涙)。

ブルータス
「ブルータスおまえもか」のあの人。
気をつけないと小西博之(コニタン)みたいになっちゃうんですよ~。
衣服など表面に気を取られないように。

セント・ジョセフ
キリストの養父、アリマタヤの大工ヨセフ
アトリエにあったのは知ってたけど、これは描かなかったです。
油絵科の人たちは描いてたけどね(私はデザイン科だったので)。

馬頭
セレネの馬
実物はかなりでかくて、キリンの頭くらいあります。

ミニチュア石膏像は全部で10種類。
大理石仕上げと、石膏仕上げがありますが、石膏仕上げは粉が細かいとこに詰まっちゃっててディテールが今イチっぽいですね。

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2007.05.22

機械仕掛けのカタパルト

「ようつべ」で見かけたちょっと不思議な機械です。

カタパルト(投石機)が8つついた「オクタパルト(OCTAPULT)」というこの機械。
小さな球を投げてそれを受け、また投げては受けを延々繰り返してるんですが、これがきちんと連続して動いてるのがなんとも不思議な感じなんです。
コンピューターで制御してるのではなく、綿密な計算をして作られた機械なんでしょうけど、いつまでも延々ボールを投げているとこがすごいです。
機械好きの人にはちょっとたまらないですね~。

なんとなく、日本のカラクリ人形みたい。

この機械の作者さんは、他にも似たようなカタパルトを作ってますよ。

続きを読む "機械仕掛けのカタパルト"

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2006.12.13

エリマキトカゲとターバン野口

YouTubeの「なるほど」な使い方、折り紙の折り方ってけっこうあるんですね~。
イラストでの説明より分かりやすいかも。
けっこう折り紙は好きな私・・・。
てな訳で、作ってみました。
「origami」とか「折り紙」で検索するといろいろ出てくるよ。


How to make Frill-necked Lizard in ORIGAMI.
エリマキトカゲの折り方1(6分7秒)
http://www.youtube.com/watch?v=WUyP5T3u6rA

エリマキトカゲの折り方2(8分57秒)
http://www.youtube.com/watch?v=woL5YOx7pEQ


小唄調のBGMがまったりです。
足のカッコウがかわいいですねっ。
YouTubeは10分以上の動画はアップできないので、前編後編に分かれています。
かなりゆっくり折ってくれてるんですが、後半ちょっぴり追いつけなくなります(笑)。


で、もう一作。

檬花さんとこのキノミキノママでもやってた「ターバン野口」
http://www.youtube.com/watch?v=gj9rIZaBvrk

なんだこれー(笑)、最近これ、流行ってるの?
後半、良く見えなかったんで、適当にごまかしちゃったよ(汗)。
紙幣は面積の半分以上を撮影したりコピーすると罪になるので、記事にするときはちょっとだけ気をつけてねっ。

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2006.10.23

ムラタセイサク君

様々な精密機器類を製作している村田製作所が開発したムラタセイサク君
テレビCMでチャリンコに乗ってる姿がキュートですよね。
ムラタ君、補助輪なしでちゃんと自分で運転してるんだそうですよ。

姿勢・走行制御のジャイロ、画像認識技術や障害物検知の超音波センサーなどを搭載、携帯電話によるリモコン操作もできるんだそうです。

ムラタ君のプロフィールは以下のとおり。

名前ムラタセイサク君
身長50センチ
体重5キロ
出身京都府長岡京市(兄弟あり)
生年月日2005年9月29日(てんびん座)
趣味サイクリング
世界一周
座右の銘七転び八起き
お値段クルマが1台買えるくらい
発売日PR用途のため販売予定なし

ムラタ君、チャリで世界一周かあ、大変そうだあ。

セイサク君のペーパークラフトの図面がPDFで公開されています。

ムラタセイサク君ペーパークラフト

秋の夜長にひとつ作ってみてはいかがでしょう?
って、人には勧めて自分が作らないってのはブロガーとして失格だろうと思ったので(笑)、私も作ってみたよ。

・・・A4で7枚程度なので「簡単にできるだろう」とナメてかかってたらエライ目に遭いました(汗)。
正直こりゃ大変だわ、パーツの数はそれほど多くないんだけど、けっこう細かい作業が必要なんですよね~。
私はこういうのってそんなに苦手な方じゃないんだけど、製作時間トータルで12時間くらいかかったよ・・・。


高さは17センチくらい。
作ってみよう、って人は、ちょっと(笑)気合い入れた方が良いかもね~。

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2006.09.11

ミノル・ヤマサキ

Minoru Yamasaki、アメリカの建築家。1912年12月1日~1986年2月7日。
日系移民2世としてシアトルに生まれ、苦学してワシントン大学、ニューヨーク大学大学院で建築を学びます。

卒業後はシュリブ、ラム&ハーモン事務所(エンパイアステートビル等の設計)や、ハリソン、フォールオウクス&アブラモヴィッツ事務所(ロックフェラーセンター等の設計)、レイモンド・ローウィ事務所など、ニューヨークの有名事務所で腕を磨きます。
第二次大戦中、日系人への迫害が激しくなっても、建築家としての能力が認められていた彼は、収容所に強制収容されることもなく、戦争中も多くの設計をこなしました。

1959年、ヤマサキ&アソシエイツを開設、4度にわたってアメリカ建築家協会(AIA)の一等栄誉賞を受賞するなど日系人の建築家としては非常に希有な存在となりました。

彼の設計の特徴は、モダニズムの禁欲的なデザインを踏襲しつつ、その後のポスト・モダンにも通じるような、外観の美しさに最大の力点を置いた所です。

一見、無愛想に見える建物でも、柱の部分を植物のように流麗な曲線にしてみたり、ヨーロッパの伝統様式を取り入れてるなど、よくよく見ると細かいところに彼なりのこだわりを見てとることができます。

主な作品としては、ランバード・セントルイス国際空港メインターミナル、在神戸米国総領事館(日本建築学会賞作品賞)、ラディソン都ホテル東京などがあります。


ランバード・セントルイス国際空港メインターミナル

しかし彼も全ての作品が成功ばかりだったかというとそうでもなく、1951年に計画されたセントルイスのプルーイット・アイゴーなどは今でも「アメリカの住宅計画史上最大の失敗」と非難されています。
セントルイスの貧困地区に立てられた高層住宅群「プルーイット・アイゴー」は、計画の不備に加えて極端な予算縮小によって町全体がスラム化に陥り、完成後20年も経たないうちに爆破解体されています。


完成当初のプルーイット・アイゴー

解体されるプルーイット・アイゴー

そういった失敗はあったとしても、やはり彼の代表作となるニューヨークの世界貿易センターの設計をまかされたことは、いかに彼の腕が高く評価されていたかを十分に証明するものでしょう。
もちろん、このツインタワーも完成当初は各方面から存分にこきおろされたものです。
私の手元にある建築書でも「ばかでかいのっぺらぼう」と酷評されていました。

1973年に建設されたこのビルは、110階建てで高さ411m。
この四角い建築物は、確かに周囲の表情豊かな建物とは一線を画しており、無骨で無愛想とも言える形態をしています。
しかし、ビルの間近に寄って細部を見てみれば、そこにはゴシック建築を思わせる柱のデザインなど、随所にミノル・ヤマサキ独自のこだわりを見ることができます。
ただ、このヒューマンスケールを無視した大きさの前にはディテールまで目が届かず、「巨大な豆腐のような」印象を与えてしまうのでしょう。

とはいえ、この建物がモダニズム建築の代表作となり、また資本主義の象徴となり、ニューヨーカーの誇りのひとつとなっていたことも事実です。

明日9月11日はアメリカ同時多発テロから丸5年になります。
あなたは、その時、どこでこのニュースを知りましたか?


建設中のWTC

追記:
世界貿易センタービル跡地に建設する新しいビルの計画が進んでいます。
ビルの名は「フリーダム・タワー」、2010年代完成の予定だそうです。
Freedom Tower
--Wikipedia英語版より--

この記事の画像、いずれもウィキメディア・コモンズ

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2006.06.12

鳥の巣とアリアンツ・アレーナ

建築好きのみなさんこんにちは。
今日はワールドカップの話をします。
と言っても私はサッカーのことはまるで分からないので、スタジアムの話です(笑)。

今、全世界の人が注目しているのがここですね。
アリアンツ・アレーナ
FCバイエルンの新ホームスタジアムで、ドイツ・ワールドカップの開会式会場ともなったミュンヘンの巨大スタジアムです。


いずれもWikipediaより

このスタジアムを設計したのはスイスのヘルツォーク&ド・ムーロン(herzog and de meuron)という建築家ユニットです。
ジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンというこの2人、今や世界で最も脂がのってる建築家じゃないでしょうか。
彼らが得意とするのは、斬新な素材の多用と、そして他に類を見ない斬新なデザインでしょう。
このユニット、作品を作れば作るほど、加速度的に不思議度が増していってるように思います。

もちろん日本でも彼らの作品を見ることができます。
プラダ ブティック青山はパッと見ただけでも、ものすごいインパクトがあります。

そして、2008年に開催される北京オリンピックのメインスタジアム「国家体育場」が、やっぱりこの人たちの作品なんですねえ。
いや、これは偶然なんかじゃなくて、それだけヘルツォーク&ド・ムーロンの勢いが絶好調だという証拠なんでしょう。

スタジアムはコンペ(設計競技)によって選出したのですが、その作品集がこちら。
国家体育场(2008奥运主体育场)建筑概念设计方案竞赛应征方案展示
受賞作品はこちらだそうです(なぜか小沢一郎さんのサイト)。

部材が複雑に絡み合って互いを支え合う構造になっていて、この外観から愛称を「鳥の巣」と名付けられています。
残念ながらパブリック・ドメイン画像が見つからなかったので、ここで紹介することはできませんが、これもまた強烈なインパクトのあるスタジアムですよ。
屋根には半透明の材料を使用しているため、スタジアム全体が柔らかな光に包まれ、プレイヤーも観戦者も強い太陽光に視線を遮られることがなくなるそうです。
ワールドカップって、どの試合を見ても天気が良すぎるせいか、日差しがやたら強くてプレイしにくそうだもんね、これがなくなるだけでだいぶ見やすくなるんでしょうね~。

・・・しかしこの体育場、大幅な予算削減のために、当初のデザインからはかなりかけ離れたものになるようですね。
本来は開閉式の屋根がつくハズだったんですが、これがなくなり鳥の巣の枝になるべき鋼材の数もだいぶ減るようです。
全体の雰囲気を損なわない程度の変更になる、そうですが・・・。
つい最近の建設中の写真もありました。
お?なかなか雰囲気保ってないかい???

で、私がいつも不思議に思うのは、こういう先進的なデザインをする人の建物って、当初の計画通りに建ったためしがないのはなぜなんでしょうか?
後から予算削減、なら仕方ないけど、「やっぱ構造的に無理でした」とかって、設計者のプライドとしてどうなの?

それと、新進気鋭と言われる建築家が設計した建物って、町の雰囲気ぶち壊してるのがとても多いように思うんだけど、これって誰も何も思わないの?
いやあのルーブルのガラス・ミラミッドとかポンピドゥ・センターとかって明らかにあの場所にあるのは変でしょ(あ、言っちゃったよ)。
教えてプロの人。

しっかしこう見ていくと、日本の代々木体育館(国立屋内総合競技場)って40年以上経ってるのに、やっぱすごいですね。
アリアンツ・アレーナのボンレスハムみたいなドームよりずっと洗練されてると思うよ。

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2005.11.03

三鷹天命反転住宅

建築好きのみなさ~~ん、見てきましたよ、天命反転住宅!!!

以前ここでも紹介した天命反転住宅、この時はまだ建設中でしたが、kamaneさんの「文化ってコワイ 纏足とコルセット」で、完成したよって情報を得たので、さっそく見にいってきました。

そう、これ住宅なんですよ。
3月にたまたまオブジェっぽい物体を見つけて、住所とフェンスに書いてあった竹中工務店の文字をたよりに調べたところ、荒川修作という現代芸術家がデザインした家だったと分かったのです。
この家のコンセプトについてはkamaneさんの「荒川修作 安心できない家「 天命反転住宅 」に詳しいですが、要は「わざと住みにくい住宅を造ることによって身体感覚が研ぎすまされる」ことを意図してるとかしてないとか(笑)。

これが建設途中の家

そして
さっきモブログ投稿したのが家の開口部です。
ちょっとさあ、かわいくない??これ~~~。
天命反転住宅

天命反転住宅

高崎正治の「第二大地の建築」(SHINOblog)もいかしてた(笑)けど、この天命反転住宅は、おそらく職業として建築家をやってる人にはできない荒技でしょう。

完成予想図だけ見たときは、「アホか」と思ってしまったけど(笑)、実物を見たら意外にもとてもかわいらしかったです。
テーマパークか何かのアトラクションみたいでしょ。
もちろん、住みたいとは全く思いませんが(笑)。

そうそう、私がデジカメやら携帯やらで撮影しまくってたら、そばを歩いてた人が「何事か」とワラワラ寄ってきました(笑)。
女の子たちはみんな「ちょーかわいーーっ」って叫び、年配のご夫婦はオブジェでも鑑賞するように家の周りを偵察してましたよ、確かにこれは目を引きますよね~。

実は道路を挟んだ向かい側は住宅展示場があります。
セキスイとかミサワの家のクソ真面目っぷりをせせら笑うかのように、天命反転住宅は挑発的なスタイルを見せつけているようです。

建設中の写真を見ていただければ分かるように、かなりの耐震性もあるかと思います(笑)。
まだ入居者はいなかったけど、これ、けっこう競争率激しいんじゃないかなあ。
東京に住みたいと思ってる方、この家どう?(笑)

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天命反転住宅

続きはCMの後で(笑)
p505is0020709496.jpg

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2005.04.18

新首相公邸

首相官邸と首相公邸ってどう違うの???
先日、新首相公邸のお披露目が行われて、私もテレビで見たんですが、「あれ??」と思ったんです。
だって、首相官邸って、ちょっと前にモダンな建物ができて、館内にしつらえた竹藪が枯れたとか枯れないとか、雨漏りがしたとかしないとか(笑)、そんな話を聞いていたのですが・・・。
今回公開された公邸は、以前の旧官邸を改修したものを移築したらしく、見た目にはほとんど変りがありません。

旧官邸は、私も一度だけ内部見学させてもらったことがあるのですが、ライト命(笑)の私はもう涙とヨダレが出るのをガマンするのが精一杯でした(汚いなあ)。
旧首相官邸は昭和4年(1929年)、東京の帝国ホテルや淀鋼迎賓館などを設計したフランク・ロイド・ライドの手法を模して作られました。
建物の性格上一般に公開されないのがとても残念なほど瀟洒な美しい建物で、内部も非常に凝った意匠が施されています。

しかし、見た目の美しさに反して、住み心地はおっそろしく悪かったようです。
旧官邸ができてからの歴代首相は42人もいるのに、実際にここで住んだのはわずか18人。
使い勝手が悪かったり、ゴキブリが大量発生したり、あるいは軍服を着た幽霊がたくさんいる、なんて話もあって、羽田首相婦人などはお祓いをしてもらったことがあるそうです。

それが、鉄とコンクリートで作り直されるというので、少なからずショックを受けてはいたのですが、いかんせん、日本で一番偉い人が住む家ですから、ボロのうえに幽霊も出て(汗)安全面にも問題が出たとなれば、いたしかたのないことと諦めていたのです。


(改装される前の旧官邸、新官邸の工事は既に始まっていました)


(廊下のあちこちにある照明と、スクラッチタイルがフランク・ロイド・ライド臭ぷんぷん)


(入口前の警備用の事務所がめちゃくちゃ気に入りました)

旧官邸の美しさや、「二・二六事件」を始め、様々な政治ドラマの舞台となった歴史性を尊重して、建築構造や警備システムは強化したものの、当時の面影をかなり忠実に再現したということです。
どうも雰囲気的には、官邸は首相がお仕事をする場所、公邸は首相が住む場所、という感じなのかな?

ところで、京都には純日本スタイルの迎賓館ができたそうですね。
これで赤坂迎賓館と併せて和洋どちらでの対応も可能ということですね。
京都営繕事務所(京都迎賓館の情報を見られます)

フランスのシラク大統領が来日したとき、東京・根津美術館の茶室で黒楽の茶碗を手にし、「今日の喜びは生涯のもの」と評したそうです。
赤坂迎賓館もとても立派ですが、やっぱり日本ならではの「もてなし」もしたいですよね。

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2005.03.27

天命反転住宅

建築好きのみなさん(笑)こんにちは。
東京都三鷹市の東八道路を走っていて、ものすごく奇妙な物体を見かけました。
巨大な土管や仮設っぽい橋桁が一見無造作に積み上げられていて、建設資材置き場かと思うけど、よく見るとそれぞれの土管たちは、しっかりと固定されていて、中には球体と組み合わされたオブジェのような形をしているものもあります。
よくよくみると、けっこうオシャレ?

まだ工事中の建物のフェンスには「竹中工務店」の文字が見えます。
ゼネコン建設会社のくせに(笑)いつも面白い建築を世に輩出していく不思議な会社竹中・・・。
これはまた何かとんでもないことを考えているに違いありません、どこまで行くんだ竹中くん。

自宅に帰ってさっそく調べてみたところ、この土管の塊は近い将来とんでもない建物になることが判明。
さすが竹中、私の勘はまだ鈍っていませんでした(笑)。

建物の名前からしてイッちゃってるよ~。
天命反転住宅
なんだと思いますこれ?集合住宅だってよ、こんなのに住みたいか?住みたいのんか?

完成予想図はこんなの!

どうなのこれ???
このカラーリングはアリなのか??

「天命反転」とは、
「風景や環境、ひいては町や住宅を遺伝子のように構成し形作ることにより、人間の宿命(病や死など)を自ら変えていく」
という意味だそうです。
わけ分からん(爆)。

荒川修作はこの住宅の前に養老天命反転地というテーマパークを岐阜県に作り、新潮社第28回日本芸術大賞を受賞しています。

私にはなんともコメントのしようもない住宅ではあるのですが(笑)、さて、みなさんはこの家、どう見る???

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2004.12.29

東京駅

日本国内の多くの鉄道の起点となっている東京駅。
赤レンガの重厚な建物が印象的ですね。
この駅舎は大正3年、近代建築を代表する辰野金吾の設計で立てられたネオルネッサンス様式の建物です。
「たつきん」さん、かねてから「建築家となったからには日銀東京駅と国会議事堂(公式サイトがない?!)を建てたい」と言っていたそうですが、そのうち2つも実行しちゃいました(国会はやらなかったのね)。

しかし、現在の建物は第二次大戦によって破壊された後、中途半端に修復したものなのです。
関東大震災ではビクともしなかった建物も、度重なる爆撃には耐えられなかったのですね。

現在は左右のドームは安っぽい直線でできていますが、本来のドームは美しい曲線を描き、建物も今より1層多い3階建てでした。

建設当時は、北側ドームが降車専用、南側が乗車専用とされ、中央口は皇室専用となっていました。
皇室専用駅と庶民用駅を1つの建物にまとめたために、こんなことになってしまったそうです。
中央口は今でも皇室専用の出入り口で、普段は閉鎖されてますね。

90年近く経ってさすがに老朽化が目立ってきたうえ、何より日本の表玄関としてはかなり使い勝手が悪くなってきたので、一時期は取り壊してこぎれいな現代風高層ビルに建て替える計画も立ちました。

そんな中、多くの建築家や歴史家、あるいは民間の保存運動よって、かろうじて命を長らえてきたのですが、そうは言っても修復する資金なんて、このご時世にそうそう捻出できるものではありません。

そこで苦肉の策として編み出されたのが「空中権の販売」
建物には容積率というものがあって、ぶっちゃけて言うなら、「この土地なら何階建てまで建てていいですよ」という法律があるんです。
たとえば、100mの建物が建てられる土地の場合、30mの高さに抑えれば、70m分が余りますよね。
それを近所のビルに売れば、あの辺りの地価から考えればかなりの資金を得られる訳です。
これはどの土地でもできるワザではなく、ちゃんと「特例容積率適用区域」が指定されてるからできるのであって、ご自宅を平屋にしても、お隣さんに売ることはできませんのであしからず(笑)。

さて、金はできたっ!
来年から修復工事が始まります。
竣工は2011年を予定しているそうですが、ここまで大規模な修復だと多少(?)ズレ込むのことが多いので、少し割り引いて待ちましょう(笑)。

東京駅及び周辺の整備計画について(JR東日本旅客鉄道株式会社)


竣工当時の東京駅
旧丸の内駅舎創建時・写真(PDF)
旧丸の内駅保存・復元の概要(立面図・断面図)(PDF)
へ~、けっこう忠実に復元するんじゃん。

プチ情報:大正3年に建てられた東京駅の総工費は300万円。
安っ!と思われるでしょうが、最初は40万の予定だったそうです。
あり得ないほど予算オーバーです(笑)。

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2004.11.12

エスコルテ青山

新しい建物や施設に行くと、建築・デザイン業界っぽい人が、「ほぉ~」「ふ~む」とかつぶやきながら壁とか床とかベタベタ触りまくってるのを見かけます。
そんな不審者(笑)をたくさん見かけたら、その施設には誰かしら有名建築家orデザイナーが関与している可能性大。
スタッフも心得ているんでしょう、こういう無礼もある程度までならスルーしてくれるので、私も遠慮なく徘徊することができます(笑)。

先日は、北青山に新スポットができたと聞いて、さっそく徘徊してきました。
「escorter AOYAMA(エスコルテ青山)」というこのスポットは、NTT青山ビルの1Fにあって、インテリアショップと、ネットができるカフェのある、かなりこじゃれた空間です。

インテリアショップと言ってもマルイのイン・ザ・ルームとか、大塚家具を想像してはいけません(笑)。

ファニチャーデザインに興味のある方なら、ヨダレ垂らしまくり(汚)のスペースです。
外観の構築物の設計は隈研吾。
東京世田谷の「M2」なんかを設計した人です。

これはM2ね。
この人も若いモンに負けず、相変わらずがんばってますねえ。
透明感のあるFRPと木の組み合わせのスノコ、じゃなかった、床から光りが漏れて、夜はちょっとステキな感じです。
内装デザインは吉岡徳仁、すいません、この方、存じ上げません・・・。
光ファイバーを使ったデザインが得意のようですね。
全般的に、ここは光をモチーフにしてるみたいです。
このデザイナーズ家具ばかりを売っている「hhstyle.com」
原宿本店は妹島和世の設計だし、来年の春には安藤忠雄設計のアネックスができるらしい。
名前だけ見ると、バブル時代を思い出させる豪勢さです。

そして一歩店内に入れば、どれもこれもどれもこれも、デザインの教科書(?)で見たことある椅子やファニチャーばっかし!!!
この店舗は椅子がメインテーマみたいですね。

特に20世紀以降の代表的な椅子のミニチュアがショウケースに並んでるのを見ると、夜中に忍び込みたくなります。
でも、同じこと考えちゃう人いるんだろうな(いるか?)、ガラスの扉には鍵がいっぱいついてましたよ(汗)。
このミニチュア椅子も買うことができますが、ミニチュアのくせに、値段はうちにある椅子より高いです(涙)。

でもライトの椅子とか、座れなくていいから超ほしい~~~。


パラパラと眺めてるだけでも楽しそうなデザイン関係の書籍もおいています。
思わず椅子の本買っちゃいました。
そうそう、マイクロソフトから出たフィリップ・スタルクのマウスも売ってました。

けっこう使いやすそうだし、3800円だったのでお買い得かも。

でもねえ、結局、スタルクやイームズの椅子よりも、マルイで売ってる椅子の方が面倒なかったりするんですよね(笑)。

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2004.08.20

DOCOMOMO

携帯電話の会社名の字余り、ではありません。
正式名称は
「The Documentation and Conservation of buildings, sites and neighborhoods of the Modern Movement」
長っ!!!
直訳すると「モダンムーブメント(近代運動)に関する、建物・敷地・環境形成の記録調査及び保存」と言った意味になります。
ぶっちゃけた話、近代建築を保存しましょう、って話ですね。
「世界遺産」の近代建築版みたいなもんでしょうか。
1989年にオランダで設立され、モダニズム建築の意義をみなおし、啓蒙・保存などを主な活動内容としているそうです。

で、近代建築って何??どんな建築?

ヨーロッパを旅行すれば、各地で古い建物を見ることができます。
あるいはゴシック建築だったり、ロマネスク、ルネッサンス様式など、ある一定のスタイルがある建物たちです。
もちろん我が日本にも寺社仏閣や茶室など、美しい建築がたくさんありますね。

20世紀に入ると、産業革命により様々な工業製品の量産が可能になりました。
ガラスやコンクリート、鉄などの強固な素材が生み出され、何より科学・工業技術の進歩によって複雑な構造を採用することが可能になったのです。
それによって、以前のように様式にこだわらずに、自由な発想で建物をデザインできるようになったのが近代建築の特徴でしょう。

おおまかに言えば、
1.産業革命以降にできた建物
2.工業化された材料を使って科学技術に基づいた構造技術を採用していること
3.機能性や合理性を重視した設計がされていること
4.年代で言えば1920~60年代に作られたもの
といった感じでしょうか。

日本はもとより世界各国に林立する高層ビルも家も近代建築の産物であり、ニューヨークのワールドトレードセンターなどは、まさにマスターピースとも言える近代建築の象徴でもあったわけですね。

現在、経済的理由や、都市計画の都合などで、モダニズム建築もどんどん取り壊されているのが実情です。
そういった、モダニズム(近代)とは言え既に歴史的建築物となりつつある建物たちを保存していこう、というのがDOCOMOMOの活動内容なのだそうです。

あー、ここからゴーマニズム行きます(笑)。

私はモダニズム建築は好きではありません。
ポストモダンのようなキッチュなデザインや、フランク・ロイド・ライトのようなコテコテの建築が好きなんだから、そりゃあ相容れないのは当然ですな。
ル・コルビジェやミース・ファン・デル・ローエなんかはどちらかと言うと大嫌いな(笑)建築家でもあります(うっわー言っちゃたよ、反論は受けとめられません)。
四角くて色気のない建物なんてつまんないじゃん。
しかしながら彼らの生み出した建築には、無駄な装飾や贅肉を徹底的にそぎ落とした合理性や機能美があるのも事実です。
日本にも前川國男や丹下健三など、優れたモダニズム建築を生み出した建築家が大勢います。

が、私は「モダニズムこそ、破壊と建設の象徴」と考えているので、時が来れば壊され、そこにまた新しい物が建っていくのもモダニズムとしての宿命なのでは?とも思うのです。
機能性だけを求めて作られたものが、機能を失ったとき、その物の存在価値はあるのでしょうか?

科学技術はこれからもどんどん発展していきます。
その土地の風土や歴史をほとんど無視して世界中を支配してきたモダニズム建築は、これからもどんどん増えていくことでしょう。
モダニズム建築を歴史的遺産に指定して懐かしがるには、まだまだ渦中にいる私たちに、どれだけのことができるのか、今後のDOCOMOMOの活動に興味がわきました。

DOCOMOMO INTERNATIONAL
DOCOMOMO JAPAN
DOCOMOMO US
その他各国にDOCOMOMOサイトがあるようです。

CASA BRUTUS「世界に自慢したい!ニッポンのモダニズム建築100。」

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2004.04.27

第二大地の建築(壊)

私の実家から車で10分ほどのところに、ナイスな建築がありました。

高崎正治設計の「第二大地の建築」という建物で、建設会社かなんかの社宅になっていて(住宅だよこれ!どうよ!)、数年前には「アフリカの夜」というドラマの舞台にもなりました。

なぜ「第二の大地」か、と言うと、第一の大地は地球の大地、そしてこの建築が第二、なんだそうです(意味不明、じゃなかったなるほどね)。
写真で建物の上に立っている巨大な茶色いアンテナみたいのは、植物の芽や花だそうです。
第二の大地から新たな命が芽吹いている、てなコンセプトでしょうか。
・・・・・・宇宙人と交信するためのものかと思ってた(思ってませんすいませんっ)。
なんとなく、「なんちゃってガウディ」と言えなくもないですが、高崎正治氏がガウディを意識していたかどうかは不明です(でもコンセプトは近いものがあるよね)。

あんまりバカっぽい、じゃなかった、ステキな建物だったので以前写真を撮ったのですが。
先日、そこを通ったらシートで覆ってあったので、改装でもしてるのかなと思ったら、なんと壊してました~~~~っ(涙)。
高崎正治さんという建築家の設計する建物は、いつもこんな感じで、なんというか、ずっと前に原宿に建てたビルなんかはできてたった2年で取り壊された(経済的理由とされています)のですが、第二大地の建築は1994年にできてから10年保ったから長持ちした方なのかもしれません。
社宅の持ち主側の経済的理由なのか、建物そのものの持久力的問題なのかは分かりませんが(あるいはやっぱり使い勝手悪かった、とか)、けっこうあのあたりでは有名なバカ建築、じゃなかったステキ建築だったので、とっても残念に思っています。

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